ロリコンは犯罪です。
「幼女を一日中視姦できる仕事って有りますか?」
「…………………。幼稚園くらいじゃないっすかね…?」
俺の疑問に疑問詞で答えるバカがいた
「資格などはお持ちでしょうか?」
「いえ、一切合切有りません。」
「…………………………。」
とても面倒くさそうな顔を隠しもしない女性係員
顔くらい鋼鉄の仮面を付ける努力くらいしろよ
これだから最近の若者は…。
「残念ですが、貴方の希望に合う仕事は見つかりそうも有りません。他の要求はありますでしょうか……?」
「幼女、養女、幼い女の子、幼い子、幼ければ、押されない。」
「帰ってください。」
「ありがとうございましたー。」
俺はさっさと席を立ってこんな幼女精分の欠片もない地獄から立ち去った
「ったく、なにがハローワークだ。ハロー猫の方がまだ可愛いぞ。」
俺は道を歩きながらぼやく
そうだ、遊園地の着ぐるみになれば幼女に抱きつかれ放題なのでは…?
いやいや、ちょっと待て。
幼女に抱きつかれるのは良い。
幼男も許そう。嫌いでは無いよ。そっちの毛はまったく無いが
男に抱き付かれるのはマジでファックで死ね!
そうこうしているうちに公園に到着
俺の聖地で、俺の墓場にしてほしい場所ランキングに入ってる
一番は幼稚園のプールかな?
俺は手短なベンチに腰を下ろして、聖地を拝む
拝むが、平日の昼間の為か、幼女達がいない
居るのは寂れたオッサンとオバサンと同じ香りのする同類が一人
目がギラギラしていて、辺りをキョロキョロ見回す奴が1名
アホめ、そんなにキョロキョロしたら即通報されるぞ
俺がこんなシジババしかいない公園にいる理由、それは…………来た
公園の入り口から仲良く手を繋い幼女に幼男と大人数名
幼稚園の園外実習だ
お外で遊びましょーと言う、つまり幼稚園の園内に大きな校定の無い幼稚園が公園などで遊ぶ事だ
待っていたぞ、娘っ子
俺はベンチにもう一度深く腰を下ろして、ここから撤退するつもりは無いことをアピール
「すいません!!お騒がせします!!」
「いえいえー。」
此方の牽制に答えるように、幼稚園の保育士さんに謝られる
決まった
どや顔をしないように気を付けながら俺は携帯を用意する
先に断っておくが、写真を撮るつもりも、動画を撮るつもりも無い
私は健康な子供たちを眺めるのが好きなのだ
同じ空間に居るのが良いのだ
画面の向こう側は行けないと知っているのだ
故に、我は偉大なり
携帯を用意する理由は、簡単に言えば此方を集中していますよ~。と言う感じで見せることだ
ただ単に子供たちを眺めるのも良いだろう。ただ、俺の顔は凄い
凄い、ヤクザ顔らしい
顔全体は普通だ、ただ目力が違うらしい
目から溢れんばかりに出る獣の目のようだと親に言われた
俺の顔と言うより目を見たやつは大抵萎縮する
なんなんだと思うが、もうなれたので良いとしよう
俺は携帯を顔の前に構えて、その向こう側をみる巧み技を決める
………………………………。
見辛い
ので、とっとと携帯を戻す
あとはさらにさらに腰を深く、深く下ろして子供たちを微笑ましく視姦、もとい見つめるのだ
可愛らしい少女と、元気一杯の男の子
老人たちも笑顔で挨拶をしたり、手を降ったり
良いな…。早くしじいになりたいな…。
そう思いながら俺は観察を続ける
観察日記でも書こうかな?以外とネットでヒットしたりして………
あぁ、でもポルノ云々ですぐに削除されるな。
そう、今この子供を視姦出来るのは俺とじーさんとばーさんとロリコンが一人だけ
そのロリコンが、立ち上がって子供たちに近づいた
おいおい、yesロリターnoタッチを知らんのか!!
最悪警察沙汰だぞ!幼稚園の遠足が無くなったらどうする!!
流石に立ち上がって止めるわけにはいかない
もしかしたら普通の良心的な男性で、子供とスキンシップを取ろうとする良いロリコンなのかも
次の瞬間、俺は自分の目を疑った
殴ったのだ。子供を
「っは、きぃ!!あっ、はっ、はははは!!っはははははははははぁ!!」
「っ!狂ってんのか!!」
保育士さんが庇うように子供たちの前にたつ
その時、男は背中から1本のナイフを取り出した
ナイフと言うにはあまりにも過激な、刃が波波になっている、ナイフ
「やめろぉぉ!!」
俺はベンチから跳ね起き、男に向かってダッシュした
思ったよりもスピードが出ない
いや、スピードが出ないんじゃない、世界がスローになっているんだ
これが、走馬灯か…
俺はスローになったまま男に駆け寄り、ナイフを奪おうとした
グチュリっと、異音が聞こえた
「……………………、ガッハッ!!」
俺の脇腹にナイフが刺さっているのが見える
倒れるように地面に落ち、男が俺の体を踏見付ける
「っがっ!!はっ、はは!!はっ、!!」
俺は身をよじり、とっさに自分の体に刺さっているナイフを引き抜いて、男を刺した
男が倒れ、俺の体を押し倒した
傷口から血がどんどん溢れでやがる
あれ?俺、死んだ?




