結果発表〜!
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森へ行く日は追って知らせることを告げ、2人を開放した。
聞き込みの結果、また新たなトンデモinfoを知ってしまった。
その後もしばらくは議会が紛糾することはなく平穏だったが
それまでと違っていたのはそれぞれが各方面で聞き込みをし
得た情報を共有するために、議会後に緊急会議がしばしば行われることだった。
騎士、魔術師団組は自分達の管轄内で。
神殿組は城下での聞き込みをし
陛下、宰相組はウィムニスに事実確認を求めたようだ。
そうして、各々が得た情報をすり合わせていった結果
明らかになったのは、やはり契約者は本物で
しかも何やらとんでもない力の持ち主のようだ。ということだった。
一番古い目撃情報はジン達の話。
ウィムニス国内、アグニアの手前の森にて1ヶ月迷った挙げ句
助力を求めるためにジン達に接触してきたと思われる。
その後同国内にて、対処に手を焼いていた野盗を殲滅し
害獣被害が深刻化していたコライ村の害獣を撃退し
そのままそれらと従魔契約を結んだと見られる。
「で、その害獣いうのがドラゴンの群れやった。と」
「そういうことらしい。その時コライ村に同行していた調査員の話では、契約者達がドラゴンの巣に向かっている間、調査員は被害状況確認のため村に残ったそうなのだが、しばらくすると山全体を覆うように山の上空にのみ雷雲がかかり、その直後にまるで天罰と言わんばかりに雷の雨が降り注いだのだそうだ」
「まさかとは思うが、その雷の雨というのは・・・」
「自然現象なわけないやろな」
「嘘だろ・・・山全体を覆うほどの範囲魔法だなんて、聞いたこと無い」
「過去の契約者に関する文献も調べてみましたが、そこまで強力な魔法を使うものはいませんでした」
アーサーとケイトも、驚きを隠しきれないといった様子だ。
こうして探れば探るほど、その契約者が規格外であると浮き彫りになっていった。
しかしいくら情報を集めても、結局契約者と鬼に関する話は出てこなかった。
その間にも、鬼の同行を許すか否かで度々話し合ったが
結局結論は出ず、気が付けば俺が西の森から帰ってきた日から
2週間が経過していた。
「はぁ・・・これ以上は時間の無駄だな。仕方ない。やはり明日の議会で皆の意見を求めるとしよう」
「やはりそうなりますか・・・。また、あの者達が騒ぐでしょうな」
この国の貴族は大きく分けて2つの派閥がある。
国は王、ひいては民のものであり、人間のものであるならば
国は民の長である王族が治めるべきである。
という王族派。
もう一方は、国は神々のものであり、神々のものならば
国は神の代行者である神官始め、神殿が治めるべきである。
という神殿派。
「あの者達」と呼ばれたのは神殿派の貴族達。
俺が以前、「石頭の老害共」と揶揄したのもこの者達だ。
「契約者が召喚されていたことを報告してからというもの、早く連れてこいと何度催促されたことか…。しかし今回は、鬼の同行の是非を問うものですからね。派閥内で意見も割れるのでは?…少し楽しみですね」
兄はそう言いながら、意地の悪い笑みを浮かべたのだった。
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次回更新は29日、火曜日を予定しております。
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