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帰宅

 リーアが家に帰るとターニャが迎えてくれた。


「おかえりなさい。お嬢様」


「うん。ただいまターニャ」


「お食事の前に湯浴みなさいますか?」


 いつもならそんな事は言わないが今日は気になったようだ。確かにちょっと服が汚れている。洗っているときは気をつけていたけどホワイトラビィを抱っこしていたときには気をつけようが無いから汚れてて当たり前だしね。


「そうするね」


「カバンはお部屋に持って行きますよ?」


 ターニャ、私はそんなに汚いのか?暗にそのまま「歩き回るな」と言われた気がするのは気のせいなのだろうか?きっと気のせいだ、きっと親切心だよ。そうだよね?


「うん、じゃぁお願い」


 何も気付いてないという笑顔でカバンを渡してお風呂に行く。お風呂といっても浴槽があるわけではなくニハールの家同様大きめの盥と水甕があるだけの部屋だ。トイレとは別々だし、洗濯に使う場所も別にあって純粋に湯浴みをするだけの場所なのでお風呂とリーアは思うことにしてるのだ。


 もっと大きい屋敷にはちゃんと浴槽付きだったりするのかな?もしや、王宮とかじゃないとないのか?湯に浸かるという文化すらないとは思えない。というか思いたくない。もしそうだったら自分で作るか?あ、サルとかカピバラとか温泉入ってると可愛かったな。


 そんな事を思い出しつつ湯浴みを済ませると丁度アリーが降りて来たところだった。


「お帰りなさいリーア」


「ただいま母様」


 お互いに笑顔でそういうとちょっと早めの夕食になった。


「今日はどこまで行っていたの?」


 いつもは神殿か図書館にいる事を知っているはずのアリーがそう聞いてきたので「まさかばれてるのか?」と思いつつなんでもないように答える。


「図書館で本読んでました」


 そのまま英雄達の物語が面白かったとかどこかの国のこんな風景が見てみたいだとか言ってみるとアリーも知っていた事のようでニコニコと聞いてくれている。


「リーアとっても楽しそうね?」


「楽しいです。いろいろな本が読めるし、レラプスもいますから」


 もともと本を読むのは好きだったしこちらの本は全てがファンタジー要素の多い小説のような感じで読めてしまうので読みやすい。まぁ、歴史や地理で出てくる名称は覚えるのがややこしいので苦手なのだが。


 レラプスに関してはアリーに対しては隠しても仕方ない。もちろん外に連れ出してもらってるなんて言わないけどね。


「それに今日は面白い事があったので」


 ホワイトラビィを思い出しながら言うとアリーは「なぁに?」と聞いてくるが「内緒」と言うとちょっとむくれた顔をしてきた。


 うん、一児の母がする顔じゃないとは思うんだけど。可愛い系な顔立ちなので様になっているというかなんというか。


 ちなみに今日の夕飯はパン・サラダ・ポトフ・肉料理(ローストビーフに似たもの)だった。



だんだんサブタイがおざなりに・・・orz

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