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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第10章
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大盛りの満腹感

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

それからヴェールとヴィータは、魔核とは何か、自分達がどういう存在なのか

そして、それを知る者とその理由、と一通り話し終えると1つ間を置いた。


情報量が多くて、みんな聞きたいことがありそうだったけど

話の腰を折るまいと黙っているようだった。


「で、ここからが本題なワケだが」


そう言って、先程2人が魔核としたやり取りの内容を話しだした。


確かに、拠点を出てから玉座の間に辿り着くまでの間

なんかおしゃべりしてるなーと、なんとな~く感じてはいた。

てっきり、暇を持て余した神々が遊んでいるものだとばかり…。

本体とそんな大事な話をしてるとは思わなかった!


大体の話を聞き終えると、私も含め一同唖然。

嘘でしょ…そんなことしてまで召喚を成功させたかったの?

その執念にゾッとする。


しかも、魔核の話からも分かるように、最初こそ偶然だったものの

その後は鬼を意図的に召喚していたことになる。ますます許せない。


タツを見やれば、本物の「鬼の形相」がそこにあった。

握りしめた拳から血が流れていた。


「タツ、落ち着いて」

「っ!…あ、あぁ、すまない。大丈夫だ」


身を切られる思いだろう。手のひらに治癒魔法をかけてあげた。


しかし、さすがに情報量が多いな。

ちょっと整理する時間が欲しいところだったが、なんだかベルマーノ側の皆さんが

思いっ切り苦虫を噛み潰したような顔をしていた。


「えっと、確かに色々と衝撃的な話で情報量も多かったけど…皆さんのその表情の原因はどこに?」

「まさか、あの事件…ここに繋がっていたとは…」

「あぁ、こんなことになろうとはな…」


騎士団コンビがヒソヒソし合っていたが、ダレルが苦虫顔の理由を教えてくれた。


「1年と少し前、この国で連続殺人事件があったんだ。被害者は全員、高位の魔術師と神官見習い。4人と2人、合わせて6人だ。手口はいずれも…胸に穴を開け、心臓を(えぐ)り取るという残虐なものだった。手口から見て同一犯なのは間違いない。しかし、発生からもう1年以上捜査を続けているのに、犯人はおろか、持ち去られたであろう被害者の心臓も見つかっていないんだ。犯人に関する目撃情報もあるにはあるが、毎回違う人物像でな。幻術で姿を変えているものと思っていたんだが、魔術師からの目撃証言で幻術の気配は無かったと…。今思えば魔法で隠ぺいしていたのだな。心臓を持ち去ったことから、何かしらの儀式を行うことが目的の犯行だと思っていたんだが、まさか召喚術、それも契約者召喚に使われていたとは…」


ダレルは険しい顔をしたまま、なおも続ける。


「幻術を使ったところで、見る人が見ればすぐにバレるだろうと思っていたが、隠ぺいを重ねがけしてしまえばほぼ見破られることはない。先程、自分の目で見て理解した。あのように姿をコロコロと変えられ、あちこちに行かれては追いかけようがない」


事件が起きた時期を考えると、私が召喚された時期と重なる。間違いないだろう。

為す術もないと言わんばかりのダレルをヴェールとヴィータが援護する。


「心配しないで。これからは私達も一緒に奴を追うことになるから」

「それに恐らくだが、契約者召喚が成功していたと分かれば、近々奴の方から仕掛けてくる」


つまり、これから忙しくなると。勘弁して欲しい。


「それと、もう1つ大事な話がある」

「え!?まだあるの!?もうお腹いっぱいなんだけど…」

「・・・魔核が、カオリを器にしたいと言ってきたわ」

「・・・・・・ん?」

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は14日、火曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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