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閑話 父と子の初対談
会話仕様
蒼焔暴走対策です
「お初に御目にかかります」
「あぁ」
「単刀直入にお聞きします。なぜ母上にあのような事をなさりました?」
「・・・」
「あまりにも母上に対し非道な行いと思いますが?」
「・・・」
「言い訳すら出来ませんか?」
「出来ないな」
「そうですか。では灰になってください」
「待て、とりあえずその炎を消せ」
「母上に頂いた炎で逝けるのですから幸せですね」
「アオから受けるならいいがお前からでは逝けぬな」
「アオ・・・・それが母上の本当の名ですか」
「そうだ。我が最愛の・・・・」
「戯言ですね。最愛の者に対してなさる所業ではありません」
「わかっている・・・わかっているさ。だが・・・・逢いたかっただけだ。再びアオに逢えるなら何を犠牲にしても良いと・・・・そう願っただけだ。それがまさか・・・・・アオ自身に向くとは思わなかっただけだ。・・・・逢えるのに。同じ世界にいるのに・・・・逢えない。逢いに・・・・行けない。そんな事をすればアオは・・・・」
私の脳内でキレまくっている蒼焔くんを落ち着かせるには会話式にするしかなかったのです。




