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第8話 暗殺諜報部隊ですか?

なんか書けたので投稿。


最初に思っていた方向と話がずれていっている感覚が……


「逃がしません。行きますよー」


「ぎゃああああああ!」


操術糸で操った剣を投げるかのようにまっすぐ飛ばすと逃げる人間さんに刺さりました。


「いただきますー」


死んだ人間さんからでた魂の力を食べます。


「ごちそうさまでしたー。ダンジョンさん、食べ終わりましたよー。早くしないとトトさん来ちゃいますよー」


「……!」


食べ終わったのでダンジョンさんに声をかけます。

死んですぐの死体を食べられちゃうと抜け出てない魂まで一緒に食べちゃうので私が食べてからダンジョンさんに言います。

最近、ミミックのトトさんとの死体争奪戦が激しいそうなので言ったらすぐにダンジョンさんが死体を食べます。


「あ、トトさん。速いですねー」


宝箱という動きづらそうな外見にもかかわらず凄まじい速さで死体に向かうトトさん。

ダンジョンさんは死体を取られまいと必死に食べてます。

あ、ケンカが始まった見たいですよー。


「とっても仲がいいですねお二人とも。私は次の人間さんを探しに行きますねー」


「「……!!」」


おそらく同じ事を叫んだ二人の横を通り過ぎて次の人間さんを探します。


戦闘組の皆さんからは魔王でラスボスなんだし奥にいてくれと言われるのですがたまには人間さん狩りに来ています。

皆さんが頑張っているのを見るだけというのはなんだか自身がとてもいらない子感が漂うんですよねー。

皆さん本当に強くて私がいなくても普通にダンジョンさんを大きくしてくれそうです。


劣化カンテラも大分前にできているので魂の力を誰でも回収できるようになったので全く外に出ずにダンジョンさんの最奥で暮らす事も可能なのですが……


「さすがに引きこもりは魔王でなくともしたくないですねー」


「……」


「あ、ダンジョンさん。食べ終わったんですねー。え?魔王ってのはラスダンの最奥で引きこもる者?確かに言われてみるとそうですけど、その言い方だとなんだか情けない感じがしますねー」


言い方次第で結構印象って変わるもんですねー。


「私は引きこもり魔王とか言われるのは嫌ですよー。だからまじめに働いているってアピールも兼ねて人間さんをたまに怖がらせたうえで逃がしているんですよー」


人間さんは適度に逃がさないと来る数が減りますからバランスを取るのが難しいです。

リッチのディルスさんはついつい殺しすぎちゃうようですが、ストッパーが必要でしょうかー?


「……」


「そうですねー。印象って大事ですよねー」


「……」


「へー、魔王の噂ってどんなのがあるんですか?」


ダンジョンさんが聞いたゲンさん達からの報告では、人間さん達の間で魔王の噂が広まっているそうですよー。


「……」


「二つ名、ですか?なんだか中学生が好きそうな雰囲気の言葉ですねー。どんなのがあるんですかー?」


人間さん達は現在残っている魔王に二つ名を付けて呼び分けているそうです。


ここから遠い順に。


・炎腕の魔王:とにかく力押し。パワータイプ。

・誘惑の魔王:魅了の使い手。唯一の女性魔王。

・静寂の魔王:魔法封じを得意とする魔王。人間さんから攻めてこない限り攻撃はしないみたいです。

・破壊の魔王:攻撃特化。ダンジョンに入った者を生かして返さないらしいですよ。

・忘却の魔王:全てが謎の包まれた魔王。おそらく記憶を操る事ができるのでは?との事。


という二つ名のようです。

それぞれの特徴を二つ名にしたようですねー。


「あれ?殺された魔王さんはなんて呼ばれていたんですかー?」


「……」


「名前すら呼んでもらえないうちに殺されたと、なんだか哀れですねー」


ダンジョンさん曰く、その魔王さんが殺された後から二つ名が広まったそうです。


「それで、私はどう呼ばれているんです?」


「……」


「黒剣の魔王ですかー。おしいですねー」


称号だと黒灯の魔王なのですがー。あ、ちなみに噂の方は“くろつるぎ”と読みます。称号は“こくとう”です。


「でも、なんで剣なんでしょうかねー?」


「……」


「ああーなるほどー。カンテラ使っている時は幻見せていますからねー。最近は練習のために剣を使っていましたし、納得ですー」


「……」


「へー、出会った時に一番生き残れる可能性の高い魔王ですかー。他の魔王さんは逃がさないんですかねー?」


「……」


「え?殆どの魔王さんは出会った人間さん皆殺しにするんですか?ええー!?私が一部の人間さんにナメられてるんですか!?」


普通は魔王と出くわしたら死ぬしかないと言われているところ、私だけは出会っても生き残れる可能性がある事から最弱の魔王とも呼ばれているそうです。


「ここ最近ダンジョンさんに来る人間さんが増えたのはそのせいなのでしょうか?」


「……」


「間違いなくそうだと……ううー、なんだかとっても複雑な気分ですよー」


「……」


「そりゃあ、来る人間さんが増えるのは嬉しいですが、魔王としては複雑なんです」


「……」


「これから人間さんを皆殺しにするようにしても遅いですよー。一度持った印象は中々取れませんからー。人間さんが来る量は増えているんですからこの印象で貫くべきです。たとえ複雑な気持ちでも……」


むしろ利用するぐらい考えないと。

人間さんにとにかく来てもらってレベルアップして勇者さんに対抗しないといけませんし。


「……」


「え?ステータスですか?いきなりですね。話題を変えるつもりですか?まあいいですがー。……あ、スキルや称号は増えていませんが作れる魔物は増えていますよー」


私がじめじめと暗い気持ちになっていったのでダンジョンさんが無理やり話題変えたので気持ちを切り替えてステータスを見ます。


製作可能な魔物。


シャドークロウ:影に潜むカラス。変化の術などが使える。


カラスですかー。初めての鳥型魔物さんですねー。


「じゃあ早速MPを限界まで込めて創ってみましょう」


「……!」


で、出てきたのが……


「だ、ダンジョンさん!に、忍者ですよ!忍者!忍びです!!」


「……!」


外見は黒い忍び装束を着た男性に黒い翼が生えた人。

背に忍者刀を背負っていてとってもかっこいいです。


「ダンジョンさん!やはり名前も忍者っぽくいきましょうよ!」


「……!」


「鳥だから風のイメージ?なるほど、風が名前に付く忍者といったら風魔小太郎ですね!じゃあ風魔にしましょうよ!」


「!!」


ダンジョンさんもそれだ!って言っています。決まりましたー!


「貴方の名前は風魔です。よろしくお願いしますね風魔さん」


「……ありがたき幸せ」


とても小さな声で答えてくれましたがとても嬉しそうです。


それにしても忍者を生で見られる日が来るなんて嬉しいです。

ダンジョンさんも嬉しそうですよー。


「……!」


「早速忍者らしい事を頼んでみよう?そうですねー。今欲しい情報と言ったら勇者さんと他の魔王さんですが、風魔さんにも準備が必要ですよー」


「……1日いただければ」


「え?1日で良いんですか?1週間とかかかっても良いですよー。しっかり準備して調べてきてください。あ、欲しい人材がいたら言ってください。皆さんに話してみますよー」


「……御意」


そう言ってシュバっと消えてしまった風魔さん。


「見ました!?ダンジョンさん!忍者風に消えちゃいましたよ!」


「……!」


かっこいいですねー。これなら期待できそうですよー。




数時間後。


「え?もう部隊ができたんですか?スライムさんとラムリスさん達とゲンさんの眷属少しで作った部隊ですかー」


「……諜報、暗殺」


「諜報暗殺部隊ですか?忍者らしいですねー。ラムリスさん達は姿が消せるようになりましたしゲンさんは幻術が使えますが、スライムさんは?」



「……偵察、暗殺、色々使えます」


「スライムさんって万能ですねー。じゃあ早速初任務として勇者と他の魔王さんについて調べてきてください」


「……御意」


そう言ってシュバっと風魔さんは消えてしまいました。


本当に1日、というか1日もかからず準備を整えて行っちゃいました。

創ったばかりなのでレベルの事が気になりますがなんだか大丈夫な気がします。


頼もしい忍者さんですよー。


どんな情報が入ってくるのか、今から楽しみですねー?





スライムさんは万能?

天上とかに張り付いたり隙間から侵入したり、なんだかかなり諜報や暗殺に役立ちそう?


この話はちょっと無理あったかなーと思う所があるので今後修正の可能性が出るかもです。


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