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ひと夏の情景に

作者: すずね ねね



 母方のおばあちゃんが亡くなったのは、夏の暑い日だった。

 大学生になっていた私は、夏季休暇のレポートもそこそこに両親とおばあちゃんの家がある田舎へと行くことになった。

 最後に訪れたのは、小学校四年生の頃だ。私も両親も、その頃生活ががらりと変化したのもあり、なかなか顔を見に来ることができなかった。

 私に限って言えば、違う理由があったのもある。


「香澄、ここはいいから少し休憩していらっしゃい」


 通夜や告別式の、弔問客の受け入れや折の手配と。実は遺族はやることが多い。

 おばあちゃんが死んだ、という悲しみに浸る暇もない私を不憫に思ったのか、母の姉であるサチエおばさんがそう言ってくれた。

 私は後ろ髪を引かれる思いだったけれど、サチエおばさんの好意を無下にするのも嫌で大人しく敷地の外へと向かった。


 通夜が始まるまでは、身軽に動けるようにと私服のままだった。ティーシャツにショートパンツにスニーカーという、至ってシンプルな格好だ。

 やけにうるさいセミの声を聴きながら、私はゆっくりと田舎道を歩く。誰ともすれ違わない舗装もされていない道は、今の気分と相まってとても寂しいものだった。

 そんな気分だったからだろうか。私の思考は、自然と過去へと遡っていた。



◆◆◆◆◆



 あの日も、うるさいくらいにセミが鳴いていた。

 小学四年生の私は、翌日から始まる夏休みという一大イベントに胸を躍らせていた。

 私の両親は、小さなオーダーメイドの家具屋をしている。長い旅行にはなかなか行けなかったけれど、お盆や三が日は必ずどこかに連れ出してくれる両親だった。

 友達とも、色々と約束をしていた。小学生の私にとって、まるで夢のような日々がくるはずだった。

 夏休み前最後の学校を終え、帰宅した私の前で。普段は明るい母が、目を腫らして涙ぐむ姿を見るまでは。


「お父さんが仕事中に怪我をしたの……しばらくお店は休まないといけなくって」


「お父さん、大丈夫なの?」


 母の様子は、とても大丈夫には見えなかった。私は呆然とすることしかできず、ただただ不安に胸を押しつぶされないように母の手を握っていた。

 母も不安だったのだろう。それでも微笑むと、私の頭を優しく撫でた。


「大丈夫よ、お父さんは強いから。それでね、香澄。お母さんもしばらくはお外にお仕事に行かなくちゃいけないから、おばあちゃんのお家でいい子でいられる?」


 今なら、母も断腸の思いだったというのも理解できる。でも、当時の私にそれは死刑宣告のように思えたのだ。

 家族から締め出されたような。置いてきぼりにされたような。そんな寂しさと悲しさが、私の胸を重く埋めていく。

 それでもなんとか頷くと、母が安心したように微笑む。私も笑おうと思って、でもそれは上手くいかなかったかもしれない。


「明日、おばあちゃんがお迎えに来てくれるから」


 母に急かされるように、着替えや夏休みの宿題、おもちゃなんかを詰めていく。持ち物を一つ詰めるたびに、二度とこの家に戻れないんじゃないか。そんな思いが胸を占めていった。

 眠れない夜を過ごし、おばあちゃんが迎えに来ても。そんな私の不安は一向に晴れる気配もなかった。

 おばあちゃんの軽トラックは乗り心地も最悪で、ますます鬱々とした気分が加速していった。

 見送りの母は、そんな私を泣きそうな顔で見ていたっけ。


「今日は香澄ちゃんの好きなものを作ろうねえ」


 おばあちゃんが、左手で私の頭を撫でる。しわくちゃの手だ。おとうさんの手もしわくちゃで、一度「どうして?」と母に聞いたことがあった。

 母は輝くような笑顔で、嬉しそうに理由を教えてくれた。


「お仕事を頑張っている人の手なのよ」


 働き者の手で大好きなの、と頬を染める母を見て、そうなのかと納得したのだ。おばあちゃんの手も、働き者の手だ。

 父の手を思い出し、少しだけ胸が暖かくなった。


「エビフライ……」


「じゃあ、エビを買って帰ろうね」


 おばあちゃんの声が優しく語りかけてくる。私は涙がこぼれそうになるのを堪え、窓の外を睨んでいた。


 おばあちゃんの家に着いたのは、夕方だった。

 おばあちゃんの家は、何度も来たことがあった。

 平屋のオンボロで、納屋が二つと牛小屋、ビニールハウスが二つ。


「もっと早い時期なら、香澄ちゃんが好きな苺があったんだけどねえ」


 そう言いつつも、おばあちゃんはスイカを切り分けて出してくれた。水々しくて美味しい。

 私が食べる様子を笑顔で見ていたおばあちゃんは、私の頭をひと撫でして台所へ戻っていった。


「おばあちゃん……」


「香澄ちゃん、今ご飯作るからね。宿題でもして待っておいで」


「うん……」


 言われた通りに宿題を広げたものの、一人ぼっちが怖くて結局おばあちゃんのところへ戻ってしまった。

 おばあちゃんの家の台所は、土間になっていた。その境目の板張りの床で、寝転んで宿題を広げる。

 視界の端には、青々とした葉野菜が映った。


「ねえ、おばあちゃん。あのお野菜なあに?」


「ほうれん草だよ。食べるかい」


「うん」


「じゃあ茹でようね」


 広げた宿題は絵日記だった。色鉛筆でほうれん草を描きながら、私はおばあちゃんの料理をする後ろ姿を眺めていた。

 夕食を食べ終わり、おばあちゃんとお風呂に入り、一緒の布団で寝た。おばあちゃんの家のお風呂は五右衛門風呂というのかな。丸いお風呂で、薪で沸かす。私には少し熱かった。


「香澄ちゃん、おばあちゃんは明日から畑でお仕事があるけど、昼には帰るからねえ」


「うん、わかった」


「何か困ったら畑までおいで。場所はわかるかな」


「うん」


 蚊帳で覆った布団の中で、おばあちゃんとの短い会話。

 それを終えると、私はすぐに眠気に襲われた。


 眼が覚めると、おばあちゃんの家で少しだけ驚いた。おばあちゃんはもういなかった。

 居間には朝ごはんが用意されていた。きちんと食べ、流しに入れておく。

 水の出し方がわからなくて、少し困ってしまった。後で知ったのが、ポンプ式の水道ということ。


「おばあちゃーん!」


 一人ぼっちがとにかく嫌だったのを覚えている。私はおばあちゃんの畑まで駆けていた。


「香澄ちゃん、ここだよ」


 軽トラックの影からおばあちゃんが笑顔で出てきた。休憩中で、ご近所の人とお茶をしていた。


「あらぁ、香澄ちゃんか? 大きくなったなあ」


 声をかけてきたのは、木村さんというおじいさんだ。


「こ、こんにちは」


「おぉ、えらいねえ。挨拶できるのかあ」


「こっちおいで、水ようかんあるよ」


 あぜ道に敷かれたブルーシートの上で、冷たい麦茶と水ようかん。

 ありがたくもらうと、おばあちゃんが笑顔で頷いていた。



◆◆◆◆◆



 おばあちゃんの畑のあぜ道は、あの頃と少しも変わっていなかった。でも今は、誰も畑にはいない。

 夏の暑い日差しが容赦なく私の肌を焼いていく。もの寂しい気持ちに襲われながら、私は歩みを進めた。

 夏休みという長いようで短い一夏は、あまりにも濃密だった。

 どうして、もっと早く訪れなかったのだろう。忙しいなんて言って、後悔するくらいなら無理をしてでも来ればよかったのだ。


「ついた……」


 流れる汗を拭い、私が立ち止まったのは山への入口だ。当時は山だと思っていたけれど、今思えば少し小高い丘という感じだろうか。

 木々の間を縫うようにして歩けば、日差しがない分涼しい。


 あの夏の日。一人になりたくないくせに、一人で時間を潰すためにここへ来たのだ。



◆◆◆◆◆



 何日も何日も、代わり映えのしない日が続いた。

 毎晩母から電話はあったけど、私はどこかで捨てられたという気持ちが拭いきれずにいた。

 一人ぼっちで過ごすのも、おばあちゃんの仕事の邪魔をするのも嫌だった。自然と昼間は探検をすることで時間を潰していた。

 そんな時に見つけたのが、畑の先にある山だった。山の中は、真夏なのにひんやりとしていて涼しくて。ジメジメした気持ちが少しはマシになった。


「よい、しょっと」


 お菓子やダンボールを持ち込んで、山のてっぺんにある広場に秘密基地を作った。私だけの秘密基地。

 そこで絵を描いたり、宿題をしたりして夕方まで時間を潰す。たまに小鳥や小動物が寄ってきて、パンくずなんかをあげてみたり。


「にゃーん」


 お絵描き帳に絵を描いていると、そんな鳴き声が聞こえた。私は寝そべっていた身体を起こして、ぐるりと辺りを見回す。

 目の前の草むらが揺れて、真っ黒な子猫が一匹飛び出してきた。


「なあん」


 甘えたような声を出して、私にすり寄ってくる子猫。

 尻尾は真ん中の辺りで曲がっている。その尻尾を精一杯伸ばして、私に甘えてくる。


「えっと、これ飲む?」


 水筒に入れた水を蓋に入れてやると、子猫は夢中になって飲んでいた。


「キミ、お家は?」


 私の言葉に首をかしげる子猫に、私は親近感を覚えてしまった。


「そっか、私もお家には帰れないんだ……」


「にゃあ」


「お母さんは?」


「にゃーん」


「いない、のかな……」


 言葉が通じているわけじゃない。私に都合のいい言葉で、会話が成り立っているように見えるだけ。

 今思えばそうなんだけど、当時の私はなんというか。仲間ができたのだと思ったのだ。


「ねえ、キミは私とお友達になってくれる?」


「にゃーん」


「ふふ、ありがと」


 一方通行の会話を繰り返していると、不意に湿った風が吹いてきた。

 ゴロゴロと遠くの空が音を立て、稲光が。そのあまりの音に、私は飛び上がらんばかりに驚いた。


「う、うわ……」


 突如として降り出す土砂降りの雨に、たちまちのうちに私と子猫はずぶ濡れになった。

 夏だというのに、雨は驚くほど冷たい。震えながら木の下に避難すると、子猫を抱きしめ空を仰いだ。


「どうしよう……」


 この雨ならば、おばあちゃんも畑仕事を切り上げて家に帰るはずだ。私の姿が家になければ、おばあちゃんは心配するに違いない。


「ねえ……雨、やむかな……きゃあっ」


 今度はさっきよりも近くで雷が鳴った。

 子猫は私の事を安心させるように、喉をゴロゴロと鳴らす。

 いや、もしかすると子猫も怖くて、自分を落ち着かせるために喉を鳴らしていたのかも。それでも、規則正しく響く子猫の喉の振動は、徐々に私の心を冷静にさせた。


「うん、大丈夫」


 子猫に笑いかけると、見計らったように雨が止んだ。

 通り雨が過ぎ去ると、嘘のような快晴になった。


「よかった……」


 ホッとして思わず口にすると、子猫が私の腕の中から飛び降りた。

 役目を終えたとばかりに、曲がった尻尾を精一杯伸ばして。にゃあんと一声鳴くと、茂みの中に消えていった。


 おばあちゃんの家に帰ると、安堵した表情のおばあちゃんに出迎えられた。


「香澄ちゃん……家にいないから心配したよ」


 本当に憔悴しきった表情で言われ、私の鉛のようだった心に変化が起きた。

 それまで鬱積していた色々な感情が溢れ出して、大粒の涙となってこぼれ落ちた。感情のまま、おばあちゃんの温かい腕の中で泣きじゃくって初めて、孤独と不安で押し潰されそうだった胸が楽になったのだ。


「あらあら……雷怖かったねえ」


 おばあちゃんは、優しい声音でずっと抱きしめてくれていた。

 その日、両親と別れた寂しさや不安は……まるで氷が溶けるようにゆっくりと消えていった。


 次の日からも、毎日畑と山に通った。おばあちゃんからかまぼこをもらったりして、子猫と2人で食べたり遊んだりと、それまでと違い楽しく過ごせた。

 大泣きした事で吹っ切れたのか、それとも子猫の不思議な魔法なのか。

 どっちでも構わないけれど、おばあちゃんと子猫がいたから寂しい事を認めつつも楽しめるようになったんだと思う。


 私は心に決めている事があった。

 両親が迎えに来たら、子猫を家族の一員として迎えたい。それまでは、こうして小さな秘密のように子猫と親睦を深めようと決めていた。

 子猫にその秘密を打ち明けると、「にゃあん」という返事が返ってきたのだから、当然ついてきてくれるものだと思っていた。


「香澄ちゃん、ここのところ楽しそうだねえ」


 おばあちゃんが嬉しそうに目を細める。


「うん、おばあちゃんの家に来てよかった」


 私の言葉に、おばあちゃんが驚いたように目をパチクリさせる。すぐに笑顔になると、皺くちゃの手で頭を撫でられた。


「香澄ちゃんはいい子だねえ」


 優しいおばあちゃんと子猫に支えられ、私の夏休みは穏やかに過ぎていった。



 永遠に続くかと思った夏休みも、あと数日で終わるという頃。

 両親が迎えに来た。久しぶりに会うと、私は当然のように大泣きし、そんな私を見ておばあちゃんも涙ぐんでいた。


「ちょっと待ってて!」


 涙を拭いながら、私は立ち上がる。子猫をまだ連れてきていないのだ。


「どうしたの、香澄」


 母が驚いてついてこようとするのを制止して、私は駆け出していた。

 この時間なら、秘密基地にいるはずだった。

 もう通い慣れた田舎道を駆け抜け、秘密基地に駆け上がる。そこに、子猫の姿を探す。


「おーい!」


 そういえば、名前をつけていなかった。焦る気持ちを抑えつつ、何度も何度も呼びかける。


「いないのー?」


 焦りと不安はあっという間に胸を占領していく。

 どれほどそうしていただろう。いつまでも両親を待たせる事もできない。

 泣き出したい気持ちを抑え、私はゆっくりと山を下り始めた。

 田舎道をトボトボと戻り、車の前で待っていた両親に迎えられる。明らかに落ち込んでいる私に何があったのか聞いてきたが、私は何も答える事ができなかった。


「じゃあ、おばあちゃんまた」


 母の声に顔を上げると、おばあちゃんが笑顔で手を振っていた。


「またね……」


「いつでも遊びにおいで」


 大好きな手で撫でられ、少しだけ心が軽くなる。


「ねえ、おばあちゃん。尻尾が曲がった猫ちゃんっているの?」


 あの子猫を見た事があるか……とは、何故か聞けなかった。


「かぎしっぽっていうんだよ」


「かぎしっぽ?」


「香澄ちゃん見た事あるのかい? じゃあ、香澄ちゃんは幸せになるねえ……。しっぽの曲がった猫はね、幸せを引っ掛けてくるって言われているんだよ」


「そうなんだ……」


 子猫と出会ってからの私はどうだっただろうか。

 それまで寂しさにヘソを曲げていたのに、楽しく過ごせていた。


「うん、そうだよ」


 何も知らないおばあちゃんは、笑顔で私の頭を撫でる。


「ありがとう、おばあちゃん」


 きっと、あの子猫は本当は猫じゃなくって、いじけていた私を見兼ねた神様がよこした不思議な生き物なんだ。

 私は自分をそう納得させると、精一杯の笑顔でおばあちゃんに手を振った。



◆◆◆◆◆



 ぼんやりと秘密基地で座っていると、ふわりと腕に何かが触れた。

 驚いて視線を落とすと、立派な黒猫が寝そべっていた。見間違えるわけがない。特徴的なかぎしっぽ。


「あ、あれ……」


 思わず飛び出した間抜けな声に、眠たげに黒猫が顔を上げる。


「にゃあん」


 甘えたように顔をすり寄せてくる黒猫は、あの日の子猫の姿そのままだ。


「ずっと……まっててくれたの?」


「にゃーん」


「ごめんね……もっと早く来ればよかった……」


 よく見れば、体毛には白いものが混じっている。ツヤツヤだった毛並みも、どこか輝きが少ない。

 猫の寿命にしてはとてつもなく長生きだろう。もしかすると、もう目も耳も遠いのかもしれない。


「ありがとう、君がいたから、私は今とっても幸せだよ。失敗して後悔することも多いけど、今は大学に通っててね……」


 おばあちゃんの後を継ごうと、農業を勉強している矢先だったのだ。後数年で、おばあちゃんと生活……という状態だった。


「にゃー」


 黒猫が、まるで相槌のように鳴き声をあげる。


「結局、誰にも君のこと話せなかったな。そうだ、明日も来るね」


 私が立ち上がるのを、黒猫が視線だけで追う。かぎしっぽがパタリと揺れ、まるで挨拶のようだ。


「またね」


 手を振り別れる。まさか出会えるとは思っていなかった。

 幸せを呼ぶかぎしっぽ。おばあちゃんの言う通りなのかもしれない。

 おばあちゃんを亡くした寂しさや、子猫とちゃんとさよならできなかった後悔を消すために現れたんじゃないか。そんな気がしたのだ。


 振り返ると、黒猫はまだそこに寝そべっていた。微動だにしない姿に慌てて駆け寄ると、既に事切れていた。


「……さよならを、言いにきてくれたんだね」


 涙は流さなかった。猫は死ぬと、虹の橋を渡って大好きな人を待っているって聞いたことがある。

 きっとこの黒猫は、また私が行くのを待っていてくれるはずだから。

 抱き上げた身体は意外に重たくて、私は秘密基地の一画にお墓を作ってあげることにした。


 黒猫のお墓を作り終える頃には、随分と時間が経っていた。

 ゆっくりと手を合わせると、立ち上がる。おばあちゃんのお通夜の時間も、もうすぐだ。


「また来るよ」


 返事はない。それでも私は手を振ると、歩き出す。

 背筋を伸ばし、堂々と。おばあちゃんも黒猫も、私がメソメソし続けるより笑顔が見たいはずだから。

 これからも、きっと何度も躓いたり泣きそうになることが出てくると思う。それでも、この秘密基地での出来事を思い出せばきっと、頑張れるはずだから。


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― 新着の感想 ―
[良い点] シンプルなお話で文章もとても読みやすいです。 主人公がどういう気持ちなのかなど、しっかりと心情も描写されていてまとまっています。 [気になる点] 本来なら読点が置かれる位置に句点が打たれて…
[一言] 素敵なお話でした。別れを何度も繰り返しても尚、前向きな明るい終わり方に良い印象を持てました。猫好きなせいか、死んだ猫に対して虹の橋を渡っていくという文章が入っていてまた、素敵だなと感じました…
[一言] 読ませていただきました。 寂しい時、哀しい時、心が傷ついてしまう時、人間にはそんな時が必ずあります。 その時には必ず、傷を癒してくれるモノが現れるのでしょう。 それに気付く事が出来るか出来…
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