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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第10章
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ハリー君投下!

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

そもそも、さっきのヴィータとのやり取りで焦ってたってことは

もう本物だと認めたも同然だろうに!

その本物と認めた神と契約者が「できる」って言ってんのに

これ以上疑ってコイツらになんのメリットがあるんだ!?


・・・と、そこまで考えて、ダレルの話をふと思い出す。

そうか。神殿派のコイツらは、王族派の足を引っ張りたいだけなんだ。

そう理解した途端に、迷いが吹っ切れた。


「そういえば、隠ぺいの魔法をご存知ない…というより、ご説明申し上げてもご理解いただけ無かった。という話を伺っておりますが…」

「そ、そうだ!その隠ぺいの魔法とやらも意味が分からん!そのようなもの、どの魔法書にも載っておらぬし、魔術師団すら知らなかったのだぞ!そんな存在すら疑わしいものを、この目で見たわけでもないのに信じろというのが、土台無理な話であろう!」


そんなに興奮して喋ったら血圧上がっちゃうよ?

上手いこと誘導尋問に引っかかってくれたことに内心ほくそ笑みながら

私はチラリとダレルを見やる。

すると、呆れと諦めの混じったような表情で陛下にアイコンタクトを送っていた。

陛下にもハリー君の話は通っているみたいだね。


ダレルも陛下も、私がやろうとしていることを正確に理解しているようで

私に小声で聞いてきた。


「本当に、危険は無いのだな?」

「えぇ、ご安心下さい」


ヴェールとヴィータはだいぶ悪い顔してるな。とても神様とは思えない。

今まで有事の際には守ってあげていたし

本来ならこれからだってそうなるはずの人間達に

自分達が偽物だと疑われたことが相当頭にきているようだ。


「ふむ…。致し方あるまい」

「ご理解頂き、ありがとうございます。ハリー君、彼の所へ」


合図を出すとハリー君はひとつ頷いて、移動し始めた。

私達はオッサンに向き直り、わざとらしい程鷹揚(おうよう)に話し出した。


「確かに、ご自身の目で見ていないものを人伝(ひとづて)の説明だけで理解し、信用しろというのは無理難題でございます。私が元いた世界にも『論より証拠』『百聞は一見にしかず』という言葉がございました。どちらも、言葉で聞くよりも実物を見る方が理解が早いという意味です」


私が話し終えるのと同時に、ハリー君が目的地に到着した。

オッサン達は何が始まるのかと困惑している。


「な、何だね…彼が一体、何だというのだ!?」

「彼は、本日私の従者として同行してくれたハリー君です。しかしながら、今の彼は世を忍ぶ仮の姿。果たしてその実態は・・・」


私はハリー君に向かって手をかざし、一言唱えた。


「解除」


すると、ハリー君の姿がまるで蜃気楼のように

一瞬グニャリと歪みすぐに元に戻った。

しかし、そこにいたのはハリー君ではなく・・・


「なっ・・・っひぃ!うわあああああ!!」


突然目の前に現れた鬼を見て、オッサンは腰を抜かし

事情を知らないものはパニックに陥り、しばし阿鼻叫喚の状態が続いた。


その間、タツはひたすらジッとしていた。

自分が動けば、さらに場が混乱すると分かっているから

落ち着くまで動かないつもりみたいだ。


このクソやかましい中で表情も変えずに

ジッと堪えていられるなんてさすがだわ。

本当は今頃お留守番してるはずだったのに

こんなことに巻き込んでしまって悪かったなぁ。と頭が下がる思いだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は7日、火曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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