72.ランキングから逆算してみよう
もし、「どうしてもたくさんの人に読まれたいんだ!」という作家さんがいらっしゃったら、タイトルとあらすじ(タイあら)を研究してみましょう。
何せ、なろう読者を獲得する入り口はよほどの有名作家さんでもない限り、タイあらしかありえません。
読まれるならタイあらをブラッシュアップするのが近道です。
自分にしか書けないこだわりの作品を書き続けるのもいいのですが、人気の要素がある作品を書いてみるというのも、心身の健康を保ちながら書き続けるのに有効です。「読まれる」というのは、ただ書き続ける以上に作家に活力を与えてくれます。
さて、タイあらを活用して〝人気作品〟を書くには、一体どうしたらいいのでしょうか?
まず一度こだわりを捨て「人気になる流行の作品を書くのだ」と自分に言い聞かせます。
(この時点で、多くの作家さんはハードモードかな?と思います)
ちょいと自我を捨てるのです。
それから「作品検索」機能を使って、そのジャンルで人気そうなワードを掘り起こしてみましょう。
どういった作品が人気なのか?確認してみましょう。
「検索順」を指定して、ブクマやポイントの高い順を見てみます。
そして、書けそうなものを探してみましょう。
例えば、異世界恋愛を書きたいなら婚約破棄からのざまぁ。
ハイファンタジーを書きたいなら、追放からのもう遅い。
いかにもなタイあらを作るのです。
そして、そのタイあらから作品の流れを決めて行きましょう。
つまりこの作品は「タイあらありきの作品」になるということです。要はテンプレ作品ですね。
創作人生の中でそういったテンプレを書いてみると、新しい発見があります。
というのも、書き慣れた人こそこういったテンプレ作品を書くことによって、新しい視点が得られる可能性が高いです。
個性というものは、どんなに隠そうとしても滲み出て来てしまいます。癖のある作家さんほどそうです。
なので作家さんとしては何となく書き始めた「テンプレ作品」が、読者からすると「ちょっと変わったテンプレ作品」と認識されるかもしれません。
個性は勿論大事ですが、読まれるためには個性のちょい捨てをしてみてもいいかもしれません。
しかし、この「タイあらテンプレ作品で人気者になる大作戦」には、ひとつ大きな罠があります。
実は、これは速筆の作家さんにしか出来ない作戦なのです。
タイあらで読者が集まる人気作品になったとしても、更新頻度が遅いとその間に流行が過ぎてしまいます。
流行が過ぎたものを書き続けていると、いつの間にか読者が離れてしまうでしょう。
流行は一時的に読者を集めるのには有効ですが、長期的にやろうとすると落とし穴にはまってしまいます。
逆に言えば、速筆でテンプレを量産出来る作家さんなら、この作戦は非常に有効です。
(恐らくみなさんの頭の中に、色んな人気作家さんが思い浮かんでいることと思います……笑)
流行作品を生み出して読者を捕まえ、矢継ぎ早に作品を発表しましょう。
読まれる小説を書いてみましょう。
読者の注目を集めたからこそ、次に生まれ出る作品に活かせる点が見つかるかもしれませんよ。




