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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができたら〜  作者: 一日千秋
ダンジョン創世編

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115話 エルブンハイム



35階層にたどり着くとまたしても森が現れた。



だが、視線を上に移動させるとそこにはとてつもなく大きな樹が悠然と存在しているではないか。


世界樹。

オタクなら誰でも知っている存在がそこにあった。



と言うことは、だ。

あの種族の街が現れるのではないかと言う期待が俺の胸の鼓動を早くする。



「やばっ、楽しみだ。」

俺の興奮がポロッと口から溢れ出る。



そして、この森をあの世界樹に向かって少し早歩きで進んでいると比較的小さい木々で構成された森が終わり、少し開けた場所にでる。



ついに街が見えた。



そこは開けた場所だと思ったが巨大な木々が立ち並び間隔があいただけだった。


その街は巨大な木々に囲まれて、中央には木と鉄でできた門がある。その奥にはもっと大きな木々の根元、中間にも木造の建造物が立ち並び、自然の空中要塞のように街が形成されていた。


そして、世界樹の様な最奥の大樹の中腹には大きな城が築き上げられているではないか。


その城から城下町が木々に作られており、それがレイヤー状に重なって、とても美しい街並みとなっている。




挿絵(By みてみん)




俺は少し小走りをしながら門に向かう。


その門を守るのは超絶美形のスラっとしたイケメン男性エルフの門番だった。


「おい!そこのヒューマン!止まれ!」


俺は潔く門番の言うことを聞き動きを止める。



「怪しいものではありません!冒険者です!」



「そうか、ではこの魔石に手をかざせ!」


俺は手を魔石に置く。



「マサトチナツだな!確認が取れたので入国を許す!エルブンハイムへようこそ!」




俺はその大きな門をくぐって街に足を踏み入れる。




そこに広がっている景色は今まで見てきた街とは違い、ファンタジーに溢れている。

やはり、この森、木の上にある建造、美男美女のエルフが織りなすハーモニーは何にも変えられない凄さを秘めていた。



「くっ、、、眩しすぎるっ」

俺は街のエルフと目を合わせることができなかった。

いち男子高校生には刺激が強すぎるっ!!!



このエルブンハイムでは人間が珍しいのかあまり見かけないため、エルフたちの視線を感じる。なので少し恥ずかしさを感じた俺は斜め下を見ながらトコトコと街の建物の壁際に吸い寄せられていった。



人生経験とはこういうところで差が出るんだろうな。





俺はエルフとの交流を求めて街にある冒険者ギルドへとやってきた。もちろん受付嬢との交流だ。エルフであってくれ!


ギルドの扉を開け中に入るとカウンターがあり、そこにいたのは肌が白く、尖った長い耳の金髪ロングの美女が待ち受けていた。


しゃっ!

俺は心の中でガッツポーズを取る。



「こんにちは。本日はどういったご用件でしょうか?」

エルフの受付嬢が淡々と話し出す。



「あ、えー、っと、、、魔石の換金と、、アイテムの買取、昇格試験を受けにきました。」

しまった。カッコつけて昇格試験とか言ってしまった。何やってんだ俺は。



「かしこまりました。こちらの魔石に手をどうぞ。」



「はい、、、」

俺は魔石に手置く。


「確認できました。Fランクのマサトチナツ様ですね。では、まず初めに換金と買取を行いますのであちらのカウンターへどうぞ。終わりましたらこちらで昇格試験の魔法契約書にご署名していただきます。」



「はい、わかりました」

俺は買取カウンターへ移動する。


そこで俺は最近溜め込んでいたアイテムや素材、魔石を一気に放出していく。


金額はそれなりの額になったのでまた後で何か買いに行くか。




そして、俺はまたさっきの受付のお姉さんの元へ戻っていった。


「戻りました、お願いします」



「はい、では改めて昇格試験のご説明をさせていただきます。」


受付のお姉さんは魔法契約書をカウンターに並べ始める。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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