いないいないばぁ
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
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「そっかぁ、ファイほどの魔術師の目を持ってしても何も見えないか…。あなたはどう?」
転移係の彼にも聞いてみる。
「・・・自分にも、ただ森が続いているようにしか見えません」
ただ森が広がる景色に戸惑う一同。
優秀な魔術師でも、そう簡単にこの魔法を見破れないことが証明された。
「まさか・・・謀ったのか」
警戒心MAXで私を疑う団長さん。
そんな事するわけ無いでしょ。まったく、失礼ぶっこいちゃう。
「まぁ、信じたくない気持ちは分かるけど、今日ここで起きたことは全部、国の上層部にも報告しなきゃいけないんでしょ?だったらこれから起こることをしっかり見て、会話をよく覚えておきなよ。信じられないことがわんさか出てくるからね」
そう言って、拠点に施していた隠ぺいの魔法と幻術を解除した。
「なっ!?こ、これは・・・どういう・・・!?」
「うそっ!どっから出てきたのよ!?」
「おぉ〜、これはこれは」
目の前に突如として現れた木造の平屋に、一同驚きを見せた。
「ようこそ我が家へ。歓迎しますよ。どうぞ、こちらへ〜」
私が玄関へ案内しようとすると、内側から扉が開いて住人達が出迎えてくれた。
「おかえりなさい。そしてようこそ、私達の家へ」
「お前らも久しぶりだな。ほれ、んなとこに突っ立ってねぇで、入れ入れ」
家だけでも驚いていたのに、出迎えてくれたのが神様だったものだから
尚更驚いたようだった。
しかし、獣人2人は慣れたもので
「いやぁ、立派なお宅ですね〜。神様方もご無沙汰しております」
「では、お言葉に甘えてお邪魔しますね」
飄々と中へ入っていく2人をみて
身構えたり驚いて固まったりしていた残りの面々も恐る恐る中へ入ってきた。
「ささ、どうぞどうぞ。座ってー」
私が着席を促し、皆が座った頃を見計らい3兄弟が挨拶をする。
「ようこそいらっしゃいました」
「カオリ様のお客様ッスからね!俺達も歓迎しますよ!」
「わぁ、先輩ですね。初めまして。よろしくお願いします」
おかげでほんの少し皆の空気が緩んだ。
キッチンではローズとルリカがお茶の準備をしてくれていたので
私も手伝い、リビングへ運んだ。
ルビアスとサミーロがうまい具合に橋渡しをしてくれているらしく
思いの外、和気あいあいとした雰囲気になっていた。
「君達とは、前回も森で会ったな。狼の獣人なのだろう?」
「はい。私達3人は兄弟で、私が長男のフェン。あちらが次男のヨル。そしてこちらが三男のヘルと申します。そしてお茶を運んできた女性2名がドラゴンのローズとルリカです。以後、お見知りおきを」
「あぁ、こちらこそ。よろしくな。」
そんなやり取りをしている彼等を見て、自分の教育は間違っていなかったと
1人再確認し、満足してお茶出しに従事していた。
* * *
「しかし…ドラゴンの従魔がいるという話は本当だったのだな。聞いた話では群れだということだったが…彼女達は群れの一部なのか?」
「いえ、あの2名はそれぞれが群れのボスです。それから、あの2名の他にもう2名ボスがおりまして、計4名、4つのドラゴンの群れがカオリ様の従魔になっているんですよ」
「・・・・・・」
* * *
お茶を出し終えると視線を感じた。
見れば、団長さんが何かとんでもないものを見るような目でこっちを見てた。
え・・・な、何?
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次回更新は12日、火曜日を予定しております。
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