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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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150話 激闘の末





悪魔の持つ黒いオーラの剣の切先が凄まじい衝突と同時に、衝撃によって轟音と共にヒビが入る。

そして、砕けちり、霧散していく。




刹那。



脳内のアドレナリンは最高潮に至り、周りの音が掻き消える。




意識はしていない。


自然と俺の口角は釣り上がり、目の前の悪魔を悪魔のような表情で凝視する。



ははっ、俺の硬さの方が上だ。





そして、その勢いのまま悪魔は俺の懐へと吸い込まれると俺は腕を即座に相手の後ろへ回し、黒い羽ごとその身体をロックした。



「ぉりゃぁぁーッ!」


筋肉が千切れるくらいの力で悪魔を締め上げ、その間に拳へと魔力を溜める。



「グ、ガッ、」

ディアブロが青黒い血を吐血する。



追い打ちをかけるように拳撃の極大をディアブロの後頭部に二発打ち込むとディアブロの頭からは血があいこちに飛び散った。


だが、まだ倒しきれていないのか抵抗が見られる。



サッとポジションを反転し、ディアブロの後ろに回ると首を羽交締めにする。



ディアブロは自身の首と俺の腕の間に手を無理矢理差し込むと息も絶え絶えの中、何かを呟いた。



「ゔグッ、、、く、や、闇魔法、、暗黒強奪デヴァウル・ドレインッ!!」



ディアブロの身体全体から黒いオーラが噴出し、俺を飲み込もうとじりじり広がっていく。



俺の身体に触れた途端に何かが少しずつ吸われている感覚がしたが、まだ問題なさそうだ。




そうと分かれば、さらにディアブロの首を締め上げる。


「補助魔法アタック!」

先ほどよりも筋肉が膨れ上がりディアブロの首を圧迫していく。


その間も何か触れている気がするが俺は問題ない。



多分、吸われてもすぐに自然治癒の効果で回復しているのだろうことは感覚的に分かる。




「ディアブロ、俺には効かないぞ、諦めろ」




「ぐぐっ、ゴミガッ!!ッ次は、オボエテオケッ」


その言葉を最後にふっと力を抜いたディアブロは霧となって霧散したのだった。




最後に発した言葉が少し気がかりではあるが、今回もなんとかなった。

そして、俺のスキルはどこまでいけるのだろうか。




はぁ、好奇心とスリルが俺を支配していくのが自分でもハッキリと認識できる。

少しの不安はあるが何だか気持ちが良いんだよな。




そんなことを考えていると後方にいた仲間たちの戦闘も全て終了し、こちらへ集まって来た。




「マサト!お疲れ!なんか、ヤバい戦いしてたな、お前怖かったぞ、最後の方、、、」

てっちゃんは苦笑いをしている。


「あ、やっぱそう?自分でもそう思ったわ」



「マサトくんお疲れ様!やっぱ戦闘センスずば抜けてるよね、カッコよかったよ!」



「おお、なんか、ありがとな!」



そこへゾルダスさんやセレンさん、ライルさんがやってくる。


「吾輩は感動したッ!チナツマサト!君は漢気のある凄い戦士だなッ!」

また肩をガシッと掴みブンブン振り回してくる。


「ホントだわ、あんなヤバい戦い方見たことないわ」

セレンさんも呆れ顔をしている。



「君のスキル実に興味深いですね、一度じっくり話してみたいものです。ですが、僕たちが次にいく階層で同じ街にいけるかもわかりません。もし、一緒だったらぜひお願いしますね」

ライルさんは好奇心の目でギラギラだ。



「確かにそれはまだわかりませんもんね。その時はお願いします」

俺が社交辞令をさらりと返すと同時くらいにディアブロを倒した位置に階段が現れた。




「おお!階段が現れたなッ!では皆!進もうッ!チナツマサト、ヤマダテツヤ、サトウトシ、またどこかで会ったら共闘しようじゃないかッ!」

ゾルダスさんは意気揚々と号令をかけた。そして、歩き出す。



俺たちもそれに釣られて一緒に階段へと足を踏み入れた。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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