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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第9章
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テンションごり押し作戦

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「やっぱりそうだ!久しぶりー!元気だった?っていうか、不思議な組み合わせだね。どういう関係?あ、団長さんもご無沙汰です」


どうだ?イケるか!?

若干ハラハラしながら、わざとらしいくらいにテンションを上げて

矢継ぎ早に言葉をかけると、のほほんとした声が返ってきた。


「本当、久しぶりですね〜。カオリさんもお元気そうで何よりです」


よし!ナイスお返事ルビアス!

サミーロもうんうんと頷いて調子を合わせてくれている。

2人ともGJ(グッジョブ)


「それより、その角は何なのよ?前はそんなの無かったでしょ」


よし!ナイス突っ込みファイ!

ジンもうんうんと頷いて調子を合わせてくれている。

2人ともGJ!


「あ、コレ?私から生えてるわけじゃないよ。仮面から生えてるだけ。鬼とは友好的な関係を築きたいからね」


と、仮面を外しタネ明かしをすると、ジンが問うてきた。


「それじゃぁ、鬼を(かくま)っているというのは本当なのか?」

「うん、そう。話してみれば分かるけど、なかなか硬派なイイ男だよ。せっかく来たし、会ってみる?」


この際だ。プロパガンダ作戦に拍車をかけるべく

国の内部に影響力を持つであろう者達に実際会わせてみようと試みる。


それにこの先、もしタツも城へ招集されることになるなら

この国の人間達と話をさせてみて、少しでも慣らしておいた方がいいと思った。


少し思い切りすぎた提案だっただろうか。一瞬の沈黙が落ちた。


「・・・害は無いのよね?」

「もちろん。皆に危害は加えないと()()約束するよ」


ファイは私の提案に少し警戒を見せた。

しかし、正体がバレているであろう状況なので

あえて「私が」と強調し、安全を保証することを暗に伝えた。


「そう。なら会ってみたいわ」


賢い彼女はすぐに私の意図を理解してくれた。

ジンと432(シミズ)の2人も同意してくれた。


「よし、そうと決まれば善は急げだ」

「ここからは転移魔法?まさか徒歩じゃないわよね?」

「もちろん転移するよ。徒歩で行けなくもないけど、人間の足だとちょっと時間がかかるかな」

「そう、よかったわ。じゃ、行きましょう」

「ほらほら、団長さん達もこっち来て」


私の扱いに慣れているファイ達に対して、若干の置いてけぼりを

食らっている団長さん達に声を掛け、一箇所に集まってもらう。

このパーティーには転移係の魔術師がいるから

帰りのことは気にしなくても大丈夫そうだ。


「んじゃ、いきますよー」


ひと声かけて、拠点に転移した。

到着した先の光景を見て、皆が驚きの声を上げた。


「ここ…ですか?」

「うん、そうだよ」

「え?何よ、何もないじゃない」

「フッフッフッ、そう見える?」


戸惑いの声を漏らすファイの後ろで、団長さんが(いささ)か殺気立つ。

コイツめ、まだ私の事を信用してないな。

心外。心外だわ。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は9日、土曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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