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売国政府を断罪する最強転生者――彼の過去を暴くチートを得た私が小説にしたら、全世界が大発狂  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
C章 プリズンブレイク黙示録。

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157378話 運命論のカフカ。


 157378話 運命論のカフカ。


 センは淡々と告げる。

 それは拙い願望ではなく、命と覚悟を込めた決死の宣告。

 トコが命を賭けて書き上げた『最高傑作』の先に、自分がどんな結末を上書きするか。

 それを決める権利を、センは決して手放すつもりはなかった。

 糞みたいなメリーバッドエンドは殺してやると誓う。

 くだらない超幻想をリライトしてやると、心底から。


「う……ぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ! ナメるなぁあ! 薬宮トコのせいで、だいぶデバフをくらっているが……いまだ私の存在値は1000京以上!! 50京そこそこの雑魚に負けるかぁああああああ!!」


 ラストの咆哮が空気を裂く。

 なおも自分の数値を誇示しようとするその様は、どこか必死で哀れでもあった。


「ラスト単体だった頃よりも、感情の制御が上手くできていないように見えるな……バラバラだぜ、全部が……」


 センは冷ややかに分析しながら、地を蹴る。

 踏み込みと同時に、視界の全てが一瞬で縮む。

 狙うは一点。ラストの顔面。


「闇川とかロキとか、あの辺を奪ったのは失敗だったんじゃないか? ロキはまだマシだとしても、闇川なんざマジで害悪だろ」


 などと言いながら、センは踏み込んでラストの顔面を殴りつける。

 拳が闇の表面を穿ち、その奥に潜む核のような部分へと衝撃を叩き込む。


「がぁああああああああああ!」


 ラストの悲鳴が響き渡る。

 黒い影が大きく揺らぎ、周囲の瓦礫が吹き飛ぶ。


「さあ、正真正銘の最終バトルだ……張り切っていこうか」



 ★



「うぐぃいいいいいいいいいいい!」


 ラストは闇に裂ける獣のように絶叫し、背骨を弓なりに反らせた。

 血管が皮膚の下で暴れ、赤黒い光が脈動するたび、空間そのものが震えた。


 喉をひき裂く声に合わせて、大地がびりびりと波打ち、周囲の瓦礫が浮き上がる。


 ラストの内側で眠っていた無数の『可能性』が同時に目を覚まし、暴風のように互いを食い荒らしながら噴き上がっていく。

 骨が軋み、筋繊維が裂け、魔力の奔流が大気をえぐって形をゆがめた。

 咆哮が天を割った瞬間、闇の光が爆発した。


             ✦ ★ ✦

      ══════◆══════════:══════════◆══════

              ┃ ┃

              ◇ ◇

   「――刹那大罪・究極超神化8/アンリミテッド――」

              ◇ ◇

              ┃ ┃

      ══════◆══════════:══════════◆══════

             ✦ ★ ✦


 黒と赤と紫が混ざり合う禍々しい閃光が何度も閃き、影が生き物のように暴れ回る。

 ラストの肉体は膨張し、皮膚の下で魔力が泡立ち、血と力が逆流するような音が響いた。


 世界の基礎がきしむほどの力が、ラストの器を無理やり押し広げていく。



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― 新着の感想 ―
ついに、正真正銘の最終バトル……! 存在値「1000京vs50京」という絶望的な数値を、 センの圧倒的な覚悟と意志が塗り替えていく姿に 鳥肌が止まりません。「メリーバッドエンドを殺してやる」 という台…
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