表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ごめんね、お兄様!  作者: かんなぎ
第二章 悪役と脇役達のサイドストーリー
13/28

閑話 名も無き者の戦況報告

エスメラルダ王国、エメルダ王朝歴262年

書記官【–––】がここに戦況を報告する。



北西部にシデリス同盟軍による領土侵犯を受け、開戦。

補給路の分断により我が国の防衛線が一時途切れ、孤立化する部隊が増加。

後述する砦奪還作戦までの三日間で、四割の小隊の壊滅を確認。

補給拠点の不可解なまでの早期発見・制圧から内通者の存在が疑われるが、詳細は不明。


敵軍侵攻から二日で北西部拠点であるサルド砦陥落。

これに伴い、同砦指揮官、魔術師エドリス・ヴィル・ハーベスタ、戦死。

指揮系統に乱れが生じ、本隊において下級兵の逃亡が相次ぐ。


国王陛下の下賜金により第八騎士団が新設、同戦地に派遣。

同騎士団の遊撃作戦によりサルド砦の奪還に成功。

山道を崩落させ、敵の進行経路を断っている。

また、この作戦において騎士一名による魔術封具破壊の成功を確認。

(この案件について追加調査を要する)


同日、サルド砦以北に位置する森林部において、魔術師オリガ・エメルダ・ルージル率いる魔術師部隊の壊滅を確認。

以降、同魔術師の足取りは、





報告者の名は判読不明。

また、以降の記載は焼失している。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ