ボル
「げっふ!」
「お前。弱いな。俺に負けるのは相当弱いぞ」
「お前が、弱い?わ、笑わせんなよ。だいぶパンチの威力が重いんだが」
ボルはふらふらになりながらも俺にいう。そりゃボルがひょろいからではないのかな?
「お前弱いんだからこんなくだらないことはやめて真面目に働けばいいのに」
俺が優しさでボルに言ってやると、ボルは頭にきたのか俺に対して殴りかかってくる。
「うるさい!お前らのような異能が強い奴らに何がわかる!俺の異能はそこまで強くないし金もない!それに就職には成功しても企業ではつかえないと惨めにいじめられた後にお前に払う給料はもったいないからクビだと言われた俺の気持ちがお前にわかるか!」
拳に気持ちがのっているのかさっきよりも拳が強く感じる。
それは災難だとしか言えないがそんなクズみたいな企業があるのか。
「俺は、クルガ様に拾ってもらわなければアクロバート街の裏路地でのたれ死んでいたかもしれない。生きる希望も失っていたし投げやりにもなっていた。そんな時にクルガ様は俺を必要だと言ってくれた。だから俺はクルガ様のやることについていくんだよ!それが世間から悪いことだと決められていてもなぁ!」
ボルは何度も何度も殴ってくる。そろそろ飽きてきたな。こいつはこいつなりに理由があったんだろうがだが暗黒企業とやらはあまりよくない気もするからこいつらはここでとめないと。次で決めてやるか。悲しいけどな
ボルの攻撃をある程度受けた後に俺はボルに対して何度も殴りかかってやる。このまま倒れるまで殴り続けてやるよ!
数十分ボルは防戦一方で俺に殴り続けられ顔は真っ赤に腫れて足もふらふら、腕も両方とも真っ赤に腫れてもうろくに俺に攻撃できるような状態ではないのに俺の前に立つ。こいつ、根性だけはあるな。
「ボル。お前のその根性は認めてやるよ。だがな。もう終わりにしようや」
「そ、うだな。次で、終わり、だ。これだけ、くらえば、俺の異能の、威力も、はんぱないだろ」
ふらふらのボルは右腕をよろよろとあげると右手の拳に何か力のようなものが収束された?よくわからないが右手が輝き出して
「俺の、異能、は、俺の、受けた、ダメージを、一撃にのせることができ、る、異能。ウケダメージ。これで、ショウ、お前を一撃、で」
ボルは最後の力を振りしぼってか俺に急接近し
「もらっ、たぁぁぁあ!」
輝いている右手で俺に殴りかかる。さっきの攻撃よりスピードも上がっている。普通のやつなら当たっていたかもしれない。だけどな。
「相手が悪かったな」
俺はボルの攻撃をボルの腹に少し強めにパンチをくれてやった。




