表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/42

花の街と犬達

次の日、私は早めに目が覚めて、いつもより一時間早くログインした。するとまた神様が目の前ににこにこしながら浮遊していた。


「狛犬ちゃんありがとー! おかげで私が手を出さずにすんだ」


「何で呼んだの? 」


「あ、そうそう! これを狛犬ちゃんにあげようと思って」


神様が巻物のような物を取り出して私の方に向けて、それを破った。その瞬間、スキルの鑑定を手に入れたと表示が出た。


「鑑定は困ってそうだからあげただけだよー、メインはこっち! 」


そう言って金木犀がいくつも刺繍されている黒色の浴衣を、大型犬が着られるようにした服を出した。これをここで出したということは……。


「狛犬ちゃんにプレゼントするね! 性能も見た目も良いから! 」


「何で浴衣……? 」


「なんとなくー」


この浴衣の性能を見ることにした。


金木犀の浴衣

防御力:50 耐久力:∞

装備効果:【知力+5】【対打撲+5】【対刃物+5】

装備スキル:【華火】【華の舞】


……耐久力無限も凄いけど装備効果も良かった。そしてスキルの説明はこうだった。


【華火】

効果:敵に火属性が付与された金木犀の花弁を、五秒の間、風の影響を受けずに大量に飛ばし、目眩しと少しのダメージを与える。飛ばされる量とダメージは知力依存。

CT:5分

説明:綺麗だからどんどん発動させてね! by神様


【華の舞】

効果:華火の効果が残っている内に敵を攻撃すると華火の効果がプラス三秒される。

説明:ただのオマケ!by神様


華火は色々な場面で使えるだろう。神様が手を振ると視界が暗転し、前に二度寝していた丘にいた。レイドボスの報酬を受け取り、回復薬を買ってそこのお婆さんにさよならを言ってから次の街に行くことにした。


どうやらお婆さんからの情報によると森を真っ直ぐ行って、抜けた先にあるみたいだ。街の外に出て草原をさっさと抜け、森に入るとわんころ軍団が果物と共にやって来た。


「ガゥ! 」


果物を私の側に置くと、私を守るようにして囲む。どうやら次の街まで一緒に移動してくれるみたいだ。果物をアイテム欄に入れて移動をする。


移動を開始して十分経過すると花の匂いと壁が見えた。さらに近づくと街の入り口も見える、わんころ軍団に見送られながら街に入るとさっきよりも濃い花の匂いと色とりどりの花が売られている花屋が大量にあった。


既に他のプレイヤーがちらほら見えた。さっさと雑貨屋と冒険者ギルドに行くことにした。私はさっきわんころ軍団にもらった果物を食べながら探索をするのだった。

読んで頂きありがとうございます!

感想や評価、ブクマお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ