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世界がバグった日
ギシカは目を開くと違和感を覚えた。
自分の部屋ではない。
しかし、見覚えがあるような。
体を起こして、自分の身を確認する。
素っ裸だった。
思わず叫ぶ。
「どうしたの?」
何故かエイミーが部屋に入ってきた。
別の家に住んでいるはずなのに不思議だ。
「私、裸だ!」
思わず叫ぶ。
こんな恥ずかしいことってない。
「何言ってんの。いつも裸で寝てるじゃない。愛」
愛。
自分の顔を触って確認してみる。
覚えのある輪郭。
愛の体。
パネルフォンを取り出して操作し、自分のパネルフォンにとりあえず電話をかける。
相手は電話に出た。
震えつつ声をかける。
「愛ちゃん?」
「……ギシカ、やっぱりあんたなのね」
ギシカの体に入った愛は溜め息を吐く。
どうしたことだろう。
自分達は、体が入れ替わっているらしかった。
つづく
昨日は更新なくてすいませんでした。
一昨日の三時間睡眠の反動か一旦仮眠して深夜に起きようとしたものの朝まで爆睡しておりました。
今日はその分も投稿しようと思います。




