52.ストップ!炎上芸
今回は当たり前の話をしますが、案外気づいていらっしゃらない方も多いのではと思い、注意喚起のため筆を取りました。
なろうでの炎上を狙った過激なエッセイ、XなどのSNSで炎上させようとするポスト、もしもそれを自作への誘導目的としている作家様がいらっしゃいましたら、今すぐやめた方がいいです。
不特定多数に喧嘩を売るような文章は、書籍化への道を閉ざしてしまいかねません。
なぜなら、出版社はトラブルを大変に嫌うからです。
特に、作家同士の対立をあおるような記事は書くべきではありません。作家同士のトラブルが一番止めにくく厄介なので、出版社は常にSNSに目を通し、トラブルの芽がないか気を張っています。
(私のXも編集者がバッチリ目を通しており、会うとXに投稿した話の続きをしたりしますよ~)
なので商業出版を目指している段階で炎上目的の記事ばかり上げていると、せっかく素晴らしい小説を書いても〝要注意人物〟として弾かれる可能性が高まります。
出版社も編集者も内部にいるのはみなさん心を持った〝人間〟です。火種になるような作品や性格を抱えている作家とは取引などしたくないのが普通です。
皆様も出版社のいち社員になったつもりで想像してみて下さい。
穏やかな作家と全方位を敵に回す炎上作家、どちらと取引したいかは明白なはずです。
目立ちたいなら、炎上より、いい作品を書くことに注力しましょう。
ランキングをなかなか上がれないなら、このエッセイを参考にしましょう!
高みを目指しましょう。明るい方へ歩いて行きましょう。
承認欲求をこじらせ、ヤケクソになって悪い方向へ行かないことが大事です!
書き続けるには、出版するには、そういった長いスパンでのリスクマネジメントも重要になって来ます。
〝目立てばいい〟というだけではその内、読者からも出版社からも、相手にされなくなってしまいますよ。




