訓練場にて
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
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ここから新章開始です(^o^)
コリンが拡声器で呼び掛けると、それまで響いていた怒号や金属音が
ピタリと鳴り止み、一瞬にして無音状態が出来上がった。
「わぁ・・・さすがだね」
「戦場において、伝令を聴き逃がせば自らの命はおろか、自軍の壊滅を招くことに繋がることもありますからね。皆、戦闘訓練に集中していても、耳だけは仲間の声を拾えるように訓練してあるんです」
なんて器用な!
私が感心している間に、いつの間にか整列していた。
なんというか、やっぱり隙がない。
騎士達が整列した前には台があり、ダレルに促され登壇した。
まるで、校庭の朝礼台に立っている気分だ。
まずダレルが話をする。
「今回、陛下からもお達しがあった通り、こちらの方々が、今後この城に出入りされることとなる。こちらから、創造神ヴェール様、破壊神ヴィータ様、契約者のカオリ・ナカノ様、そして鬼のタツ殿だ。今日はご挨拶と、特別にカオリ様とタツ殿が手合わせをして下さる予定だ。希望者は後ほど名乗り出るように」
ダレルが話し終わると、通信球をこちらに差し出した。
私達は目配せし合い「誰が最初に挨拶するのか」と軽く押し付け合い
結果、私になる。しゃーない、一丁やったるでぇ。
「えー、皆さん初めまして。只今ご紹介に預かりました、当代の契約者カオリ・ナカノと申します。どうか、以後お見知り置きを。今日はお手合わせ頂けるということで、神であるヴィータでさえ『人類最強クラス』と言わしめる皆様です。非常に楽しみにしております。どうかお手柔らかに、よろしくお願いします」
私が挨拶を終えるのを見計らい、ヴィータが顔を近付けてきた。
何か言いたいことがあるみたいだけど、不精しないで自分で通信球持ちなさいよ。
「よーし、お前ら、今日は気分がいいから特別サービスだ。俺も相手になってやる。どっからでもかかって来い!」
そう豪語してニヤリと笑った。悪そうな顔だ・・・。
皆予想外だったらしく、どよめきと共に目つきが変わった。
やる気満々。神様と手合わせできる機会なんてそうそうないもんね。
次にタツに通信球を渡して挨拶を促す。
タツは少し緊張した面持ちで受け取ると、正面に向き直り話し出した。
「鬼のタツと申す。以後、よろしく頼む。今までの経緯から、俺に対して良い印象を持てない者達がいることは理解している。許されるとは思っていないが、もし少しでも受け入れてもらえるならば、俺とも是非手合わせを願いたい。俺の存在が、皆の向上に役立てるなら本望だ」
字面だけ見れば若干上からに思われるが、その態度に驕りなどなく
ここでもタツは平身低頭だった。
やっぱり胸が痛む。真面目すぎやしないかい?
少し重くなった空気を払拭しようと、わざと明るく横槍を入れた。
「皆知ってると思うけど、鬼は強いからね!タツだって例外じゃないよ!何と言ってもパワーがすごくて、一撃が重いの!パワータイプに挑みたい方は是非!」
なんだか紹介がポッケのモンスターみたいになってしまったが伝わったのでOK。
すると前列にいた騎士の1人から質問が飛んできた。
「あの!そちらにいらっしゃるお二人は従者の方達でしょうか?」
そちらにいらっしゃるDGを指しているので肯定すると
どうやら、彼女たちとも手合わせをしたいということだった。
ドラゴンと戦える機会など滅多にないから、この機会に是非!とのことらしい。
まぁ、気持ちは分かるのだが、彼女たちを見やれば何とも言えない表情。
うん、そうだよね。
君達はどっちかって言ったら、後方支援型だもんね。
「あのぅ…私達よりも、フェン君達の方がいいと思いますぅ」
・・・あ、そういえば、念話繋ぎっぱなしだったわ。
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次回更新は25日、土曜日を予定しております。
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