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がんばるニハール君

お久しぶりです。遅くなってしまって本当に申し訳ないです。


そしてなぜかニハール君しか出てこない罠。


キミコンナニ出す予定ナカッタヨ?

 リーアが出て行ってしまったのを呆然と見ていたが、はっと気付くとリボン付きククッカがぼーっとしていた。


 これなら触れる!と手を出したらすぐに逃げられた。何故だ。リーアだって手出してたのに、逃げた事はなかったはずだ。あれ?でも警戒はしていたみたいだった。逃げようとはしていたのか?


 ひとりになった部屋でうーん?と首を傾げながら思い出そうとする。


 今、自分は手を上から持っていった。そして、ククッカはすぐ逃げた。


 リーアは確か目の前から持っていったり下から持っていったりしていた。上から撫でているときは・・・・・・斜め上からだったかな??


 同じようにしてるつもりでもククッカは何度も逃げる。しまいには手の届く範囲には近寄ってこなくなってしまう。


 これじゃ逆効果だ。まだ何かが違うらしい。でも、何が違うんだろう。父さんにも良く言われるのは「自分で覚えなきゃどうにもならん。上っ面だけ教えてもしょうがねえからな」だそうだ。


 父さんの扱う魔獣は騎獣にするものが多く、気性の荒い魔獣も多いためになかなか仕事場に連れて行ってはもらえない。少なくとも小型魔獣に攻撃されるようじゃ無理だそうだ。


 まぁ、確かに小型魔獣だから痛いってだけですんでいるがこれが中型魔獣だったらと思うと背中が寒くなる。怪我する程度ならいいけど下手したら無くなるだろうから。


 いつかは僕だって父さんのような魔獣師になるんだ!ククッカで躓いてる訳にはいかない!絶対に馴らしてやる!


「いってぇええーーーーー!!」


「なに遊んでんだ?」


「遊んでないよ」


「・・・・・ククッカ追っかけまわして何したいんだ?」


「抱っこして撫でられるようにならないといけないんだよ」


「・・・・・・そうか」(嫌われて逃げられて、更に追っかけまわして嫌われてるようにしか見えんが・・・)


 ヴァウリゲル

 ニハールの父・名の知れた魔獣師だが頑固な偏屈者としても知れている。魔獣が人間を選ばなければ貴族だろうと王族だろうと騎獣としては渡さないが、その騎獣の能力は他の同種とは雲泥の差。

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