23.ラストに息切れしないためのヒント
さて、番外編がスタートです!
みなさん、ラストまでの構想が出来ていたとします。
しかし、ラストをしっかり最後まで描き切るのは本当に難しい!
構想があるのに全く先に進まない!
なぜか大きな壁がそびえ立っている……
そんなこと、ありませんか?
私も最近、そんな感じだったのです!
そんな時、あなたならどうしますか?
私はそんな時、他の作品を読む(見る)ことにしています。
実のところ、ラストの構想の参考には致しません(断言)。
お話を長く書いていると、他作品の作者の息遣いが分かるようになって来ます。
その息遣いを、感じるためです。
この作品のこの場面は、のちのちの展開に深みを出すため据えられているのだ……とか。
ここでかわいい女の子を出したのは、恋愛のためではなく場面の緩和なのだ……とか。
悲しいラストへの序章は、このキャラクターの魅力が余韻をくれるから成り立つのだ……とか。
世の中に出た作品には、その作者が頑張って考えたエッセンスがぎゅっ!っと詰まっています。
特にしっかり最後まで書かれているもの、上映されたものは完結へ導いてくれる「道」が描かれています。
舗装の方法というか、手仕事というか、そういった「気配」が漂っています。
それをちからいっぱい吸い込むと、何だか書く気力が湧いて来るんです。
その作者さんに、書く勇気を貰うのです。
我々作者というものは、お互いにずっとそれを繰り返しているだけなのではないか、と錯覚する時すらあります。
作品を読むということは、作者とのやりとりのような気がしています。
だから、創作というものは、孤独ではないのです。
最後まで走り切れないと思った時、ただ寝っ転がって休むのもいいけれど、そんな風に作者との対話を試みるのもいいかもしれません。
インプットなどという横文字で肩ひじ張らずに「あー、この作者も頑張ってんなー」という気持ちをもらう。
案外そんなことが、創作の突破口になったりするのです!
そんなわけで。
ようやく連載作品のラスト構想が出来ました。
世の作者様には感謝してもし切れませんのぉ……(しみじみ)
鬼滅の刃おもすれー!
七人の侍おもすれー!
うぉー!




