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キャンプをしたいだけなのに【2巻発売中】  作者: 夏人
第3章 運命なんてあるものか
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【第3章】 雪中キャンプ編 斉藤ナツ 6



 ロッジの壁に立てかけられている一輪車を見つけると、私はそれに荷物を積み込んで、言われたとおりに右手の小道を進んだ。

 小道というか、雪の通路だった。膝ほどの高さまである雪を、通れる最低限の幅だけ雪かきした感じだ。おじいちゃん、大変だな。

 広場へ繋がる道は長かった。一輪車を押して十分ほど歩いてもまだ着かない。左手は雪が積み重ねられ、視界が遮られている。右手には木々が生い茂っていた。これが老人の言っていた森だろう。

 のぞき込んでみると、老人の言っていた意味がわかった。暗いのだ。

 数メートル先が全く見えない。木々を見上げて仮説を立てるに、どうやら常緑の木々が無計画に密集しているせいで、冬でも葉が落ちず、その上に雪が大量に積もっているものだから、地表まで日光が届かないのだろう。しかも、山と違って平地の森は方向感覚が掴みにくいと聞く。これは素人が無闇に入ればすぐに遭難コースだろう。勝手なイメージだが、童話の赤ずきんちゃんの舞台はこんな森だったのではないだろうか。

 そんなことを考えながらのろのろ一輪車を押し続けていると、ようやく左側の視界が開けた。真っ白い広場が東の田園地帯を背景に広がっている。広場は学校の運動場ぐらいの広さがあるだろうか。奥の白く染まった田園地帯と相まって控えめに言って圧巻である。

 私のすぐそばに簡素な建物があった。これが老人の言っていたトイレだろう。このトイレが広場の角に当たる形で白い平地が広がっている。

 広場の真ん中辺りには、大きな芋虫のようなテントが設営されていた。キャンプ界隈で言うところのカマボコ型テントだ。複数のアーチ状の骨組みで支えられた横長のテントは、切り分ける前のカマボコにそっくりなのだ。あのテントが先客のモリサキさんたち一行のものだろうと当たりを付ける。

 私は一旦一輪車を置き、写真を撮ろうと広場に駆け込んだ。駆け込もうとした。しかし、道から離れた瞬間、私の足はズボリと雪に沈み込んで動かなくなった。

「なんのその」ともう片方の足を踏み出す。その足も雪に飲み込まれた。そして動かない。両足ともである。まじか。

 そこから数分かけてもがき苦しんだ結果、ようやく両足ががぽりと音をたてて抜けて、尻餅をついた。防水の靴とズボンで良かった。でも、え、進めないじゃん。どうするのこれ。

 よくよく周りを観察すると、雪かきで作られた通路はトイレに繋がっていた。とりあえず手ぶらでそこまで進むと、トイレの建物自体も雪の中に沈み込んでしまっている事がわかった。なんとかトイレの入り口にたどり着けるように最低限の道筋を除雪してある。

 そして、トイレの入り口あたりからまるで増設したかのように雪かきロードが広場に向かって延びていた。実際、増設したのだろう。トイレまでの雪かきより浅く掘られた通路が細々と続いている。その先を目で追っていくと、例の先客のかまぼこ型テントまで続いていた。

 なるほど。好きな場所でキャンプしたかったら、そこまで自分で雪かきしろという事らしい。だからシャベルが必要なのか。

 これは大仕事だ。


 まず、目的地を設定する。

 一番よさげな広場のど真ん中は、すでにモリサキさんたちのテントがある。東に広がる白い田園地帯を楽しみたければ、モリサキさんたちのテントより奥に陣取ればいい。すると、モリサキさんたちを背中にすることで、人っ子一人いない白い地平線を独り占めすることが出来る。

 だが、それはやめておこう。そんなことをすれば、今度は私のテントがモリサキさんたちの視界を遮り、彼らの景観を台無しにしてしまう。こういうのは早い者勝ちだ。

 モリサキさんたちはこの雪の中、昨日から連泊しているわけだから、熱心なキャンパーたちなのだろう。景観も大事にしているに違いない。

 事実、カマボコテントはその中心の横っ腹に入り口があることが多いのだが、その入り口が東側に向くように、カマボコの両端が南北に向いている。広場の入り口の西側にいる私から見て、カマボコが横向き設営している形だ。わざわざ田園地帯を見渡せる形でテントを張っているのに、その目の前に陣取って彼らのキャンプ熱に水を差すようなことはすべきではない。


 ということで、モリサキさんたちのテントより少し手前、広場の中心から右斜め後ろよりにキャンプ地を設定する。モリサキテントから直線距離20メートルといったところか。モリサキさんたちのななめ背後に位置する形になるし、それだけ離れていれば失礼にはなるまい。


 そうと決まれば、作業開始だ。運良くトイレの建物にもシャベルが一つ立てかけてあったので、拝借する。シャベルを片手に、モリサキさんたちが掘ったであろう通路を進んでいく。トイレからモリサキテントの中間辺りに来たところで、右に分かれ道を作る。スコップを雪に突っ込み、すくった雪を横に放り投げ、掘った所をさらに何度も踏んで通路にしていく。刺す。すくう。投げる。踏む。刺す。すくう。投げる。踏む。

 ここまで大がかりな雪遊びは長らくしてこなかったので、かなり楽しかった。こういう大自然の中の新鮮な労働は、日々の社会のストレスを浄化してくれる気がする。


 ここ最近は、職場の居心地が最悪だった。

 例の事件がメディア報道されてから、職場には私への取材の申し込みやら、いたずら電話やらがひっきりなしにかかってくる。

 私に取り次いでしまうと「斉藤ナツにつながる」と判断され逆効果だと言うことで、他の職員が対応するという形になってしまった。

 電話が鳴る度に、同僚に職務とは関係のないことで不毛な時間を使わせてしまう。毎日本当に迷惑だろう。はじめのうちは「気にしないで」と笑ってくれていた同僚たちも、だんだん笑顔が引きつってきた。

 実にいたたまれない環境である。


 私はまるで日々のストレスを雪にぶつけるかのようにがむしゃらに掘り続けた。

 流石に二の腕と腰が悲鳴を上げてきたタイミングで、一旦シャベルを雪に突き刺し、伸びをする。周りを見回すと、あれほど掘りまくったのに、まだ、目標の半分ほどしか進んでいなかった。

 なんとなしに、ぼおっとモリサキさんたちテントを見る。大きなファミリー向けのかまぼこ型テントだ。名のあるブランドのロゴが見えるので、あの大きさとなると相当値が張るだろう。見ると、テントの周りを一人の女性が私と同じようにせっせと雪かきをしていた。テント周りの平らな部分を増やしているのだろうか。

 遠目だから正確にはわからないが、高身長に思えた。ぴっちりしたジーンズも相まって、足がずいぶん長く見える。分厚い黒いダウンジャケットを羽織り、ジャケットと色合いがよく合った紫色のニット帽を被っている。そこからショートカットの黒髪がのぞいていた。

 見ると、テントの側には大きな雪山ができあがっていた。あれだけの量をかき分けたのだろうか。たいした物だ。予約表には2名とあったから、もう一人はテントの中だろうか。

 ふと、女性がこちらを見た。目が合う。遠目から見ても目の大きいかわいらしい顔つきをしていることがわかる。反射的に頭を下げる。女性も笑顔を作って軽いお辞儀を返してきた。

 じろじろ見るのも失礼だと思い、視線を外して自分の雪かきを再開する。

 せっせっと雪を掻き出しては踏みしめるが、一向に進んでいる気がしない。また、十分そこらで音を上げてしまい、天を仰ぐ。キャンプってこんなにたいへんなものだったか? 軽い現実逃避でモリサキテントにまた目を向ける。先ほどの女性がまだ雪かきをしており、再び目が合った。

 私の状況を察したのだろう。スコップを置いて両手を握りしめ、「ガンバレ!」のジェスチャーを送ってきた。私は妙に励まされ、大きく頷いてまた目の前の雪に視線を戻した。変に手伝いに来るようなおせっかいではなく、ジェスチャーでのエールにとどめてくれたことに大変好感が持てた。

 後ろから見られているかもしれないことを意識すると、なんだか作業を頑張る意欲が増した。できるだけ疲労をためないように力加減と体重移動を意識しながら掘り進めていく。

 すると、急に雪の手応えが軽くなった。踏みしめる際も抵抗がほとんどなくなった。何事かと思いながらも掘り進めている内に真相がわかった。どうやら過去に通路があったらしい場所に偶然にも繋がったのだ。

 おそらく、以前にここを掘り進めたキャンパーがいたのだろう。それが日々の積雪で表面だけ埋まってしまったところに、運良く私の新設のコースが繋がったに違いない。

これは再活用しない手はない。

 私はその先人が作成したであろうコースをどんどん掘り進めていった。表面に積もった雪を掻き出すだけなので、はやいはやい。どんどん進んでいくと、唐突に堅い雪にぶつかった。ここが終点か。

 もしやと思い、その周りを掘ってみると、その周辺の雪も柔らかい。四方に広がるように柔らかい雪を掻き出していくと、半径三メートルほどの平らな空間ができあがった。どうやら先人はここにテントを張ったらしい。私と同じくソロだったのだろう。サイズも私のソロテントがぴったり収まる大きさだ。

 本当はもう少し進むつもりだったが、こんなにおあつらえ向きな場所があるのだ。もうここに張ろう。

 よし。ここをキャンプ地とする。

 私はやり遂げた達成感から思わずガッツポーズをとった。ふとみると、モリサキテントの女性が遠くから、笑顔で音のない拍手をしてくれていた。嬉しくなって深々と礼をする。

テントを張り終わったら、改めて挨拶に行こう。

 ふと、女性のカマボコテントを見ると、テントの反対側、田園地帯が見える側に、男性がチェアに座っているのが見えた。先ほどは角度的に見えなかったので、気が付かなかった。

 男性は女性とおそろいのダウンジャケットと、これまたおそろいの紫のニット帽を被っていた。なるほど。カップルだったのか。全身ペアコーデとは、仲睦まじくて微笑ましいことだ。

私はさっそくシャベルを適当な雪に突き刺すと、トイレの所に置きっぱなしだった荷物を載せた一輪車を取りに行った。できたての雪の通路を一輪車を無理矢理に押してがたがたと走行し、愛しのキャンプ地に到着する。

 一眼レフで記念の一枚を撮影した後、テントの設営に移る。


 今回持ってきたのは、カーキ色のテントである。

形はサーカスのテントのような、上部がとんがった形だ。ムーミンに出てくるスナフキンのテントというと想像しやすいかもしれない。

 ただし、今回持ってきた私のテントには床にシートがない。つまり、地面がそのまま床となる。そう言う意味ではテントと言うより幕といった方が近いかもしれない。

これだけ聞くと、室内まで地面で床がない状況は不便に思われるかもしれないが、どうせテント内ではチェアに座るし、寝袋はコットと呼ばれる折りたたみの簡易ベッドに乗せる。手頃な防水シートを一枚用意しておけば、荷物を置く場所にも困らない。今回のようにテント内にストーブを持ち込んでこもるのであれば、毎回靴を脱がなくてもいいし、室内での汚れなどを気にしなくていいこのスタイルは大変快適なのだ。

 しかも、今回においては、テント内の床は一面全て雪というわけだ。純白の絨毯とは実に趣があるではないか。

 テントの設営が終わると、まずは一番かさばるコットを入れる。

 コットが設置できると、そこにシュラフ、つまり寝袋を広げる。頭まですっぽりかぶれるマミータイプで、真冬対応のガチ寝袋だ。値段も張った。しかし、命には代えられない。ケチってはいけない出費であると言える。

 そう。冬キャンプは金がかかるのだ。夏であれば、安物のテントとタオルケット一枚あれば極論キャンプは可能なのだが、冬場はそうはいかない。ギアの選択ミス一つで命を失いかねないのだ。私は経験上、それを知っていた。


 そこまで準備して、私は一息つくことにした。どさりと雪の床の上に座り込む。火照った体に冷たい空気が心地よい。

 そうだ。モリサキさんたちに挨拶に行こう。

 私は自分のテントを出てモリサキサイトに向かった。日光で表面が溶けた雪景色がキラキラと光っていてまぶしかった。

 雪かきの女性は見当たらなかった。テントの中だろうか。

 カマボコテントの背中につく。入り口は田園地帯側を開けているようなので、回り込まないと。

 背中側にも小さな窓があったので、のぞき込んでみる。私のスナフキンテントとは違い、ちゃんと床があるタイプだ。ふかふかの絨毯が敷いてある。真ん中にはこれまたハイセンスな大きな石油ストーブがあり、小洒落たキャンプ道具が周りを固めていた。

 おしゃキャンプじゃん。

 入り口に椅子に座った男性の背中が見える。何やら話し声が聞こえるので、あの女性もいるのだろう。よし、回り込んで声をかけよう。

 窓から目を離すと、テントの側面に補修テープが長々と貼られているのに気が付いた。生地が裂けてしまったのだろうか。テントの生地は少し切り目が入ると、そこからビリビリといってしまうことがある。高級テントでもそれは一緒なんだなと妙に納得する。

 テントの周りは雪かきで大きく広げられて、もうちょっとした庭のようになっていた。ふと先ほど見た雪の小山を見て、私は感動した。

 すごい。かまくらだ。

 人が一人入れるか入れないかのサイズではあったが、雪の小山はぽっかりとくりぬいてあった。いいね。入ってみたい。先ほど小学校の頃を思い出していたせいか、自分の中の子ども心が刺激される。

 いや。まずは挨拶が先だ。

 自分の好奇心をぎりぎり理性で押さえ込み、入口側に回る。

 テントの側面からひょいと顔を出そうとして、思いとどまる。

 いきなり姿を見せたらびっくりさせるかもしれない。管理人のおじいちゃんの二の舞になってしまう。ここはまず声をかけてからの登場がマナーだろう。

「すいませーん」

 無反応。しかし、わずかに話し声は聞こえる。聞こえなかったのか。

「すいませーん」

 無反応。

 しびれを切らして、一歩前に出る。はじめに見えたのは雪だるまだった。テントの真ん前にドラえもんサイズの雪だるまが鎮座している。雪遊びが好きなんだろうな。きっと。私は大きめの声を出しながらさらに身を乗り出した。

「あのー! 隣にテントを張ったものなんですけど、あいさつに・・・・・・」

 そこで、私は急いで手で口を覆った。

 女性はいなかった。男性一人で椅子に座っている。そして手に持ったスマホに話しかけていた。

「・・・・・・というわけでね、今日の動画はじめていきますよ! レイジのキャンプちゃんねるー! 世界中のキャンプ仲間のみんな、聞こえてるー!?」

 Ytuberじゃねえか。

「今日はね、俺の一押し、キャンプ場、緑の里キャンプ場に来ていまーす。前から言ってたけど、子どもの頃よく来てたキャンプ場で、満を持してって感じッすね。」

 彼女とおそろいのダウンジャケットを着たレイジくんとやらは、にこやかにスマホにしゃべり続ける。紫のニット帽からのぞく金髪は少々派手だが、Ytuberと考えれば自然か。

 しかし、どうしよう。絶対に私の声、入ったよな。ライブ配信だったら取り返しがつかないのでは。

 私はレイジのスマホを見る。最新機種だ。たしかあの防水がすごいやつではないのか。うらやましい。儲かっているのかな。色は白。雪の上に落としたらなくしそうだ。

 レイジくんはその高級スマホを手にハイテンションで続ける。

「はい。では、日も暮れてきたところなので、さっそく夕食を作っていきたいと思います。今日はチーズフォンデュを・・・・・・・」

 え、いいな。雪の中でチーズフォンデュ。最高じゃん。

 そう思いながら同時に安堵する。まだ全然日暮れではない。ということは、これは練習か、ないしは録画だ。録画だったら申し訳ないがテイク2をしてもらおう。

 私は無言で一礼すると、足音を立てないようにそうっとその場を離れた。

 雪の通路を自分のテントに戻りながら、ため息をつく。

 まったく、近頃の若者は、Ytuberしかいないのか。

 


 私は石油ストーブをよいしょ、よいしょとテントの真ん中に持ってくると、どさりと雪の上に置く。

 この石油ストーブは今回、キャンプ初参加である。

 ちなみにカラーはイエロー。今はなき愛車ミニクーパもそうだったが、レトロなデザインの代物が鮮やかな黄色をしていると、なんかロマンを感じるのだ。いいよね。黄色。

燃料タンクの蓋を開け、これまた運搬用のポリタンクから石油をとくとくと入れる。とりあえずタンクに半分ほど入れ、試運転を行う。

 根元に付いているダイヤルをカリカリと回すと、炎筒の内側で、下から芯が上がってくる。布で出来たバームクーヘンのような形をしている。これに火を付けるのだ。

 カリカリとせり上がってきたバームクーヘンのような大きな芯に、チャッカマンで火を付ける。

 ボッという音とともに、芯の一カ所に火が付き、それがボボボと音を立てて燃え広がっていく。しばらく炎は、ボッボボ、というふうに不安定に揺れていたが、数分すると異音もなくなり、青い炎が安定する。円筒全体が熱で鮮やかなオレンジに染まり、温かな光とともに暖気をまとい始めた。

 私は「おお」と感動して、思わず両手をかざす。遠赤外線がエアコンとは質の違うぬくもりを私にもたらした。

 私は心地よさに多きく息を吐きながら、ローチェアに座り込んだ。もちろん、かざした両手はそのままである。暖かい。さっきの労働で疲れた体が、このまま眠ってしまいそうだ。

 ぼおっと、青い炎を見つめていると、ふと思った。

 なぜ、この芯は燃え尽きないのだろう。

 毎回この布のような綿のような芯に火を付け、そこからその芯の上で何時間も青い炎が燃え続けるが、この芯自体がなくなることはない。

 この質問、前にも誰かにしたことがあった。理論的な説明が返ってきた気がする。誰だったか。

 徹か? いや、違うな。でも雰囲気が似ている男性だった。

 そこで、私は思い出した。先生だ。小学校の頃の、理科のアダチ先生。理科室。そう。アルコールランプの実験。

 記憶が一瞬でさかのぼっていく。アルコールランプのエタノールの匂い、アダチ先生の単調な説明。ガヤガヤとした理科室の喧噪。そして少女の声。八重歯が可愛い女の子。

『なっちゃん。どうしたの?』

 そっか。思い出した。ナオちゃんだ。


 私はゆっくりと眠りに落ちた。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 新章楽しみです 果たして今回こそ無事にキャンプを終えられるのか・・・! [気になる点] まだ日暮れじゃないのに日暮れを想定した録画とな ナッちゃんは練習か録画って推測したけど訓練された我々…
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