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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができたら〜  作者: 一日千秋


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94話 新スキルの練習



今日、俺はダンジョンに1人で来ている。

何で1人なのかと言うともちろん戦闘訓練をするためである。



この前、拳撃SSSを獲得してからウズウズしていたので、早速自主練をしていこうと思う。



14階層の砦に到着。


そういえば、アイツこの前光って消えたけどどうなってるかな。




砦に入っていくとそこには前にいたマッチョの盗賊団ではなく、普通の体型の服装も前とは違う盗賊団がいた。




「おい、ガキ何の用だ!?あぁ?」



「おっ!セリフは同じなのか」



「んだとこらぁ、やっちまえー!!」



この会話はいつもの違和感のある用意されたセリフであり、盗賊達は手にナイフや剣、ハンマーを持っていてこれらも前と変わらない。



見た目だけ仕様変更されたっぽいな。

そしたらアイツもやっぱりいない気がしてきた。



とそんなことを考えていると盗賊達は一斉にこちらに迫ってくる。




では、お待ちかね。俺は拳撃のスキルを使用してみることにした。



俺はスキルを思い浮かべて左ジャブをシュッと軽く放つと何かのエネルギーが拳に纏わりつき、それが一瞬で放出される感覚があった。



目線を拳の先にいる盗賊に移すと盗賊は後ろに3メートルほど吹き飛んでいるではないか。



「マジかよ、めっちゃいい遠距離攻撃じゃん。」


思わず独り言が出てしまう。




そして、次はエネルギーを右の拳に溜める。多分これは魔力だろう。溜める感覚を長くして強く意識してみる。



そして、右ストレートに拳撃を乗せるとブワッと衝撃波があたりに響き、かと思ったら正面にいた敵が吹き飛び霧になって消えていった。



魔力の溜め具合でかなり攻撃の幅が広がりそうだ。

しかし、溜めを長くすればその分隙も生まれてしまう。


これはもっと訓練しないとタイミングや火力調整、敵との距離感など身体に染み込ませないと深層の戦闘で足を引っ張る気がする。



なので、夏休みは特にこのスキルを中心に特訓していく事にした。




盗賊達を全員倒すと、奥の方から特殊モンスターが登場する。


アイツではなかった。

多分盗賊の頭なのだろうけど前のアイツより覇気がないし、身体も細い、顔も違う、誰だろう。



「よくここまできたなぁ〜」


声が甲高い。脇役って感じだ。



「お前は誰だ?」


俺はとりあえず疑問を投げかける。



「ヒッヒッヒッ、始末するしかないなぁ〜」



ん〜どんなんだろう、会話にはなってないよな?



俺は再び両拳に魔力を溜めると今度は左のジャブ2発

と右のストレート1発に乗せた細かい拳撃を3連打で撃つ。


拳撃は盗賊の胴体に2発、顔に1発入り、吹き飛びながら当たっていく。


弱い拳撃は敵を倒せるほどの威力はないがバランスを崩したり、後退されるのには使えるようだ。



次は半分の威力で撃つと敵の腕に当たり、当たった箇所が変な方に曲がった。



50%以上の力で攻撃力がかなり増えてくるみたいだ。

そして、これを5発打ち込んだところで敵は霧になって消えていった。



威力調整は細かいとややこしいので当分は強中弱で3段階でやっていこうと思う。


慣れてきたら5段階とだんだん増やしていこう。




今日の攻略中に拳撃使用後ちょこちょこステータスの魔力を確認してみたところ、弱一発で1の魔力消費、中で3、強で5と言ったところだった。



そして、俺は自然治癒というスキルがあるせいなのか比較してないので定かではないが魔力回復も割と早いのかな?あまり使いすぎは気にしなくても良さそうな気がしている。




よし、あともう少し検証してみるかな。



俺は気分上々な足取りで転移陣に入っていった。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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