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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第11章
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ホンモノ

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

なんとなく、これ以上は他の騎士達に話を聞かせてはいけないような気がして

さり気なく戦闘訓練の準備に移る。


訓練は試合形式で進めることになり、次の相手が審判を務める。

ルールはシンプル。

降参する、武器を落とす、膝を着くか倒れる、のいずれかで負けが決まる。


ここではもう何も隠す必要は無いので、十分に動けるよう

仮面と外套を外し準備を整えた。


「最初の相手はコリンでいいの?」

「えぇ、大丈夫です。まずは僕との戦いを見てもらって、各々が対戦する時の基準と参考にしてもらえればいいな。と」


人の生け垣の中心で向かい合い

私は剣を、コリンはかなり低く体術の構えを取った。


だが、この時私はまだ自分のミスに気づいていなかった。

コリンが(まと)う危険な空気と、その本性に気を取られ、彼が

「本気を出す」「スピードと手数に自信がある」

と自負していた事を失念し、両手持ちで剣を1本構えただけだった。


頃合いを見計らい審判が声を上げる。


「始め!」


その声と同時にコリンが視界から消える。

この辺は以前のジャイルで経験済み。

あの時と違うのは身体強化なしでこのスピードを出せるということ。


ギイィィィン!!


右側から金属の拳が飛んできた。

右側から来たのは少し意外だった。

私が右利きなのは見て分かるだろうから左から来ると思ったのだが。


難なく受け止め弾き返す。

一度距離を取った形になった。

その時に見た彼の愉悦に満ちた表情に薄ら寒いものを感じた。


コリンはすぐに体制を立て直し向かってきた。

その直後にようやく私は自分のミスに気がついた。


手数が多すぎる。

想像以上の手数の多さに完全に防戦一方になった。

くっそ。二刀流にしとけばよかった。


しかもコリンは試合が始まってから執拗にある一点ばかり狙ってくる。

私の右脇腹にレバーブローを叩き込もうをしてくるのだ。

言わずもがな人間の急所の1つである。

所謂(いわゆる)「三年殺し」を素で狙ってくる。


この男マジでやばい。

何とか隙を作り剣を替えたい一心で話しかけてみた。


「スゴイね。自分で言うだけあって、スピードと手数は圧巻、狙いも的確だし、さすが副団長」

「フフッ。お褒めに預かり光栄ですね。しかし戦闘中におしゃべりとは感心しませんね。…あぁ、まだまだ余裕だと、そう仰りたいのかな?」

「まさか!見て分かるでしょ?いっぱいいっぱいだよ。おしゃべりの理由は2つ、1つは何とか隙を作れないかなーっていう浅はかな算段」

「もう1つは?」

「コリンがその武器を使ってる本当の理由をがどうしても気になって」

「?先程説明しましたし、ご自分でも仰ってたじゃないですか?スピードと手数にが…」

「それだけじゃないよね?・・・自分が楽しむため。じゃないの?」


コリンの言葉を遮って私の考えを言うと

それまで薄っすらと浮かんでいた笑みがスッと消えた。


前世で若い頃少々やんちゃをしていた時分

ほとんどはイキってるだけのイタい奴らだったのだが

ごく稀にいたのだ。

こういう()()()()が。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は2日、土曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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