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ゼネコン令嬢~ダム・ガール、悪役令嬢になりて異世界に建つ! 継母に家から追放されても、ショタ公爵さまとイチャコラしながらインフラ強靭化計画を実現しますの~  作者: GOM
第2部 ダム・ガール、ショタ公爵様と学園生活を楽しみつつ。、インフラ構築を考える!

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第15話(累計 第59話) ダム・ガール、公爵様と告白しあう。

「昨日は皆さん、ありがとう存じました。わたくし、今日は絶対ティオさまに告白してみます!」


「お姉ちゃん、がんばれー! わたくしも応援致しますわ」


 自らの愚かさに気が付き、ティオさまの大事さを今更ながら気が付いたわたし。

 一晩泣いてしまい、無理を言って皆一緒のベットで寝てもらった。


 ……キングほどじゃないけど、大き目のダブルベットにしてて良かったの!


「すっかりいつもの元気なアミちゃん姫さまですね。良かったですが、久方ぶりに蹴りくらってベットから堕ちちゃいました」


「アタイ、大きくて皆さま。寝にくかったのではないでしょうか?」


 キラキラと春の朝日が開けられたカーテンから入る部屋。

 既にメイド服に着替え、朝の準備をしてくれるヨハナちゃん、ドゥーナちゃん達。

 わたしは、配下の素晴らしい忠誠心になんとしても報いなければならない。


「ヨシ! 今日は大勝負致しますわー」


 わたしは着替えをさせて貰っている途中。

 パチンと頬を自分の両手で叩き、気合を入れた。


「はぁぁ。お姉ちゃん、そういうところが令嬢じゃないよぉ」

「エリーザ姫さま。もうしょうがないですよ、こんなアミちゃん姫さまをイグナティオさまはお好きですし」

「まあ、それでアタイら技術者は、てんやわんやするんですけどね」


 ……外野の声は聴かなかった事にするの! さあ、ティオさまを捕まえなきゃ。


  ◆ ◇ ◆ ◇


「お、おはよう、ご、ございますぅ」


「お、お姉さん。おはよう、ご、ございます」


 雲ひとつ無い晴天。

 女子寮を出、校舎に向かう途上。

 わたしは、男子寮から出てきたティオさまとハナミズキの花咲く校庭で早速出会った。

 想定よりも早くティオさまを見つけたため、わたしは緊張しながら朝のご挨拶を行った。


「お姉ちゃん、もっとしっかりとご挨拶をしなきゃですわ。イグナティオさま、おはようございます」


「エリーザさま。おはようございます。お、お姉さんのご調子は如何でしょうか?」


愚姉(ぐし)、アミータ。昨晩は色々あって泣いていましたが、今は元気ですの」


 どうもティオさまもファフさんから色々お話を聞いたらしく、ぎこちない。

 エリーザにわたしの事を聞くのだが、わたしの方へは視線を向けない。

 顔を真っ赤にして、わたしの方に視線を一瞬向けるけれど、直ぐに外す。


 ……もしかしてわたしに顔を合わすのが恥ずかしいのかな? エリーザにわたしの事を聞くくらいだから、わたしの事が嫌いになった訳じゃないみたい。


「ティオ坊ちゃま。アミータさまは、ご覧の通り。普段通りでございます。御安心して、普通にお話を」


「そ、そうは言うけれど。ボ、ボクも恥ずかしいんだよ。だって……焼きもちなんて……」


 ファフさんから促されても恥ずかしそうにしているティオさま。

 ご自分の嫉妬心を知られてしまったのが、余程恥ずかしいのだろう。


 ……貴族の発言は幼子でも大変な事になるのに、王族ともなれば一言は国家を揺るがしかねないものね。ティオさま、幼い頃から今までずっと大変だったんだろうなぁ。さあ、わたしから謝らないと。


「あのぉ」

「えっと」


 わたしは思い切って自分から謝ろうと声を掛けると、何故かティオさまの発言と被ってしまった。


「わた……」

「ボクは……」


 そして言い直そうとして、また二人の発言が同時になってしまった。


「ティオさまから……」

「アミお姉さんから……」


 ……あうぅぅ。どうしてタイミングが毎回合っちゃうのよぉぉ。


 わたしも恥ずかしくなり、頬や耳がとっても熱い。

 視界の端で周囲を見てみると、エリーザやヨハナちゃんたちだけでない。

 リナちゃんたちや、ルキウスくん。

 他の学生たちまで何か不安そうな表情でわたし達を見守っていた。


 ……わたし達を取り巻いて、沢山の学生が輪になって二人の発言を注目しているの! 恥ずかしいよぉぉ。


 どうしようと思っていた時、ティオさまは突然笑い出した。


「ぷ、ははは! あー、やっぱりお姉さんは面白いや。ボクは今まで王子、そして公爵として子供でいられる時間が少なかった。そして素で話せる相手も居なかったんだ」


 笑い過ぎたのか、目元の涙をぬぐいながらティオさまは話し続ける。


「だからね、素で話せるアミお姉さんはボクにとって面白くて楽しくて大事な人なんだ。誰もがボクには遠慮したり気を使うんだけど、お姉さんだけはそんな事は無い。いつも、ボクをボク。王子や公爵じゃなくて、ティオとして見てくれていたんだ」


 言われてみて気が付く。

 確かにわたし自身、ティオさまに対して身分から遠慮した事も多々あったけれど、結局はそんな事を通り越しティオさまとしてお話をしていた。


 友人として、スポンサーとして。

 可愛い男の子として、守るべき幼子として。

 そして愛する対象として。


「だから、そんなお姉さんにボクは魅かれた。最初はお姉さんの知識が目当てだったけれど、もうそんな事はどうでもいい。ボクはね、絶対他の人にお姉さんを渡したくないんだ!」


「それはわたくしも同じですの! 初めて出会った時からとても可愛らしく凛々しいお方だと気になってました。そしてお話するうちに、ティオさまのお役に立てたらと思い、また共に命を助け合った後。この方と一緒になりたいとも思ったのです」


 わたし達は学生たちの面前で、お互いの心を語り合う。

 もう思いを吐き出すのが止められない。

 わたしは、ティオさまが大好きなのだから。

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