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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができたら〜  作者: 一日千秋


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28話 座学はつらいよ

プロローグにキャラクターのイメージ挿絵を貼っているのでご覧になってください。



5月21日水曜日

俺たちは3人で座学を受けにきている。まだ緊急事態宣言は発令されており、学校は休みなので平日でも大丈夫なのである。



そして、今来ているのは秦野駅から駅を降りた川沿いをずっと上の方に登って行ったところにある秦野警察署、その中にある会議室である。



まだダンジョン庁が出来たと言っても名ばかりで実際に実務をこなしているのは警察と自衛隊なのである。なのでこうやって警察署に来ているのだ。



そして、なぜか警察署ってドキドキするのは俺だけだろうか?ダンジョンに入ったことを隠しているせいもあって余計にドキドキするのかもしれない。



だが、座学が始まればそんなドキドキもどこへやら。法律の勉強はけっこう眠くなるのだ。

それを警察官に見られていると余計に寝るに寝れないというわけなんだが、これを8時間か、、、。



9時からスタートしてまず3時間、そして12時から昼休憩、次に13時から午後の部スタートし、2時間半で30分休憩、あと2時間半やってこの日の座学は終了となる。



明日はダンジョンに行って魔石を持ってくる試験があるのでそれの注意事項などを聞いて今日は解散のなった。




〜〜〜〜〜



5月22日木曜日

今日の集合場所は秦野駅付近にある秦野ダンジョンのすぐ近くにある、しもいま公園に集合だ。そこに集められたのは昨日一緒に座学を受けたメンバーと多分他の日に座学を終わらせたメンバーであろう人だ。総勢30名ほどだろうか。



その中には明らかに若い俺らと同年代の人もいたり、3,40代であろう人もいる。


ここにいるのはみんな日本が誇る異世界転生系のオタクなのではないかと俺は勝手想像しているのであった。



時間になったので自衛隊の方が参加者の点呼を行なっていく。そして、この試験ではダンジョンに入るとき、各チーム一人自衛隊の方が一緒に同行することになっているみたいだ。チームは一緒に参加している俺たち3人と自衛隊の竹山さんが同行してくれることとなった。



「千夏さん、山田さん、佐藤さん、今回同行することになりました、竹山です。よろしくお願いします。何かわからないことがあったら気軽に聞いてくださいね。」



「こちらこそ、よろしくお願いします」



竹山さんは20代だと思われる見た目をしており、挨拶がとても好感を持てる印象だ。

仲良くなって自衛隊の現状とか聞けたらいいな。



挨拶を終わらせて順番にダンジョンへと入っていく。5分間隔くらいに入場していくようだ。



俺らもまだ3回目となる入場なのでそんなに見慣れてはないのだが、なぜか戻ってきたって感じがしたのはもう俺が戦闘するのに慣れたからなのだろう。

だんだん人間をやめていく感覚っていうのかな。



今日は多分スライムの討伐だけだろうが次からは心置きなくダンジョンに入れるのでとても楽しみだ。



ダンジョンへ入る頃には竹山さんと少し打ち解けることができて、自衛隊でもレベルやスキルのことはとても話題になったそう。

そして、もともとオタク気質な人は今回ダンジョン庁ができるにあたって任務に志願して積極的にダンジョンに潜っているようだ。


やはりスキルには夢があるよな。



そんなこんな話している間にスライムを見つけて核を踏みつける。3人とも難なく魔石を獲得して外に出ていく。


まぁこの試験はぶっちゃけ試験という名の確認なので落ちる人なんてほとんどいないだろう。

ただ暗いところが苦手とか閉所恐怖症の人は落ちるかもしれないという感じなのかな。



外に出ると自衛隊の人に魔石を預けて今日は終了とのことで、明日メールにて探索許可の通知が届くらしい。



よし、めんどくさいことは終わったぞ。

これで明日から晴れて探索者だ。





プロローグにキャラクターのイメージ挿絵を貼っているのでご覧になってください。

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― 新着の感想 ―
モンスター倒したらステータス出るんだからせめて口頭でもどんなスキル取れたか聞き取りすべきやろ
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