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売国政府を断罪する最強転生者――彼の過去を暴くチートを得た私が小説にしたら、全世界が大発狂  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
C章 プリズンブレイク黙示録。

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6075話 ラスト。


 6075話 ラスト。


 ……2秒を経て、ロキの死体がぐつぐつと泡立った。

 黒い血が沸騰するように跳ね、肉が溶けていく。

 奇異な光景が、さらにもっと奇怪な光景へと変貌していった。


 泡立つ肉の塊が蠢き、形を変えながら輪郭を整えていく。

 崩れた皮膚の奥から、まるで金属を鍛えるかのように光が立ち上がり、


 ――そこから一人の美女が現れた。


 髪は銀。

 液体金属の糸のように滑らかに流れ、揺れるたびに空気がシャリと鳴る。

 肌は褐色の磁器。

 磨いた琥珀のように艶めき、触れれば割れそうなほど精緻。

 眼差しは薄い鋼を思わせる光を帯び、視線は獲物の一点だけを逃さない。

 漆黒の戦衣は光を弾き、しとやかなブラックホールのように周囲の色彩を吸い込んでいた。


 ロキの死を経て現れたその美女――『邪神ラスト』。

 異質で、美しく、そして恐ろしく静謐な存在。


 センはその姿を見て、息をひとつ吐き、口角を上げた。


「よう。チョコっとだけ久しぶりだな、ラストさんよぉ。はうあーゆー?」


 そんな軽口に、ラストはまったく答えようとしない。

 静かに、センを睨みつけている。


「そんな目ぇして見つめちゃ照れるぜ」


 などと言いつつ、センはバキバキっと全身の関節を鳴らしてから、最高位の武を構える。


「行くぞ、ラスト。……殺してやる」


 宣言してから、センは殴り掛かった。



 ★



「限定空間ランク50000」


 薄い空気が裂け、センの足元から青白い光がほとばしった。

 その瞬間、世界が裏返る。


 砂の粒ひとつ落ちぬほどの静寂。

 風も、音も、すべてが消えた。

 そこは、亜空間――センが魔法で切り取った、何もない死闘領域。


 白亜の虚無の中、ラストは一歩も動かず立っていた。

 センエースに引きずり込まれたのだ。

 抵抗はしなかった。

 その必要はない。


 銀の髪がゆらりと揺れ、液体金属のように鈍い輝きを放つ。

 褐色の肌が微かに呼吸を映し、琥珀の艶を返す。


 その瞳は、ただセンの一点だけを見据えていた。


 何も言わずに、彼女も、ただの武を構える。

 それを見て、センは、


「いいプレッシャーだ。萌えるぜ」


 煽り言葉と同時、センの足元に魔方陣が広がり、瞬時に身体強化が発動する。

 骨が鳴り、筋が軋む。


 センは胸の前で手を合わせる。

 祈っているのではない。

 ただ、心を整えているだけ。


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「――/\☆*【【永久閃光神化2】】*☆/\――」

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 光がしとやかに揺れる龍韻。

 凶悪にステータスを全上昇させる覚醒技。



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― 新着の感想 ―
「液体金属の糸」「褐色の磁器」。ラストさんの描写、 美しすぎてヤバいです...! 異質で完璧な美を持つラストと、軽口を叩きながらも 心構えを整えるセンの対比が緊張感を極限まで高めています
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