2話 探索
朝、夜の投稿が多い傾向にあります。
駅の改札に着くとまだ2人はいない。
少しでも先に場所がわかったほうがいいのでLINEで先に場所を見てくると伝え、移動し始めた。
駅から見える踏切まで行き、辺りを見渡すとなんということでしょう。
見つかりました。
ガッツリありました。
ただこれは見えすぎているのでこれから入ったあと誰かに目撃されて厄介なことになるかもしれないと考えたが後のことはもう考えるのをやめた。
それよりもワクワクが勝ってしまっている。
そして、2人に連絡する。
マサト:見つけた!最初の踏切の脇にあった!そこ集合で!
テツヤ:見つけるの早すぎ!笑
トシ:踏切に向かうよ!
〜〜〜〜〜
その後2人も到着した。
てっちゃんは元サッカー部ということもあり、それらしい格好で来た。
青色の長袖長ズボンのジャージに運動靴、手にはトンカチを待ち、キャップを被っている。リュックは斜めがけの小さいものだけであった。
防具はどこいった!この野郎!と言いかけた。
そして、トシくんは黒のパーカーに黒の長ズボンを履いて、膝には膝当て、手には警棒を持っている。リュックは学校のと同じくらいか。
防具は大丈夫か?と思ったがなんとパーカーの下に鎖かたびらを着込んでいた。
なんでそんなものと思うかもしれないがトシくんの家は古くから続く家系で家の倉庫にはこういうものが沢山置いてあるらしい。
「よし、そろったな!安全第一で探索しよう。特にてっちゃん。そして、これがダンジョンだった場合、まずモンスターの強さと死体が消えるのかが重要だと思う。消える場合はいいが消えないならメンタルがキツいことになると思うんだ、だから早めに出てこようと思う、どう?」
「確かに、僕たち生き物を殺したことなんてないからどうなるかわからないね、キツかったら戻りたいかも」
「俺も流石にないからそれで大丈夫だ!」
2人の同意のもと安全第一で探索することが決定した。
穴は踏切横の斜面に斜めに空いており、横3メートル、縦2メートルくらいの穴だ。
その周りには今は誰もいない。騒ぎは駅員の間で収束したみたいで赤いポールだけが立っている。
俺たちは周りに誰もいないことを確認し、穴に素早く入っていく。入ると暗がりが広がっていたので懐中電灯をつけてゆっくり傾斜を降っていく。
2,3分進んでいくとほんのりとあたりゴツゴツした岩がかすかに光っているのがわかった。
懐中電灯を消して、また進み出す。
これはもうダンジョン確定だ。
「ステータス・・・」
「急にどうした?」
「いや、一応試しとこうと思って!外でやった時は反応がなかったから中でなら出るかなと。出てないってことは多分モンスターを倒したら出る可能性があるか、そもそもないバージョンかも。」
そんな会話をしていると前からズズッと音がした。
スライムだ。
透明な丸い液体の中に多分核?が浮いている形のスライムが前からはってきた。スピードは遅い。
「2人とも俺が倒してみていいか?」
「おう!」「いいよ!」
俺は手に持っていたバールで勢いよく核を砕きに行った。
するとあっけなく核は割れてモンスターも黒い霧になり消えていく、これはあのパターンだ。死体残らないパターン!
ピロンッ
《第三エリアで17番目にモンスター討伐を確認しました。対象者に報酬が与えられます》
ピロンッ
《世界で5番目にモンスター討伐を確認しました。対象者に報酬が与えられます》
ピロンッ
《日本で2番目にモンスター討伐を確認しました。対象者に報酬が与えられます》
「おっ!討伐報酬だっ!2人とも早く討伐しろ!早くっ!」
「まじか、わかった!」
「了解だよ!」
報酬があるとわかると2人にも討伐させるためスライムを探し、トンカチと警棒で核を破壊した。
その後、周りを警戒しながらステータスと呟いた。
千夏将人
LV.1
スキル 鉄壁SS 身体強化S 収納A
お!?見えた。
半透明のウィンドウが目の前にあり、書いてある文字を読んでいく。
これは当たりかもしれん。
その後2人と共有してみると
収納Aだけはみんな被っていた。
2人に後二つを聞いてみるとてっちゃんが俊足SSと隠密Sでトシくんが鑑定SSと武器作成Sだった。
運も実力のうちという言葉を胸に生きていく。
このステータスならレベ上げしても大丈夫なはず!と3人で話し合い決定した。
3人はゆっくりと洞窟を進んでいく。
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