1話 始まり
更新頻度はなるべく毎日投稿していきたいです!
ある日の放課後、3人で下校している。
この石田高校は小田急線の愛甲石田駅にある県立の高校であり、最寄駅は愛甲石田になる。
周りには住宅街が広がっていて、スーパーやファミレスが少しあるだけの普通の街だ。
そんな街の愛甲石田の駅のホームで
3人はいつものようにしゃべっていると
急行小田原行きの電車がやってくる。
3人とも同じ方向で俺とてっちゃんは秦野駅、
トシくんは渋沢駅で愛甲石田から15〜20分くらいかかる距離に住んでいる。
電車の中で昨日読んだ漫画をてっちゃんに貸してあげる。
「まじで助かりま〜す!感謝!」
「返すのはいつでもいいから」
「おっけ!楽しみだ、この土日で読むわ!ところで2人は休み何するんだ?」
「俺は筋トレかな」
「マサトくんほんと筋トレ好きだよね〜」
「まぁやっぱりやることと言ったら漫画かラノベ読むくらいだから暇なんだよ。トシくんは何するの?」
「僕は勉強かな、一応もうすぐテストあるからね。2人もちゃんとやりなよ?」
そんな会話をしていると電車は急ブレーキで停止した。
「まじかよ!もう秦野駅見えてるのにここで止まるのかよ!」
てっちゃんがぐちっている。
確かにもう目と鼻の先なのにと俺も思ってしまった。
電車内には異常確認のための緊急停止だというアナウンスが流れる。
そのあとも一向に動く気配がない。
「流石にもう歩いて帰っちゃダメかな、この距離」
そうこう言っていると20分たった今やっと動き出し、30秒後に到着した。
俺はトシくんと別れ、てっちゃんと駅を出ることに。一応駅員になんで止ってたか確認したところ線路の脇に謎の穴ができていたらしい。
まだ詳しくはわからないが電車が通るには問題なかったらしい。
〜〜〜〜〜
駅からバスで20分くらい揺られ、最寄りのバス停につき、歩きながらスマホをいじっているとSNSで謎の速報が流れてきた。
日本各地で謎の穴が発見されたらしい。
俺は咄嗟にステータスと呟いた。
「・・・・・。まぁそうだよな、何もないよな。」
ドキドキした気持ちを返せ。
ただ、流石に同時に穴が現れるのはおかしい。
すぐにてっちゃんとトシくんにLINEで連絡をした。
マサト:SNSみた!?さっきの緊急停止も穴が原因らしいから行ってみないか!?ダンジョンかも!
テツヤ:俺も見た!すぐ行こう!
トシ:僕も行ってみたいけど不安じゃない?
マサト:安全第一でいこう!先行者特典があるタイプのダンジョンなら早く行かないと。
まず、防具になりそうなものと武器、ライトと大きめのリュックに水と食料適当に持っていこう。
テツヤ:おっけ!すぐ準備する、どこ集合だ!?
トシ:わかった!僕もいくよ!
マサト:秦野駅の改札前でいいんじゃないか!?
テツヤ、トシ:了解!
俺もLINEをしながら早歩きで帰宅すると登山用のリュックに水と食料を詰め込んで動きやすいインナーを着る。そして、上はサバゲーの時に使う厚めの黒の防弾ベストをきて、下は黒のカーゴパンツ。靴はホームセンターのバイトで使っていた安全靴を履いた。
武器は父親の部屋にこっそり入り、バトルナイフをもっているのでそれを拝借し、ダイニングにあった懐中電灯も持った。
あとは庭の倉庫にあるバールをリュックに差し込んで準備は完了!
早速またバスにのり駅に向かった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
よろしければ評価やコメント、ブックマークをお願いいたします。




