0.お嬢様と愉快な仲間たち (登場人物紹介 その3)
タッタカタタタタタターン!
パパパーン!
「こんにちはー。案内役のクレナです」
「同じく、案内役のキナコですー!」
「まもなく、最終章、星降る世界とお嬢様編がはじまりますよ~」
「はじまりますよー」
「その前に……コホン」
「ご主人様、ご主人様! 大変ですよ!」
「最後までお約束の会話なのね、キナコ?」
「高等部編でも登場人物が増えて、名前を見ても誰だかわかりません!」
「まぁ、素敵な棒読みね、キナコ!」
「ふっふっふ、そんな悩みをお持ちのアナタ!」
「アナタ!」
「星降る世界とお嬢様編の前に、高等部で登場したキャラをちょこっとだけ紹介します!」
「紹介しますー!」
「ハーイ! それじゃあ」
「せーの!」
「「どうぞー!」」
<クレナとハルセルト領の人々>
●だいふくもち
「西にある大国、セーレスト神聖法国の宮殿地下で眠っていた、凄く美しい真っ白なドラゴンです」
「眠ってたというか、寝ていたところに宮殿が建てられたんですけどね」
この子の名前は、だいふくもち。
前世の世界に同じ名前の和菓子があるんだけど、名付けたのは初代星乙女ちゃんみたい。
ドラゴンの時には、真っ白な羽毛に包まれた大きな姿で。
さすが、聖竜っておもうくらい、すごくきれい。
人化した時には、十歳くらいの女の子の姿。
絹のようなキレイなストレートの白い髪に、青くて大きな瞳。
すっごく可愛いの!
法国から脱出したあと、お母様がすごく気に入って。
なぜか私の妹になりました。
まぁ、可愛いからいいんだけど。
―― コメント:クレナ・ハルセルト
<クレナと王家の人々>
●トルテ・グランドール
「ファルシア王国の王妃様。あと、シュトレ王子とジェラちゃんのお母さんです!」
「最近はだいぶ治ったみたいなんだけど、極度の人見知りらしいね。ボク達と話しているとすごく面白い人ですよ」
トルテ・グランドールは、私のお母様よ。
まぁ、こっちの世界で、だけど。
私の紫色の髪はお母様譲りね。
私は気に入ってるわ。
極度の人見知りで、あまり舞踏会なんかには参加してなかったんだけど、クレナと会ってからは頑張ってるわね。
将来の娘に、良いところを見せたいのかしら?
まぁ……相手がお兄様とは……限らないわよね。
まだ婚約しているだけなんだし。
お母様は、私の気持ちに気づいてるみたいで、いろいろアドバイスをくれるわ。
なんでわかったのかしら。
―― コメント:ジェラ・グランドール
<クレナと法国>
●リュート・バルバット
「西にある大国、セーレスト神聖法国の竜騎士見習いで、魔法学校生徒会長さん」
「ご主人様の魔法で、パートナーの金色飛竜と仲良くなれたみたいですね」
リュート様は、法王の息子の一人で、後継ぎ候補。
私とは、幼馴染なんだけど。
まぁ、すごく真面目な性格よ。
法国は、代々、竜に選ばれたものが法王になることになっていて。
表向きは世襲じゃないのよ。
だから、法王が本当に継がせたい子供は、血筋を隠すんですって。
まぁ……どうせ選ぶのは神官長……つまり私の親だし。
結局、世襲なんだから、茶番よね。
緑色の髪に、整った顔をしてるから、学校でもファンが多いけど。
それをガードするのも私の役目。
お役目ってだけで……やってるわけじゃないけど……。
―― コメント:ルシエラ・フォルス
●アンネローゼ
「リュート様のパートナー。黄金に光る大きな飛竜です。性格もとっても可愛いの!」
「人化の魔法を教えてくれってせがまれましたけど……簡単には覚えられませんよ?」
セーレスト神聖法国の飛竜の塔で出会った金色の大きな飛竜。
リュート様のパートナーの彼女は、最初リュート様をのせるのをすごく怖がっていたんだけど。
魔法でサポートしてからは、ちゃんと乗せて飛べるようになったみたい。
ちなみに。
彼女が人化の魔法を覚えたいのには、理由があって。
本当に、リュート様が好きなんだね。
私、応援してるから!
―― コメント:クレナ・ハルセルト
●ルシエラ・フォルス
「彼女は、セーレスト神聖法国の魔法学校生生徒会の会計さんで、栗色のみつあみおさげがすごく可愛いの!」
「王国ではあまり見ない、大きな丸い眼鏡をかけてましたね」
彼女とは、魔法学校の生徒会交流会でお会いしましたけど。
栗色髪のみつあみと大きな丸い眼鏡が印象的な、とても可愛らしい方でしたわ。
動きがすごくコミカルで、みつあみよく跳ねて。
そうそう、なんだかウサギみたいなんて思ってしまいました。
あとは、そうですね。
時折、生徒会長を見つめる瞳が気になりました。
それはもう! クレナちゃんを想う私と同じでしたわ!
どなたもお気づきになられないのでしょうか?
―― コメント:リリアナ・セントワーグ
●リシャル・バルバット
「西の大国、セーレスト神聖法国の法王様。一見ほがらかなですけど、目がすごく怖い方です」
「ちょびひげの少し小太りなおじさん。ボクも少し苦手かな」
大陸に三つある大国の一つ。
セーレスト神聖法国、通称「緑の法国」の法王様よ。
私と、息子のリュート様を婚約させようとしたり。
長年の友好国、ファルシア王国を攻めるとか言いだしたり。
こいつ……絶対なにか裏があるわ。
利用するだけ利用してあげるけど、信用は出来ないわね。
―― コメント:アリア・ガルツワット
「いかがでしたか? 今回は高等部編に登場したキャラ紹介でした~」
「でした~!」
「さて、いよいよ本編では最終章になります」
「ご主人様! ご主人様!」
「どうしたの、キナコ?」
「まだ紹介していないキャラもいますよね?」
「うーん。それじゃあ、最終章が落ち着いたらやってます?」
「そうですね。わーい、楽しみ」
「台本通りね、キナコ。って、今、台本を普通に見ちゃってるよね! オマケに棒読みだし!」
「声だけしか聞こえてないから平気ですよ、ご主人様!」
「それでは、本編が落ち着きましたらまたご紹介しますね」
「紹介しますねー!」
「それじゃあ」
「ハーイ! それじゃあ」
「せーの!」
「「またねー!」」




