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「……つ、疲れた……」


 まさに怒涛!疾風のように、速く!そして迅雷のように休む暇なく質問が遅い掛かってきた。


 例えば『好きな食べ物は何ですか?』『好きな女のタイプは!』『好きなカップ数は!』『身長何センチ!』体重何キロ!』『好きなゲームは!』『何人と種付けした?』『好きなコスプレは!』『趣味は何ですか!』『普段何してる?』『どうして今の時期に引っ越してきたんですか?』……というのが数分続いた…。


 ちゃっかり玲も質問してきて、それが『最初の好きな料理は何ですか?』だった、これまたほっこり。


 ちなみに好きな料理里芋の煮っ転がし…というか芋が好きだ。フライドポテトとかも好き。


 その質問がやっとこさ終わり、先生の宣言通りすぐに授業を始め、今ようやく休憩時間になった所だ。


「お疲れ様です…どうですか?授業について行けそうですか?」


 玲が水筒を渡しながら言って来る。


 ありがと、と言いながら水筒の中身を飲む…お茶であった。


「お茶うめぇな…んと、授業にはついていけるけどさ…このじっと座るって事に慣れねぇんだよなぁ…」


「じっと座るですか?でも斧剛さんは勉強はしてきたんですよね?」


「おう!でも、勉強をするっていっても農作業とかの合間にチラッとやっていただけだし、疲れたらすぐ散歩とかに行けてたからなぁ…」


 綾姉は俺が疲れたらすぐに休憩を取るという事をよくしてくれていた、まぁきりがいい所という条件はついていたが、こんなにも拘束されるとは…。


「まぁいつか慣れる。というかそういうで一杯だな、俺って」


「そうですね、ですけど!斧剛さんならきっと大丈夫です!多分!」


「おう!ありがと…んじゃあ飯にすっか、どこで食べたらいいんだ?」


「基本的には教室で食べたらいいと思いますよ?ですけどこの学校は屋上も開放されているみたいですから行ってみるのもいいかもしれませんね」


「んん…いや、今日は教室で食べよう。流石にちょっと疲れた」


 ここから後二時間も勉強があるってんだから、今の学生さんは大変だよなぁ…いや、勉強が辛いってわけじゃなくてね?


「ではここで食べましょうか…あの…机ってくっ付けますか?」


「おう!そのつもりだったぜ!あ、玲も俺の作ったおにぎり食ってみてくれよ!その代わり玲の弁当を食わせてくれ」


 現在俺の弁当は綾姉が作ってくれるが、いつか自分で作る事になるはず…いや、しないといけない…いつまでも綾姉に頼ってばっかじゃあれだからな。


 その時に作る時の弁当の参考にさせて貰おう。


「わ、私のですか?…わかりました!それでは交換…ですね」


 玲は鞄から弁当を出す…大きさは俺のよりちょっと小さい。


 そして蓋を開けるとそこには…彩豊かな食べ物が綺麗に敷き詰められていた。


 それはまるで宝石箱のように…いや、しかしうまそうだなぁ。


 どれから手につけようか迷っていると…。


「ねぇ斧剛君!私達も一緒していいかなぁ?」


 横から声を掛けてきたので振り向くと、何やらピカピカしている人達が居た。


 髪は金色、制服は色々と改造している、そしてスカートがとても短い…うむ、この特徴から察すると…こいつらはギャルか!!


 綾姉の漫画に出てきた事もある…うん、しかし派手だなぁ。


「お、おう!俺は大丈夫だけど…玲もそれでいいか?」


「はい、わたしは斧剛さんが良ければ大丈夫です」


「よし、なら席くっ付けるか…あれ?どの席使えばいいんだ?」


「んー、あの席でいいんじゃない?よし、んじゃあ持ってくるねー」


 とたとたとギャル達は席を持ってきてこちらは寄ってくる…俺も手伝った方がよかったかな?


「ふぅ、お待たせ!それじゃあ食べよっか!」


 なんだかグイグイ来るな…特段気にする事ではない気がするしいっか。


 鞄から弁当を出す。ついでにおにぎりもドサッと!


「へぇ、斧剛君って自分で料理するんだ…珍しいね」


「ん?いや、このおにぎり以外は姉みたいな人が作ってくれたんだ」


「あれ?斧剛君って兄弟いたの?さっきいないって言ってなかったっけ?」


「あぁ、近所の…言わば幼馴染?みたいな人が一緒に着いてきてくれたんだ」


「ふぅん、でもおにぎりは斧剛君が作ったんだよね?」


「おう、あんたも食うか?数が少なくなっちゃったから半分こだけど…あ!そういや名前…」


 さっきからフランクに接してくれたから気にしてなかったがまだ名前をしなかった。というか玲以外のクラスメイトの名前全然知らん。


「お?そういや忘れてたね…私は新妻樹里!後ろの二人は亜美と雫ね!…って二人とも全然喋んないじゃん!ちょーウケる!」


 確かに…さっきから喋ってくるのは新妻だけで、後の二人はこちらをじーっと見ているだけで喋らない…いやもう慣れたわ。


 亜美と呼ばれた人は新妻同様ギャルっぽい服装、髪は少し明るい茶色、目は少しつり目でなんだか睨みつけられてるような感覚だ…。


 もう一人の雫と呼ばれた人はあまりギャルっぽくない、制服はしっかりと着ているし、俺の目からは真面目そうに見える。それと胸がでかい、綾姉以上の人は初めて見たなぁ。


 二人は少し慌てながら新妻にコソコソ話しかけている。


「だってぇ!急に話しかけるから心の準備が…」


「雫だって気になってるって言ったじゃん、こういうのは早めに行かないと!」


「樹里ぃ…!私達はお前みたいにメンタル強くないんだよ…もっと段階を踏んでだなぁ」


「いやーめんどいから無理、ほらほら!早くたべよー」


「新妻って凄え強引だなぁ…村のばあちゃん達みたいだ」


「うら若き乙女をばあちゃん扱いとはなんだ!…まーオモロいからいっか!おばあちゃんじゃよー…」


 本当に悪気さ無かったのだが、そう言ったら新妻がむっ、という表情をした…おっと、これは失敗か?でも最後の方ではなんかオモロいとは言っていたが、一応謝っておこう。


「あれ?…もしかして今の貶した発言?だったらごめんな」


「んーん…別に気にしないでいいよ、……うーん斧剛君はやっぱりあんまり見ないタイプの男の子だねぇ」


「そうか?俺としては普通のつもりなんだが…そういや玲にも言われたなぁ…ま、気にしないでくれ」


「うん!私もこっちの方が好きだし!やっぱ接しやすいと助かるよねぇ」


「おう!俺も正直遠目で見られるよりも新妻みたいに話しかけてくれる方が好きだぜ」


 そういうと新妻は少し黙り、その後ちょっと戸惑ったような声を出した。後なんか少しもじもじしてんなぁ。


「お、おうぅ…急に口説くなよぉ…キュンときちゃうじゃんかぁ…どうする?一発ヤル?」


 そう言った途端に玲がガタッと立ち上がる…おぉ、なんだなんだ?


「ちょっ!いきなり何を言ってるんですか!そんなのダメに決まってます!」


 あ、あれ?ご飯は?


「いやー、取り敢えずチャンスがあったならガッツかないと!」


「チャンスってなんですか!?いいですか?斧剛さんは素でこういう事をいう人なんです!あまり気にしないで下さい!」


「いやでも…斧剛君ももしかしたらそういう気があるかもしれないし…うーん」


「無いったら無いです!」


「なぁ、ご飯食べないの?俺腹減ったんだけど…」


 なんだかさっきから喋ってばっかで弁当に全然手をつけられていない…。


「あぁ、ごめんね!そいじゃあ食べよっか……あれぇ、本当に素だったの?」


「はい…数日一緒に過ごしてきましたが、あれが素です…気をつけてくださいね?」


 どうやらやっと食べ始めるみたいだ、良かった良かった。


 さて、弁当の続きだが…まずは約束した玲の弁当を食べさせて貰おう。


「それじゃあ、玲、いただきます」


「あ、はい!召し上がって下さい」


 特に迷わず、適当な物を取る。………う、美味い!


 綾姉の料理にも劣らず…それに弁当中身をよく見たら綺麗だけではなく栄養価もしっかりと考えられている…これはうちのばあちゃんに追いつくのも遠くはあるまい……。


「玲…俺の為に飯を作ってくれないか?」


 感極まってそう言ってしまう程に美味しかった。毎日食べたい。


「ぴゃッ…!……」


「あれ?玲?どうしたんだ?」


 ………返事が無い…まぁ、よくある事だな。


「あー、やっぱ素なのね?あれ…」


「あわわ…これから大変になりそうです…」


「あーあ、大丈夫か?五十嵐さん」


 新妻、雫、亜美が次々と言ってくる…異常に赤面した玲を不思議に思いつつ、俺は自分の弁当を食べるのだった。

唐突な軽いプロフィール

都築つづき朱音あかね

身長 162cm

体重 50kg

年齢 28歳、まだ若い方

胸はちょいでか、腰はスラーッと、尻は普通

容姿は草臥れたジャージに黒髪のポニーテール、しかし、しっかりとした着こなしをすればとてつもなく化ける。

性格はめんどくさがりや、ジャージを着ているのは寝巻きで学校に来れるから。だが、めんどくさがりやだが生徒の問題にはいち早く解決に乗り出していてる。優しく生徒想い。教師という職業に誇りを持っているが。それとは別に教師ってめんどくせーとも思っている。生徒からは結構好かれている。

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