表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
売国政府を断罪する最強転生者――彼の過去を暴くチートを得た私が小説にしたら、全世界が大発狂  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
C章 プリズンブレイク黙示録。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

176/188

157372話 締め。


 157372話 締め。


 みなとみらいの全景が、少し高い位置から一望できた。


 下りの中で、センが口を開く。


「結局、今日一日、ガチで、デートっぽいことをしたわけだが……これは、なんだ? もしかして、誰かとの賭けに負けて、『センエースとデートしなければいけない』という罰ゲームを受けている感じか? よくも、勝手に、俺を罰ゲームの対象にしてくれたな! 許さんぞ、虫けらどもめ! じわじわとなぶり殺しにしてくれる!」


「マジで、あんた、普段の言動、ぜんぶキショいな。……戦場ではクールで頼りがいがあってカッコええのに……なんなん? ギャップ萌えでも演出しとるん?」


「俺は俺を騙らない。どんな時でも、俺は俺で在り続ける。それが俺の美学だって、昔のエロい人が言ってた」


「……あんた、今まで、普通の女子にはモテへんかったやろ。そこまで痛々しいと、流石に、一般の女子やと対応できへんと思う」


「地雷を踏んだな、薬宮トコ。その言葉は刃であり宣戦布告だぜ。外に出たら覚悟しろ。ここから、血で血を洗う死闘が始まる。まずは鼻をへし折る。そして、頭を掴んで地面にたたきつける。俺は、戦う相手が女子供であればあるほど萌える男だ」


 センの物騒な宣言を受けて、トコは『はいはい』と雑に肩をすくめる。

 ゴンドラはゆっくりと地上へ戻っていき、日常のざわめきが少しずつ近づいてくる。


 観覧車を降り、夕方前の柔らかい光の中を歩いたのち、


 ――二人は転移でトコの部屋へ戻った。

 さすがにホテルに行くようなマネはしない。

 トコ的には、それでもいいと思っていたが、センエースが絶対に許さないだろうから。


 先ほどまでの海風も、観覧車の揺れも、すべて遠い出来事のように感じられる。

 散らかった部屋と、見慣れた家具。

 日常へと帰ってきた感覚が、逆に今日の特別さを際立たせていた。


「今日は、マジで何がしたかったんだ?」


 センが、壁にもたれながら問いかけてくる。

 トコは、イタズラな笑顔で、


「慈善事業。非モテ男子にボランティア。良かったな、あたしとデートできて」


「ついに超えたな……最後のラインを……てめぇは終わった。見せてやろう。死よりも恐ろしい究極のパワーを――」


 センが肩をそびやかせ、何かバカげた宣言を続けようとした、その最中。

 トコが、一歩踏み込んで、センに抱き着く。

 小柄な身体で、ぎゅっと強く抱きしめる。

 胸元に額を押しつけ、そのまま動かない。


「……サバ折りとは、またオツな攻撃じゃねぇか。しかし、力が足りねぇよ。そんなんじゃ俺の背骨を折ることはできない」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
センエースの物騒すぎるセリフと、トコの雑な対応のテンポが良すぎて、シリアスなはずの背景が吹っ飛びます
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ