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第2話 増える仲間

何か書けてしまった。

出来が良いかは分かりませんが書けました。

なので投稿。


でも、ペースはこの話からほんとに落ちます。

ゆっくり投稿。


「あ、分裂スライムさんが人間さんと遭遇したみたいですねー」


現在、私達はダンジョンさんの一番奥?と思われる場所で分裂スライムさんの応援をしています。

今、丁度分裂スライムさん達が冒険者風の人間さん達と遭遇したところみたいです。ここからどうやっておびき寄せるのでしょうかね?


「あれ?分裂スライムさん、一斉に逃げ出しちゃいましたよ?」


人間さんと遭遇した瞬間、すぐさま来た道の方に逃げ出す分裂スライムさん。


「……」


「ほんとです。冒険者風の人達、分裂スライムさんを追いかけてますね。どうしてでしょうか?」


「……」


「そうなのですかー。スライムさんは最弱の魔物だったのですねー」


ゲームとかでも良くある設定ですね。


ダンジョンさん曰く、この世界ではスライムは最弱の魔物で初心者の冒険者さんのいい経験値となるそうです。

だから分裂スライムさんを追っかけているのですね。


「おお、人間さんがダンジョンさんの中に誘い込まれましたよ。これからどうするんでしょうか?」


「……」


「あ、人間さんを取り囲んで……おおー飛び掛りましたね。どこからともなくわらわらと分裂スライムさんが沸いてきますよー」


どうやら分裂スライムさんもさらに分裂できるようです。だんだん色が薄くなっていますがきっと能力は減っているのでしょうね。


分裂スライムさんは数の暴力で次々と人間さんを殺していきました。


「いやー、すごいですね。とても最弱の魔物とは思えませんよ」


「……」


「え?このスライムさんが特殊?ああー無限に分裂は出来ないのですねー」


「……」


「あ、この音ですか?派手な音ですねー」


分裂スライムさんが人間さんを殺すたびに派手な音がなります。

なんなんでしょうかこれ。


テレレテッテレーといった感じなのですがどこかで聞いた覚えのある音ですね。


「え?レベルアップした時の音ですか?ここまでゲームみたいだとゲームの中に入っている感じですね。あ、話しているうちに分裂スライムさんが人間さんを全滅させたみたいですよ」


「……」


「ステータスを確認、ですか。じゃ、見てみますか」


―――――――――――――――――

クロマ  Lv10


HP1000

MP1500


スキル


魔物創造 黒魔法 闇同化 暗黒武器


称号


黒灯の魔王 魔に愛されし者 眠りし力を引き出す者

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「おおー、一気にレベルが上がっていますよ。さっきの人間さんわりと強かったんでしょうか?」


「……」


「雑魚だった?じゃあ人数でしょうか?6人くらいだったと思いますが。え?そんな事はいいからスキルと称号の確認だって?そうですねー。新しいスキルと称号はどんなでしょうか?」


暗黒武器:武器製作可能。これで武器が作れますねー。


眠りし力を引き出す者:対象の潜在能力を引き出す。(隠し称号。条件を満たした場合出現)


「あれ?この称号隠し称号だったのですね。えーと条件は……」


対象に力を引き出したいと思わせ、なおかつ潜在魔力が一定以上。潜在魔力?えーとダンジョンさん曰くMPとはまた別の隠しステータスだそうです。

で、条件の続きですが、自身も対象と共に強くなろうと言う意思を持つ事。

まあ、細かい条件はまだまだあるのですが大体こんな感じです。


「スライムさんが最弱の魔物なのにあんなに強かったのはこの称号のせいだったのでしょうか?」


『……』


「……」


「間違いなくそうだと……それにしてもレベル10でも能力がラスボス並みな気がするのは気のせいでしょうか?」


「……」


「あ、気の性では無いのですね。そうですか、魔王は生まれながらにしてラスボスですかー。確かにそうじゃないと魔王なんて名乗れませんもんねー」


「……」


「そうですね。いくらラスボスな能力持っていても、使いこなせないと意味ないですよね。頑張りましょう。あ、そうですね。作れる魔物が増えているかもしれませんね」


まず、能力の確認です。


魔物創造と念じて創造可能な魔物の一覧を出します。


「増えてますね。えーと、ウィプス、玉狐、イルミラスの三種ですね」


「……」


「そうですねー、一匹づつ作りますかー。あれ?創造に必要なMPを増やせるようですがこれは……ああ、増やした分だけ強くなるのですね。じゃあせっかくだしMPを沢山つぎ込んで作っちゃいましょう」


ボンっと言う音が三回、煙が目の前の三箇所に少しだけ出て魔物が生み出された。


左側にいるのは青白くゆらゆらと浮遊する鬼火で、真ん中に浮いてるのが白い毛並みの小さな狐、右側には銀色に光る玉が浮いています。


鬼火がウィプスで、狐が玉狐、銀色の玉がイルミラスです。


「名前をつけないといけませんね。ダンジョンさん。何か良い案はありますか?」


「……」


「おー。ウィプスがディルで、イルミラスがラムリスですかー。結構いいですねー。じゃあ後は玉狐ですか……炬珠って漢字でこだまと読むのはどうでしょうか?」


「クー!」


嬉しそうに擦り寄ってきます。とても可愛くてふかふかです。

ディルさんとラムリスさんも、私の周りをふわふわと飛んでいます。


「……」


「体を作ってから頼めば良いじゃないですかダンジョンさん。こだまさんもよほどの事がない限り断りませんよ、ね、こだまさん」


「クキュー!」


思えばこだまさんは始めて声を出す魔物です。スライムさんもディルさんもラムリスさんも声なんてありませんし。


「では、喜んでいるようなので名前は決まりましたね。じゃあ早速人間さんを誘き寄せて殺してもらいましょう。分裂スライムさんも協力してあげてくださいね」


そう私が言うとそれぞれの反応をして気合を入れて行っちゃいました。

ダンジョンさんが映像を出してくれているのでそれを見ながら能力確認の続きです。


「暗黒武器ですかー。どんな武器ができるのでしょうかね?」


「……」


「呪われた武器?怖いですから止めてくださいよー。自分で作った武器に呪われるとかシャレにならないですよ。まあー、とにかく作ってみましょうかー」


暗黒武器と念じると製作できる武器一覧が表示されます。

魔物創造と似ていますね。


で、現在暗黒武器で作れるのは剣と槍と弓だけみたいです。

残念ながらナイフなどの小型の武器はまだ作れません。


「ここはシンプルに剣を出してみましょう」


念じてみると自分の影からずるりと黒い剣が出てきました。


「うわー、とっても綺麗ですよー。夜空みたいです」


「……!」


影からずるりと不気味な出方をしたわりに剣はとても綺麗でした。

名前からしてもっと禍々しいのが出てくるのかと思いました。


「でもあれ?なにやら気配がしますねこの剣」


「……」


「え?邪悪なオーラが出ているのですか?」


ダンジョンさん曰く、この剣は見た者を魅了し操り人形にして暴れさせるそうです。


「それってすごく物騒な武器じゃないですか」


「……」


「確かに私は称号の効果で魅了無効ですが、大丈夫ですかね?これ」


「……」


「強力な代わりに何かしらのマイナス効果があるはず?それじゃあ怖くて武器を作れないじゃないですかー」


「……」


「耐性をつけろって?時間がかかりそうですがのんびりいきましょうか」


「……」


「ああ、本当ですね。もう人間さんを連れ込んでます。優秀ですねー」


ダンジョンさんと話している間にこだまさん達が人間さんをダンジョンさんの中に誘き寄せていたみたいです。


「これはもう、私はいらないんじゃないでしょうか?」


「……」


「そうですねー。魔王なんだから魔物より強く無いと示しがつきませんね。次は私が行って見ます」


とりあえず今はダンジョンさんとこだまさん達の応援を続ける事にします。


私、戦えますかねー。

魔王らしく振舞えるかもちょっと自信ないですが頑張りましょう。










もふり要員のこだまさん。それとディルさんとラムリスさんが増えました。

これから魔物を増やすのは控えるかもです。


ちなみに鬼火と狐火と人魂?見たいな感じで三体は考えました。

黒灯の魔王だし灯り関係の魔物を増やそうかと。


それと闇黒武器は作れるのは全て呪いの武器です。作った本人も呪いにかかります。なので耐性が必要です。


あ、レベルやステータスは少しづつ調整予定。ツッコミあったら感想で書いてもらえればありがたいです。


では、この辺で。

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