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或る物語 【挿絵あり】
ある大陸にひとりの女性がいた。
辺境の村に生まれた彼女は神に見出されて聖剣を手にし、やがてはひっそりと息づいていた精霊たちとも親しく付き合うことになった。
魔物を倒すための聖剣を振るう傍ら、彼女は人と精霊との結びつきを強めるためにも尽力した。
今日の大陸に地の恵みが行き渡っているのはそのおかげだ。
故に人々は尊敬と敬愛を込め、この女性を
【神と精霊に愛された方】
と称する。
しかし彼女の道のりは最初から平坦だったわけではない。
いくつもの困難に直面し、乗り越えてきたからこそ、世に遍く名を知られ、讃えられるまでになったのだ。
――ここにあるのがその証。長い軌跡の幕開き。
遠い遠い昔。
神と精霊に愛された彼女が、未だ謳われていなかった頃の物語。
お読みいただき、ありがとうございました。
あとがき
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