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恋バナ女子会

コミックス11巻の書き下ろしエピソードの原稿です(^ー^)

これがどう漫画になっているのか、をお楽しみいただけたらいいなと思います。

【──これは2度目の結婚式から、少しあとのお話】


「いいかい、ヴィー。落ち着いて聞いてくれ」

「……なんでしょうか」

「また新しい菓子屋が出来たという噂を耳にしました」

「な……なんですって!?」

 旦那様が帰ってきて、すごく真剣な顔して言うから何かと思えば! ……ま、ふざけてるんですけどね。もちろん全力で乗っかりますわよ!

「しかもただの菓子屋ではない……出来てすぐだというのにもう行列が絶えないらしいのです」

 出来てすぐに人気店なんて、どんなすごいお菓子が置いてあるんでしょう。気になるじゃないですか。

「どんな素晴らしいお菓子が置いてあるんでしょう?」

「うむ、それが——」

 ゴクリ。溜めますね、旦那様。

「それが……?」

「いろいろあるようですが、特に人気を集めているのがバニラシュークリームとモンブランということです」

「まあ……っ!!」

 どうやら職場でこの情報を聞いたらしく、私にシェアしようと、今日一日うずうずしていたようです。

「ということで——」

「ゴクリ……」

「今度の休みに行ってみない?」

「ぜひぜひ〜!! あ、どうせなら前みたいに、のんびりお散歩しながら行きたいです」

「おお〜、そうしよう」

 ということで、次のお休みはお散歩デートすることになりました。




 ワクワクで迎えた、旦那様のお休みの日。

「今日も可愛い町娘風にしましょうね」

「旦那様も爽やか好青年風に仕上げるらしいですよ」

「まって。サーシス様は、あのキラキラ美形オーラを少しくらいは隠した方がいいと思うんですけど?」

「う〜ん、それは……無理というものでしょう」

「ですよね〜」

 ミモザとステラリアに支度を手伝ってもらい、可愛く仕上げてもらいました。今日は髪を編み込みで一つにまとめてみました。少し肌寒い季節になってきたので、ワンピースの上からカーディガンを羽織っています。

 旦那様の方は、黒のパンツに白いシャツというごくごくフッツーのスタイルなのに、ものすごいかっこよさ。なんなの? シンプルさが、かえって旦那様の美形っぷりを際立たせてますよね。あ〜しかし、その横に立つことに慣れた私も、なかなかの図太さを身につけたなぁと思います。いやいや、心では涙してるよ? とまあ、それはおいといて。

 いざ! 新しいお菓子屋さん!




「パン屋さん、今日もいい匂いがしてますねぇ」

「あの花屋さん、また寄っていく? ヴィー、気に入ってなかったっけ」

「レモンマートルのチョコのケーキ、めちゃくちゃ美味しかったですよね。復活してくれないでしょうか?」

 なんて他愛のないことを話しつつ町の様子を見ながら、ぶらぶらとお店に向かいました。


「…………よし」

「?」

「知った顔は誰もいない」

「あー」

 町中でデートといえば、以前、旦那様の部下さんたちが私たちが行く予定のお店に先回りして貸切にし、最終的にはスイーツパーティーの様相を呈したということがありました。旦那様はそれをしっかりと覚えていて(いやむしろトラウマ?)、今回は、店内が見える窓から様子を見て確認していました。わたし的にも、旦那様とデートしているのを見られるのはやっぱり恥ずかしいので、いないに越したことはない。大丈夫、今日はいないようです。

 少し待ってから案内された席は、お庭に面した二人がけのソファー席でした。なんかデジャブ……庭の木陰に誰か潜んでない? 大丈夫よね? まあそれはよしとして。隣り合って腰掛け、早速メニューに目を通しました。

「ヴィーはどれにする?」

「む〜……非常に難しい問題です」

 バニラシューか、モンブランか。全く違う系統だから、選び難いっ!! メニューを睨みつけても答えは出ないけど。そんなある意味殺気立つ私を見て笑う旦那様。

「じゃあ二つとも頼んでシェアしようか」

「わぁ! いいんですか?」

「うん、どうせ僕も両方食べたかったし」

 旦那様は今日も優しい! なんかすっかり甘やかされてますね。お礼に、旦那様には多く食べてもらいましょう。

 美味しいお茶と一緒に注文したら、あとは待つのみ——。あ〜楽しみ!


 しばらくして運ばれてきたスイーツたちは、チョコレートソースやクリームで綺麗にデコレーションされたお皿に載っていました。すでに芸術品。そっとテーブルに置きながら、店員さんがそれぞれのお皿を説明してくれました。

「こちらのモンブランは、カスタニアの実をペーストにしクリームと混ぜたものをケーキの上からかけております。時間と共にカスタニアの香りが薄くなりますので、お早めにお召し上がりください」

 ほうほう、だから店内限定なんですね。

「カスタードシュークリームは、焼きたてのシューの中に、冷たいカスタードクリームを詰めております。温度差を楽しんでいただきたいので、こちらも早めにお召し上がりください」

 こっちは熱々と冷え冷えのコントラストですか! なるほどそれは店内限定だ。

「どっちも食べるのが勿体無いくらい綺麗です〜」

 いつまでもうっとり見ていそうになったけど。

「消費期限が早いので、お早めに、お召し上がりくださいませ」

 大事なことだから2度言ったね! 店員さんの言葉で現実に戻りました。そうでしたそうでした、愛でてる場合じゃなかったわ。

「ヴィーはどっちから食べる?」

「ダメです、決められません!! サーシス様が先に選んじゃってください」

「ははっ! じゃあ僕は……モンブランかな」

「了解です! 私はシューをいただきます」

「「じゃあ、せーの! いただきます」」

 二人で一斉に一口目をいただきました。

「カスタニアの濃厚な香りがスッと鼻に抜けていく……美味い」

「サクッサクのシューとフワフワのクリームが、口の中でとろけます……絶品!」

 二人でホウッ……とため息です。

「めちゃくちゃ美味しいですね!」

「うん、評判以上だよ」

「次そっち食べたいです」

「僕もそっちをいただこうかな」

 時間がないので、急いで交換です。

「わぁ……こっちもすごく美味しいですね! クリームは軽いのに、口の中で解けたら、カスタニアの香りが一気に広がる……すごい」

「こっちはほんと、熱々でパリパリのシューと冷たいクリームの温度差がいいね。溶け合うハーモニーが素晴らしい」

 でも最後には『美味しい美味しい』ってなって、あっという間に食べ終わってしまいました。

「さすがに急いで食べてって言われたからって、急ぎすぎましたね」

「確かに」

 ちゃんと味わったけど、なんていうか、じんわり噛み締めるという感じじゃなくて、なんかあっけなかったというか? 

「二人とも、パクパク食べるだけって……ぷぷぷ」

「余裕なさすぎたよね……はははっ!」

 なんか二人で笑ってたら。

「あ、クリームが唇に——」

「え?」

 私の口元にクリームが残っていたみたい。こっそり舐め取っちゃおっか……なんてお行儀悪いですね、ちゃんとハンカチで拭いますよっと。ハンカチを取り出そうとしたら。 


 旦那様が指でスッと拭い、そのまま舐めちゃって。


 き、きゃぁぁぁぁぁぁ!? 

 何するんですか!! 心臓飛び出る!!

「なななななな何してるんですか!!」

 私はワタワタしてるというのに、全然余裕な旦那様はニコッと笑うと私の耳元に口を寄せ、


「これが一番甘い」


 って!!

 ああもう!! こんな不意打ちでドキドキさせられるとは!


「やっぱりかわいいなぁ、ヴィーは。そうだ、もっとゆっくり味わえるものを注文し直そうか。まだ食べられる?」

「私はもうお腹いっぱいです!」

 色んな意味で。誰かさんのせいで!!

「そっかー。僕はまだヴィーとゆっくり居たいから追加しようっと」

 今度はゆっくり味わえるタルトや焼き菓子を追加でお願いしてました。


 美味しいものを食べて、些細なことで笑って。こういうのを幸せっていうんでしょうね。想定外にドキドキさせられたけど——。

「めちゃくちゃ美味しかったです! あとでみんなも食べてね」

 楽しい時間を過ごしてリフレッシュした私たちは、今回もみんなにお土産を買って帰ってきました。




「前にいただいたのも、とても美味しゅうございました」

「今日も楽しみですわ。それで、店内限定のお菓子はいかがでしたか?」

「他の者がそのお菓子の噂をしておりまして、気にはなっておりましたの」

 ステラリアとミモザ、二人ともキラキラした目でこっちを見ています。使用人さんも若い人は多いので、こういった情報には敏感なんでしょう。いや、公爵家の情報収集の早さはこれに限らないか。

「そうだわ。折角天気もいいし、ワタシ庭園でピクニックがてら一緒に食べない?」

「いいですね」

「では早速準備いたしますね」

 急遽ですが、女子会することにしました。


「モンブランはなんて繊細な舌触り…で——」

「こちらのシュークリームも香りが豊かで美味しいです!」


 スイーツを食べながら、まったり女子会が始まりました。

「お店ではどんなお菓子を召し上がられたのですか?」

「バニラシューとモンブランよ。二つともすっごく美味しそうで、どっちにするかすっっっっごく悩んだのよ」

「「まあああ!」」

 私はモンブランとシュークリームの美味しさを全力でレポートしました。

「——私の表現ではこれが限界だわ……あの感動が上手く伝わったか自信がない……」

「大丈夫ですわ!」

「奥様の表情に適う表現はございませんもの」

「あら、顔に出てた?」

「「はいっ!」」

 隠しきれない感情が顔に出ていたようですね。よかった——よかったのか??




「ミモザも、ベリスとお出かけの時に一緒に行ってみたらいいんじゃない? って、ベリスは甘いもの嫌いかな?」

 完全なる見た目判断だけど。でも、あながち間違いじゃなかったようです。

「そうですねぇ。あまり得意ではないですね。でも、私が作ったものはちゃんと食べてくれるんですよ」

「きゃぁぁぁ! のろけ!」

「はっ! 失礼いたしました!!」

「くるしゅない。逆にもっとちょうだい!! え〜と、じゃあ、ミモザが初めてベリスに作ってあげたものってなあに?」

「ええっと……なんでしょう?」

「付き合い長すぎて忘れちゃった?」

「かなり幼い頃だったので。多分、クッキーだったと思います。焦げてはないけど、歪な形でしたね。なにぶん子供の作るものなので」

 ミモザのお母さんがお菓子を作っている横で、ミモザも一緒に作ったんですって。ベリスにあげるのって言って。微笑ましい光景ですよね。

「さすがは小さい頃からの幼馴染ね。それで、ベリスの反応は?」

「フツーに『美味い』だったと思います。多分……」

 そんな記憶が曖昧な頃からのお付き合いって、なんか素敵ですね! 小さいミモザとお兄ちゃんなベリスを想像しただけでニヤニヤしちゃう。優しいお兄ちゃんか——私には兄姉がいないから、ちょっと憧れます。

「昔からベリスは優しいのね。見た目魔王風だけど」

「そうですよ〜。魔王は風味だけです」

「うん、知ってる! でも、甘いものが好きじゃないなら、そういうお店には行かないのかしら? いつもどんなところに行くの?」

 俄然興味が湧いてきてしまいました。人様のデート事情を聞きたがるなんてはしたないんだけど……だって……だって……聞きたいんだもん! あ、ほら、今後の参考に、ですよ!

「カフェに行かないこともないんですよ〜」

「あら」

「私が行きたがっているのを知ってますから、話題のお店なんかはちゃんと連れて行ってくれるんです」

「「あのベリスが、話題の店を知っている……!?」」

 ツッコミどころは間違えてないと思います。ベリスはどうやってそんな情報を……まあそれは簡単か。でも、聞いてるところが想像できない。

「ベリスはお菓子を食べるの?」

「いいえ。黙々と苦いコーヒーを飲んでます」

「でしょうね」

「分けようかと言っても…………」

「「言っても?」」

「……私が美味しそうに食べてるのをみてるだけで十分だ、って………」

 ミモザの声が小さいから、思わずずいっと寄っちゃいましたよ! なんですってぇぇぇ!? あの、ベリスがぁぁぁぁ!?

「きゃぁぁぁぁ〜! ステラリア! 私たち、のろけられてるわ!」

 真っ赤になるミモザとは対照的に、キャッキャとはしゃいでしまいます。

「まあまあ! 本当に仲良しでございますよね」

「あまいわ! とってもあまぁぁぁいわ。うふふ、いいのろけをいただいたわ」

「ええ〜! 奥様が聞きたいっていったんじゃないですかぁ! もう〜」

「うふふふふ! ごめん遊ばせ!」

 ベリスの意外な一面を聞けて楽しかったです。




「それで、ステラリアは?」

「はい?」

「ステラリアは、そういうお相手いないの?」

「ええ、絶賛募集中でございますの」

 ニコッと微笑むステラリア。どう見てもはぐらかそうとしてますねぇ。名探偵ヴィーちゃんの目は誤魔化せないよ!

「そうなの? ミモザ?」

「う〜ん……言われてみれば、ステラリアの話は聞きませんねぇ」

「あら」

 唇に人差し指を当て考えるミモザ。ミモザもわからないのか……。

「ふふふ」

 ステラリアは不敵に笑っています。

「気になる人はいないの? 過去形でもいいけど」

「過去形ですか。それなら、いないでもないですけど——」

「「ものすご〜〜〜く聞きたいです!!」」

 ミモザと二人で前のめりになりました。

「誰ダレっ? 誰なの?」

「そうですねぇ……公爵家(こちら)で昔、執事見習いをしていた方、でございます」

「執事見習い?」

 今の公爵家には執事はいても執事見習いはいないから、やっぱり過去のことなのね。

「ミモザはその〝執事見習い〟さんのこと知ってる?」

「ええ〜……私がこちらにきた時にはいらっしゃらなかったですねぇ」

 なんつってもステラリアは生まれも育ちも公爵家だから非常に歴が長いのに対して、ミモザは比較的新しい人だから、あまり古いことは知らなくてもしょうがないか。

「どんな人だったの?」

「とにかく素敵で、本当に優しい方でしたわ。ご自分お仕事で忙しいはずなのに、小さい頃の私やティンと、よく遊んでくださいましたのよ。勉強や剣術も教えてくださったりしましたね」

「ほうほう、それで?」

「学校に通うということで私がお屋敷を出る時に餞としてとしてくださったハンカチは、一生の宝でございます」

「何その素敵紳士は!」

「きゃぁぁぁぁ! 素敵すぎます!!」

 初恋の君の完璧紳士ぶりに、私もミモザもハート持ってかれましたよ。惚れてまうやろー!!

「その上仕事も完璧なんですよ。こんなの惚れないわけにはいかないでしょう?」

「「無理無理無理無理!!」」

 そう言ってステラリアにダメ押しされたら、私たちは首がもげるくらい首肯するしかないでしょ。

「ふおおおお。そんな超人がいたのね」

 すごすぎません? 仕事も遊び(?)も完璧なんて。

「若くて、仕事もできて、優しくて……う〜ん、一体誰なんでしょう??」

 ミモザも心当たりがないようで、考え込んでいます。

「名前を……せめてお名前をプリーズ!」

「そうそう、名前を聞けばわかるかもです!」

「まあ、それはまたの機会にいたしましょうか」

「ええええ〜〜〜!! 気になって夜しか眠れなくなっちゃう!」

「奥様、それ、十分眠れてますわ」

「あらやだ」

 なんて盛り上がっていると、


「そろそろ晩餐のお時間でございます」


 と、ロータスが呼びにきてくれました。おっと、私ったらすっかり盛り上がってしまって、お着替えがおろそかになっちゃってましたよ!

「話に夢中になりすぎて、私ったら全然お着替えが進んでなかったわ」

「わわっ! 申し訳ございません! 私どももすっかり話し込んでしまってました」

「急いでお支度いたしましょう。旦那様をお待たせしてはいけませんもの」

 急げ急げ〜。着ていたものをミモザに脱がせてもらったら、普段着のワンピースを頭からシュポっと被って、お着替えは終了。ボタンを留めている間、ステラリアに髪をなんとかしてもらったらほらもう完成。見事な連携プレーでしょ? 私のお支度なんて、本気出したらこんなもんです。多分〝本気〟の意味が違うと怒られそうだけど。

 なんておふざけはここまで。


「お待たせしました〜」

「楽しそうな声が廊下まで聞こえていましたよ」

「うそん!? なんの話をしてたか聞こえてた?」

「そこまでは」

「ならよかったわ」

 女の子の恋バナは内緒のものなのです。




〜リアさんの回想〜

 よく考えたら私の初恋がロータスさんだということはすぐわかったと思うんですけど……。自分たちでどんどん誤解していきましたからね。『若くて、仕事もできて、優しくて』って、それはあの〝過去の時点〟ということに気が付きましょうね、ミモザ。

 本当にロータスさんは、理想を具現化したような方だと思います。やみくもに本を読んで知識をつけようとしていた私に『それは必要だけど、それは要らない。これは絶対』などの、必要な勉強を効率よく教えてくださったのもロータスさんでした。体術や剣術も、遊びの中に取り入れられていて、いつの間にか手切るようになっていた感じですのよ。先生としても完璧じゃありません?

 ロータスさんのおかげで、職業専門学校でトップの成績を修めることができました。おかげというか、ロータスさんに誇れる成績を取ろうと思ったら、主席しかなかったんですけどね。

 今のロータスさんも年をとって渋くて素敵なんですけど、若い頃のロータスさんはすっごくカッコよかったですね。贔屓目に見ても、今の旦那様に引けを取らないと思うんですよ。

 こんな人が間近にいちゃったら、私、この先いい人なんで見つけられるのかしら……。


〜回想終わり〜


「あ〜あ。ロータスさんを超える人が見つかるまで、私ってば恋人も出来なさそうですね」

「何〜? ステラリア、何か言った?」

「いいえ、何も」

 私の少し後ろに付いていたステラリアが、ボソッと何か言った気がしたんだけどなぁ。ま、気のせいか。



「ぶえっくしょい!!」

 盛大にくしゃみをするユリダリス。

「うわっ移すなよ」

「小隊長、風邪ですか〜?」

「ちげーよ。誰かが噂したんだろ。いやあ、モテる男は困るなあ」

「はいはい。仕事しましょ」

「うい〜」


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― 新着の感想 ―
美味しいお菓子と甘々な恋バナ!そして、ロータスさん、若い頃からモテてそう!
> いつの間にか手切るようになっていた感じですのよ。 手切るってあるからびっくり。
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