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キャラクター紹介 4

相変わらず本編では出せない、出していない情報を公開しています。

ネタバレが好きではない人、本編の情報のみで楽しみたい人は読まれないよう、よろしくお願いします。























【モグラ】


 ナガマサがPKに殺されかかっていたところに颯爽と登場し、そのピンチから救い出した先輩プレイヤー。


 本名、土井竜二どいりゅうじ

 流れでナガマサの狩りを手助けしつつ見守り、転職まで付き合った。

 その後も装備を世話したりと何かと気にかけてくれる。


 カスタムパートナーオンラインの経験はそれなりに長く、人に世話を焼くのも楽しみの一つとしてゲームの世界をエンジョイしているベテランとして、広く認識されている。

 データ的には成長著しいナガマサも、知識面において現在進行形でお世話になっている為、どれだけ強くなっても尊敬の念と恩返しを忘れていない相手である。


 性格は飄々(ひょうひょう)としており軽そうに見えるが、意外と義理堅く礼儀もある。

 待ち合わせの三十分前には着くタイプ。

 気さくで心も広いが、仕返しにはあまり躊躇わない一面もある。


 相棒は、≪もう一人の自分(ドッペルゲンガー)≫。

 名前はモゲラ。

 かなり特殊な性質を持っている、珍しい相棒。

 自分で考え、相棒ではなくプレイヤーと同じ仕様で成長していく。

 つまり、モンスターから100%の経験値を得てレベルアップし、転職やスキルの取得が可能である。

 更に、一方が得た経験値をもう一方もそのまま得る、そして思考や経験そのものも共有される為、通常の二倍の速度で成長出来る。


 異様かつ特異なこの相棒の有用性は凄まじく、モグラは他の人の二倍広く、二倍速く、二倍多く行動できる。

 その他にも、いくつか特殊なスキルを持っている。


 しかし、モグラとほぼ同じ思考を持っていて、かつ独自に行動する為完全に制御することは出来ない。

 モグラ曰く、≪自律型≫ではなく≪自立型≫。

 デメリットとして、お互いに視認出来る位置に存在することは出来ない。


 ゲームが大好きで、大好きすぎて自分で作ることにもハマった末に、有名ゲーム会社に就職。

 威信と社運を賭けた超大作ゲームの制作に携わる。

 しかし、会社は不祥事の連続発覚により突如倒産。

 必死に作り上げたゲームは、二束三文で売り払われることとなった。


 とある伝手により、何者かの思惑を知ったモグラは、腹いせにゲームデータの一部を消去して逃亡。

 犯罪者の戸籍を買い、顔を変えて自首。

 またしても伝手を利用し実験に参加した。

 明確な目的はなく勢いに任せての行動であったが、ナガマサとの出会いは彼に一筋の希望を見出させた。



【マッスル☆タケダ】


 本作の筋肉担当。


 本名、竹田剛志たけだつよし

 筋肉を鍛えることに人生の全てを捧げた男。

 捧げすぎて、筋肉を鍛え、見せつける以外の動作に支障を来すようになってしまった。

 肉体を鍛えたいのに、鍛えすぎて生きるのが困難になってしまう現実に絶望していたところ、実験に誘われた。


 後に紹介する相棒のお陰でゲームの中での筋トレも効果を発揮する上に、冗談のような再現性で筋肉の躍動を感じることが出来るので満足している。

 現在は、何となく選んだ職業が案外面白く、筋肉を模した装備を世に広めるべく努力しているところである。

 

 モグラを通じてナガマサと知り合い、装備をサービスする気前の良さと立派な筋肉を見せた。

 以降はナガマサの持ち込んでくるレアな素材に己の筋肉をぶつけて幸せ一杯である。


 性格は豪快で快活。薬で禿げ上がった頭のように明るい。

 周りにも気が遣える筋肉だが、物事をはっきりと口に出来る芯の通った筋肉。


 相棒は身に纏っている筋肉そのもの。

 筋トレをすることで、少しずつではあるが成長させることが可能である。



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