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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができたら〜  作者: 一日千秋


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32話 爆速の鬼ごっこ


俺は身体強化に補助魔法アタックをかけてさらに筋力をアップさせる。その直後に剣ではなく握り拳くらいの岩を収納から取り出し両手に持つとリーダーウルフに向かって走り出す。



てっちゃんも俊足でリーダーウルフに向かって進み出す。


スピードは俺の方が少し遅いし、小回りが効きづらい感じがするがそこはしょうがない。



リーダーウルフも俺らの動きを察知してか、すぐに広い草原へと逃げ出したのだった。



俺は即座にウルフの進む方向を遮るように走りながら岩を投擲した。

するとウルフはそれを華麗に避けて方向転換したがさらにそこへ岩を投擲する。


その間にもうてっちゃんもナイフをウルフに投げられる距離へと詰めていたのでどんどん毒ナイフを投げていった。


が、ウルフは少し掠りはしたものの致命傷とは行かずにまた逃走したのだった。


俺もやっと戦闘している付近に辿り着き、次は鬼の大剣を収納から取り出すとそれを投擲していく。てっちゃんより筋力があるため相当な速さを誇る投擲をご覧あれ。


ビュンッ


と轟音が鳴り響いたと思ったらそれはウルフの足に命中し、片足を削り取っている。


これで俺の勝ちだと思った瞬間、てっちゃんがウルフの首に毒のバトルナイフを押し込んでいたのだった。



まだ毒の効果で死んではいない。

俺は即座に走り出し、大きく踏み切るとその地面を割り、力強く飛び込んだ。その間に収納からグレートソードを取り出し、胴体に向かってソードを突き刺して下に薙ぐ。



すると霧になり消えていったので討伐終了だ。




「んーこれは引き分けにしないか?」


俺がそういうと



「そうだな、また今度決着つけようか!」


てっちゃんも快くそう言ってくれた。



リーダーウルフのドロップは大きな牙と魔石であったのだがそのドロップを拾い上げるとそのウルフの消えた場所に黒い魔法陣が浮かび上がり、そこから階段が現れたのだ。



そのフロアのリーダー格のモンスターを倒すと階段が現れる仕組みってことか。見つからないわけだ。



俺たちはその階段を降りていくと前回の草原に来る時と同じように螺旋階段が続き、降りると円柱状の建物から出てきた。

横を見ると転移陣があった。さっそく乗ってみると行き先一覧にオープンワールド(魔の森)が追加されている。



森か〜巨大な虫とか出てきそうな予感しかしないんだよなぁ。



というか、今回から転移陣は毎階層についてることを考えるとありがたい気持ちはあるので探索も頑張れる。


よし、探索と行きますか。



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