表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
売国政府を断罪する最強転生者――彼の過去を暴くチートを得た私が小説にしたら、全世界が大発狂  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
C章 プリズンブレイク黙示録。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

127/188

6068話 実害のある反撃。


 6068話 実害のある反撃。


 センエースは淡々と告げ、机の上に置かれたモニターを一瞥した。

 彼の声は低く、抑えられた熱を孕んでいた。

 間崎は唇を震わせたまま、言葉を探すように視線を泳がせる。


「……」


「お望み通り、とめてやった。その結果は、お前が責任を持てよ」


 センエースの視線が鋭く突き刺さる。

 間崎の背筋に冷たいものが走った。


「責任? な、なんで私が――」


「だって、俺はお前が言うから止めたんだもん」


 軽い調子に聞こえるその言葉の奥に、確かな怒気が潜んでいた。

 間崎の喉が乾く。

 ごくりというツバを飲む音だけがスタジオに反響する。


「……」


「口だけで相手を非難するのは楽でいいよな。もういっそ快楽だよな。無責任に好き放題わめくだけの自称ジャーナリズムはさぞストレス解消になることだろう。ついでに金も稼げるんだから、こんなにいい仕事はないな」


 センエースの声音は静かなまま、しかし確実に温度を下げていた。

 スタジオ全体の空気が、彼の言葉と共に重く沈む。

 間崎は拳を握ったまま、何も返せない。


 言いたい事なら山ほどあるが、

 目の前の怪物は、ただ殴られるだけのサンドバッグじゃない。

 ――殴った分だけ本物の痛みを伴う鉄のトゲ。


「……」


「実害のある反撃があると黙るのも、活動家の特徴の一つだな。信念はあるかもしれないが覚悟が足りない。……言っておくが、黙ってもやり過ごすことはできねぇぞ。自分の言葉にキッチリと責任をもってもらう。これから起こる全ての犯罪と戦争は、すべて、お前のせいだ」


 その一言で、間崎の顔色が変わった。

 ここでずっと黙っていては、これまで確立してきた自分のブランドが壊れるし、

 何より、その不都合を確定されても困る。

 だから、必死に口を開いて、


「き、詭弁だ」


 どうにか、お得意の『いなす言葉』で、レスバに勝とうともくろむ……が、

 センエースには通じない。

 なぜなら、それは、センエースが最も得意とする戦法だから。

 同じ土俵で戦えると思ってはいけない。


「じゃあ、戻そうか? 守護の剣翼。お前の『責任』を明白にしてやる。お前が選べ。守護の剣翼を発動するか、否か」


 センエースの目には一片の迷いもなかった。

 その圧に耐えきれず、間崎はあわあわと、真っ青な顔になるばかり。


「どうした? 『やめろ、やめろ』って散々言ってきただろう。なら、ここでも、男らしく『もちろん否だ』と叫んでみろよ。世界中に向かって、『選択』しろ。自由な選択肢が欲しくてリベラル気取ってんだろ? それとも、好き放題、文句が言いたかっただけか?」


 センエースの言葉が、鉄槌のように打ちつけられる。

 照明の光が二人の顔を強調し、沈黙だけが響いた。


「……」


 黙り込む間崎を、センエースは鼻で笑う。


「黙るなら最初から喚くな。お前の暇つぶしに付き合うほどヒマじゃねぇ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
センエースと間崎の緊迫したやり取り、スタジオの 重い空気感が文字からビンビン伝わってきました! 「殴った分だけ本物の痛みを伴う鉄のトゲ」 という比喩が秀逸で、センエースというキャラクターの 恐ろしさを…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ