表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/42

再びのβテスターと犬達

少し短めで別視点が後半入ります

 あれから時間が経ち昨日フレンド交換をしたβテスターから連絡が来た。三十分後冒険者ギルドで会えますか? と書かれたメールが来たので分かった、と返した。


 正直言って会いたくない。けど人嫌いを理由に断ることは流石に無理だろう。冒険者ギルドに着くと昨日会ったβテスターが居た。


「来てくれたんですね、ありがとうございます」

  

「それで何するの……?」


「分かりました、貴女を勧誘したいんです」


「勧誘?」


「プレイヤーズギルドのシステムはまだありませんが、それと似たような物を作っている最中です。それにあなたにも入って欲しいです」


……どうしよう。ここまでくると断り辛い。でも入ってから何をさせられるのか聞いてなかった。


「もし入ったら何すれば良いの……?」 


「基本的に自由、と言いたいですが、始まったばっかりなので僕の指示に動いてもらうことになります」


 ゲームまで他人の動かされるのは嫌、とまではいかないけど私は自由に遊びたい。だから断ることにした。


「……断ります」


「分かりました……気が変わったらご連絡ください」


 それだけ言って去っていった。私は近くにあったクエストを受けて街の外に出た。


 


【彩月視点】


 はぁ……断られちゃった。いけると思ったのに。ここの運営はイベントに関しては殺意が凄くあるから入れたかったけど、仕方ない。メンバーの一人で友人のラッコが結果を聞きに来た。


「どうでしたかー?」


「無理だったよ、後僕がリーダーだからって口調を変えるな」


「ごめんごめん、それでメンバーは目標の何割集まった?」


「三割いったかどうかかな。生産職は二つ返事してくれたけどトップランカーがなぁ……」


「あの変人か……」


「今の所五位の賢者には話がついたけどね」


「俺らは戦闘で手一杯だからそこら辺は任せっきりになってすまんな」


「大丈夫大丈夫……のはず!」


「無理すんなよ、それじゃ狩りに行ってくるわ!」


「はーい!」


 ふー……。次は剣聖の所に行こう。僕は緊張しながら次の勧誘に向かったのだった。

読んで頂きありがとうございます

感想ありがとうございます!淡々と進むのとまだ魔法にクールタイムがないのはご了承ください…

追記、週間一位になりました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] まだ始まったばかりのお話ですが、VRMMOものの百合作品は少ないのでとても楽しみにしています! [気になる点] サービス開始してすぐなのに運営のイベントに関する殺意が高いと知っているのはな…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ