63.打診ってどこから来るの?
「娼館の乙女〜売られた少女は推理力で成り上がる〜」2025.5.23、本日発売です!
なろうで書いていると、書籍化打診が来ることがあります。
これについては皆様ご存知でそれを見込んでなろうで書いていらっしゃると思うのですが、実は書籍化打診はなろう経由のみで来るわけではありません。
ではなろう以外でどういったルートを経て書籍化や書き下ろしの依頼が来るのか……そのあたりを掘り下げて行きたいと思います。
打診の窓口は多ければ多いほど、広ければ広いほどいいもんですからね!
①なろうから書籍化打診
よくあるケースから掘り下げて参りましょう。
なろうの書籍化打診はなろうの〝メッセージ〟欄から来ます。
なろうに置いてある作品を書籍化したい出版社様は、なろうを通してここから打診をかけて来ます。
(なろうを通してコンテストを受賞した際も、ここから連絡が来ます。)
大抵返信先のメールアドレスが記載されていますので、そこから連絡を取りましょう。
書籍化を承諾してもいいですが、条件が合わない場合、断ってもいいです。
断わる場合、自分の連絡先が相手に見られることに抵抗があればなろう運営様から断りを入れてもらうことも可能です。
なろうではある程度信用のある企業との取次しかしないため、比較的安全に書籍化を進めることが出来ます。
②メールに直接書籍化打診
もしメールアドレスをどこかに公開していた場合(HPやlit.linkなど)、またはなろうからメールで断った際にメールのやりとりをしていた場合、メールから直接書籍化打診が来る場合があります。
なろうで公開されている作品であっても、メールで企業様と直接やりとりをし、書籍化することは可能です。
なろう運営様はこれを禁止しておりません。
なろうで禁止されているのは、なろう運営を通さず、なろうのメッセージ機能や感想欄を使って打診をする行為です。(この行為を見かけた場合、運営に通報しましょう)
メールで打診があった場合は個人でやりとりをして下さい。
ただし、個人間のやりとりは間に誰も入って来ないので、信用のおける企業様かどうか事前に下調べが必要です。
不安があれば企業HPを調べたり、周囲の人に評判を聞いてみた方がいいかもしれませんね。
③X(Twitter)のメッセージ機能
私のところには来たことがないのですが、他の作家様曰く意外と来るらしいです!
自作品を宣伝がてらTwitterをしていると、もしかしたら打診が来るかもしれませんね。
しかしこの場合も、信用のおける相手かどうか独自に精査しなければなりません。
怪しげな打診は回避した方が良いでしょう。
④編集者から打診
もちろん、全てがメールから始まるわけでもありません。
かつて共に仕事をした編集者から直接打診が来ることがあります。
また、そのような編集者が別の出版社へ移籍してから打診をして来たり、彼らから別の出版社の編集者を紹介されるケースもあります。
編集者ネットワークとは侮れないもので、相手がどんな作家か情報共有しているようです。
そのネットワークで捕捉され、打診が来ることもあるのです。
飲みの席で直接打診されたり、電話での打診もあり得るというわけです。
何作品も書籍化していらっしゃる方や書籍を多く出されている大作家様には、こういった打診もあるようです。
人間関係って大事ですね。(しみじみ)
打診にも色々あります。
色んな場所に顔を出しておくと、どこかで顔が繋がるかもしれませんよ☆




