表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
売国政府を断罪する最強転生者――彼の過去を暴くチートを得た私が小説にしたら、全世界が大発狂  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
C章 プリズンブレイク黙示録。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

131/188

6072話 ロキごときでは理解できない、極限をも超えた鍛錬の結晶。


 6072話 ロキごときでは理解できない、極限をも超えた鍛錬の結晶。


 やがて、魂魄の髄に刻まれるように、『力の輪郭』が顕れる。

 名は、『グリード』。

 望むものを手に入れられる力――という絶対的にチートすぎる概念が、ロキの中で実感へと変わっていった。



「センエース!! てめぇの全てを奪うぞぉおおおおおおおおお!!」



 叫びとともに、ロキの周囲の闇がうねり、収束する。

 だがその闇はやがて裏返るように薄く光を帯び、センの方へと向きを変えた。

 センの内側から滲むように放たれた光が、ひとすじ、ロキの中へと吸い込まれていった。


 吸い込まれる感覚は乾いた吸引のようであり、同時に温かく根源的なものを掴まれるような感触でもあった。

 ロキの叫びが断ち切られ、力の奔流が静かに、しかし確実に回収されていった。


 それがロキの中へと回収されていく。


「ぶっはぁあああああ!!」


 深く息を吸うロキ。


「ははははははぁああ! 手に入れたぞぉおお! お前の全部ぅうう!!」


 歓喜を叫ぶロキを見つめながら、

 センは、小指で耳クソをほじりながら、


「……ロキさんよぉ……お前のスペシャルも成長型。初期状態の現状じゃあ、俺の全部は奪えねぇよ。まあ、初期値で存在値を奪えているだけ、だいぶすげぇのは事実だけどな」


「……確かに、全てを奪えているわけではなさそうだ……しかし、これなら、十分に殺せる!」


 そう言って、襲い掛かってくるロキ。


 それをセンは秒で返り討ちにする。

 描写する必要もないほど一瞬で制圧されて蹴り飛ばされて鼻血を出しているロキは、顔をおさえながら、


「な、なぜ!」


 その疑問符に、センは、あくびをしながら、


「前、お前と戦った時に、ハンデとして『数値だけ同じにしたこと』があっただろ。あの時と、現状で違いは特にねぇよ」


「違いならある! あの時はステータスが同等だったが、今は俺の方が圧倒的に数値が上だ!」


「関係ねぇんだよ、俺にとっては。俺は俺より億倍強い相手とも、何度もわたりあってきたからな」


「……転生文学センエースに、そのようなことを書いてあったが……まさか、事実だとでもいうのか」


「あれは美化しすぎだが、内容に間違いはねぇよ。数値では表現できない根本的な戦闘技術……『戦闘力』っていうんだが、戦闘力を奪われない限り……俺がお前に負けることはありえねぇ」


 センは、コキっと首の骨を鳴らす。

 廃墟の床を、靴音がゆっくりと刻む。


 センの歩調は一定で、まるでメトロノームのように正確だった。

 その一歩ごとに、空気が重く沈んでいく。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
グリードなんて関係なく秒殺するところ、 期待を裏切らない圧倒的な主人公力!特に最後の 「戦闘力を奪われない限り……俺がお前に負けることはありえねぇ」という宣言に痺れました!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ