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異世界下水道清掃員

作者:白石健司
 勇者が凱旋したその日、俺は下水道を這っていた……。

 ともに異世界へ転移した五人の仲間たちが勇者や魔道士、大商人として名をはせていく一方、なぜか俺だけは下水道を清掃する下級労働者へと落ちぶれていた。

 大都市の地下に毛細血管のように張り巡らされた下水道。そこはスライムがはびこり、ゴキブリ人間や畸形のキメラなどが潜むダンジョンだった。過酷な労働環境と、昔の仲間たちへの劣等感。出口の見えない鬱屈した日々から抜け出すため、俺は下水道の人食い怪物退治に人生の一発逆転を賭ける。しかし自らの無謀なふるまいが悲惨な結果を招き、逮捕、裁判、そして過酷な刑罰を経て、ついに俺はすべてを失う。
 だが、どん底に落ちた俺にマンホールの中からやさしく呼びかけるものがいた。「…ぼくについてきて、きみをたすけたい」ゴキブリ人間、ローチマンに誘われ、辿り着いたのは地上社会を追われた者たちが身を寄せる地下の街。そこで待っていたのは妖しく美しいダークエルフの娘、ガエビリスとの出会いだった。

 一方、魔王を倒し、町で穏やかな日々を送る勇者たちにも人知れず異変が忍び寄りつつあった。
 俺と勇者たちを巻き込んで、異世界都市の地上と地下で吹き荒れる動乱の嵐。果たして俺は仲間たちのように何者かになれるのだろうか。不潔で淫靡でグロテスクなアンダーグラウンド・ファンタジー、ここに開幕。
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エピソード 101 ~ 117 を表示中
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