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反逆の日章旗  作者: 零戦
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第九十七話

ハワイ戦は前作からの流用が多いです。


やったね、ストックが増えたよッ!!


おいやめろッ!!






 攻撃隊から一足先に低空飛行でハワイに向かっていた戦闘機隊七八機と彩雲二機は遂にハワイの陸地を視認した。


「見えた。ハワイだ」


 制空隊隊長の兼子少佐はニヤリと笑い、無線マイクのスイッチを入れた。


「此方兼子。ハワイが見えた。全機に告ぐ、これより作戦を開始せよッ!!」


 兼子少佐はそう叫び、操縦桿を引く。烈風は低空飛行から上昇していく。


 他の列機も次々と低空飛行を止めて兼子少佐に続いて上昇していく。


 勿論、それはハワイに設置されていた対空レーダーによって探知された。


「レーダーに反応ッ!! ジャップの攻撃隊かもしれないッ!!」


「何だとッ!? 何で此処まで探知されなかったんだッ!!」


 レーダー員が叫ぶが、制空隊はお構い無しに飛行して予め指定されていた攻撃予定の飛行場へ殺到したのであった。


「回せ回せェッ!! ジャップの戦闘機が来るぞッ!!」


 ヒッカム飛行場ではP-40やP-47等の戦闘機のプロペラが勢いよく回りだして滑走路へ向かう。


 そこへ烈風隊が到着した。烈風隊は飛び立たせてたまるかとばかりに急降下をして両翼に搭載された三式噴進弾を発射した。


 烈風から発射された三式噴進弾は列線に待機していたP-40やP-38、P-47等に向かう途中でバラバラに分解して噴進弾の中に装填されていた焼夷弾子を分散させた。


「ひ、火の玉が……」


 自機に向かって来る焼夷弾子を見たP-47のパイロットは急いで脱出をしようとしたが、焼夷弾子がP-47の左翼に命中して燃料タンクが引火して更に機銃弾も誘爆して脱出しようとしたパイロットを吹き飛ばした。


 焼夷弾子は他の戦闘機にも降り掛かり、戦闘機を破壊して炎上させていく。


 列線に待機していた戦闘機群は瞬く間に全滅をした。


 この三式噴進弾は高角砲等の対空砲弾であった三式弾を対地用の噴進弾に改造した物であった。


 この三式噴進弾は七八機の戦闘機のうち、半分に戦闘機に搭載されおり(残りは普通の噴進弾)飛行場の使用不能をさせる目的があったのだ。


 この三式噴進弾と制空隊の攻撃によりオアフ島に点在する陸海の飛行場は瞬く間に使用不能となった。


 完全な奇襲となってしまった。太平洋艦隊司令部ではニミッツ長官が報告を聞いて愕然とした。


「……ジャップはまだ空母部隊がいたのか……」


「報告しますッ!! 対空レーダーが三百機近い大編隊を探知しましたッ!! 後十分でパールハーバーに到着しますッ!!」


 ヘルメットを被った兵士がニミッツ長官にそう報告をする。


「……対空射撃の用意を急がせろッ!! 早くしないとジャップが来るッ!!」


 ニミッツ長官は慌ててを指示を出すが全て遅かった。対空射撃の準備が完了する前に攻撃隊が真珠湾上空にしたのだ。


「……敵さんの弾幕も疎らだな」


 水平爆撃隊を率いる市原少佐はそう呟いた。対空陣地では上からの命令を待たずに対空射撃をしている陣地があった。


「ドックや燃料タンクは破壊するな。占領後に使うからな。目標は飛行場爆撃と防御陣地、それに停泊艦艇の攻撃だッ!!」


 市原少佐はそう叫び、自分が率いる一個中隊を滑走路が炎上しているヒッカム飛行場に進路を向けた。


 それはヒッカム飛行場に止めを刺すためであった。





「真珠湾の航空戦力は粗方片付けたようだ」


 攻撃隊からの電文を見た山口長官はそう呟いて通信紙を将樹に渡した。


「三式噴進弾が役に立ったようですね」


 この時、ハワイの航空戦力は攻撃隊の攻撃によって実に九十%余りの被害を出していた。無事な機体もカタリナ等の水上機が多く、戦闘機や爆撃機も少数しか残っていなかった。


 ハワイの航空部隊は、第一機動艦隊の発見の報告で何時でも飛び立てるように機体に燃料を搭載していたりしたため誘爆する機体が続出していたのだ。


「他にも数隻の停泊艦艇を大破させたりしていますね」


「うむ、取りあえず暫くはハワイからの攻撃は防がれたと言っていい」


 山口長官はハワイ周辺の地図を見る。


「問題は米機動部隊だ。攻撃隊からの報告で真珠湾に米機動部隊はいなかった。恐らくは第一機動艦隊を撃滅するために戦艦部隊と共に出撃したのだろう」


「では……?」


「……第二機動艦隊の一応の役目は果たした。これより米機動部隊を捜索してこれを撃滅する。至急、彩雲を発艦させるのだ」


「分かりましたッ!! 直ぐに手配します」


 奥宮航空参謀はそう頷いた。




「ハルゼー長官、ハワイがジャップの攻撃を受けて航空基地が壊滅的状態のようです」


「くそッ!! ジャップのくせに生意気なサルだッ!!」


 ハルゼー長官はそう罵倒する。


「カーニー、攻撃隊の準備はどうだ?」


「後五分で完了します」


「オーケー、取りあえずはオザワの機動部隊を潰す。ハワイを空襲した空母部隊も気になるが今は目の前の機動部隊を叩くッ!!」


 ハルゼー長官はそう叫んだ。そして五分後にはアメリカが作り上げた機動部隊から次々と攻撃隊が発艦していくのであった。


「それと対空戦の用意をしておけカーニー」


 ハルゼーは念のためにと思い、そう指示を出すのであった。










御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

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