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プロローグ

「あれ...当たってる...」


私、小笠原野良(女性)はそうスマホを見ながら呟いた。私が前から気になってたVRMMO、フリーファンタジーオンライン、略してFFOの抽選に当たってたのだ。

 

確か初回出荷分が一万で応募人数が十万を越えてたはずだけど…当たってて良かった。機器は親戚から貰った奴があるから大丈夫。


サービス開始は三日後の午後九時から。三日後からちょうど年末年始の休みがあるから時間もたっぷりある。今日はさっさと寝て仕事に備える。


三日後...。 

 

コーヒーに砂糖を入れながら掲示板を覗くと既に大量のスレが立ち賑わっている。テレビでも少し話題になり注目されている。


雑用を終わらせてヘッドギアを被った。先にキャラだけ作れるのでそれで時間を潰すことにした。VRMMOは初めてだけどのんびりゆっくりすることにした。


『ニックネームを決めてください』


「んー…決めてなかったけど…野良犬で良いや」


『キャラを作ってください』


美化して髪伸ばして身長低くして…髪の色と目の色は銀で良いや。


『種族を決めてください』


「うーん…」


人間、エルフ、ドワーフ、獣人…etc。説明文を見てもよく分からない。ならいっそ運に全て任せようと思いランダムにした。


『狛犬に決まりました』


「狛犬…?」


その瞬間視線が低くなった。鏡が前に置かれたので見てみると私の体が真っ白のもふもふしている大型犬になった。


『職業を決めてください』


狛犬の説明文を見ることにした。


狛犬:何故か神社から逃げてきた狛犬。魔法が得意で初期スキルで三属性まで取れ、人語と神語を話す。種族レベルが上がると人型になれる魔法を取得出来る。


魔法系の職業…初級魔法使いにしてスキルを選択した。


種族:狛犬lv1職業:初級魔法使いlv1

筋力:5

生命:10

敏捷:5

器用:5

知力:20

精神:13

スキル:【火属性魔法lv1】【水属性魔法lv1】【土属性魔法lv1】【障壁魔法lv1】【人語】【神語】【状態異常耐性lv1】

SP:0

称号:なし   


とりあえず掲示板に上げといてチュートリアルをすることにした。移動は何とかなった。


『スキルでカカシを倒してみよう』


チュートリアルはこれと移動だけだった。意識して使いたい魔法を言うらしい。


「《ファイアーボール》」


カカシに当たると勢いよく燃え灰になった。障壁魔法は知力依存で、自分に障壁をレベル一だと一枚張れる魔法だった。


他の魔法も試し、後はそこら辺を散歩して時間を潰しサービス開始になった。そして…


「犬…?」 


「やっぱり…」


案の定他のプレイヤーから注目されることになった。

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