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仕様変更のお知らせです

PV30000超え・ユニーク6000超えました。読んでくださる方本当にありがとうございます。


お気に入りにしてくれている方もいるようで書いている励みにもなりますm(。。)m

 家に帰るとアリーとターニャがダイニングの方から出てきた。


「お帰りなさいお嬢様」


「お帰りリーア。今日は早いのね?」


 いつもより早い帰宅にアリーは微笑みながらそう言ってくる。


「ただいま母様、ターニャ。なんだか眠たくなっちゃったのお昼寝してきて良い?」


 今にもダイニングへ呼んで一緒にお茶を飲もうとしているだろうアリーにそう言うと残念そうに頷いた。


「そうね。お勉強ばかりじゃ疲れちゃうものね。もちろんいいわよ」


 神殿に行き始めてからすでに2週間ほどたっていた。その間、朝食を取った後に神殿へ行き昼にも帰らずに日が暮れない程度の時間まで帰ってこないのだからかなりの勉強漬けに見えたのだろう。どことなくほっとしているように見える。


 8時から16時くらいまで勉強するのが普通だった感覚はこちらにはどうも勤勉にみえるらしい。


 あれ?小学校ってもっと早くに帰るんだっけ?はるか昔過ぎて忘れたわ。入学は6歳超えてればしてるはず・・・だったような?まぁいいか。

 

「ターニャ、お部屋にお水持ってって良い?」


 頼むとすぐにトレーにコップを乗せて来てくれた。受け取ろうとすると笑顔で「お部屋まで持って行きますよ」と笑顔で言われ一緒に部屋まで行った。




「さてと」


 ターニャが下まで降りたのを足音で確認してから薬草を並べる。全部で27・・・・枚って言うのか個って言うのか?それとも27つ?束というほどではない・・・・まぁいいか。とにかくやってみよう。


 『薬剤生成』と念じてみる。ブラシはそれで出てきてたし声に出すとなんかマヌケっぽいから。


 結果反応無し。


「あれ?」


 思わず首をかしげる。ブラシは出たのに?・・・あ、あれは生成魔法で・・・薬剤は・・・・うゎ!


 なんとなく手を見てみたらいきなり神殿の時みたいに魔法一覧が読み上げられる。今度のは「~覚えた」というのはなかったから覚えている魔法・・・・・・という事なのだろう。たぶん?


 なんていうかいきなり声が頭に響くって心臓に悪いよ。もういっそ目で見れるようにならないかな。その方が確認もしやすいし。


 「仕様の変更が行われました。以後は一覧が表示されます」


「・・・・・・・・・・・・・・・はぃ?」


 素で固まった。人間驚きすぎると固まるって本当にあるんだな。初めて経験しちゃったよ。仕様変更ってなんだこれ?やっぱゲームか?ゲームなのか??いやでもかれこれ6年以上いるんだし現実のはずだよ・・・ね?


「あぁ・・うん。まぁいいや」


 人間諦めって肝心ですよね。気にしちゃいけないそんな不思議世界なんだよね。きっと。


 気を取り直してもう一回手を見ると一覧が本当に出てきましたよ。一覧表。透明なんだけど文字として見えるっていうか。・・うん。キニシチャイケナイ。


 で、肝心の「薬剤」はっと。


 道具生成「薬剤」


 あぁ、なるほど「薬剤生成」じゃないから反応しなかったと。


 ではっと『道具生成・薬剤』と念じる。結果「生成できませんでした」


 また失敗、一覧の『ブラシ』と『薬剤』を睨むように見る。


 何が違う?あれ?そういえば『ブラシ』って?一覧をもう一度見てみる。


「そうか・・・道具生成では「材料が無い」ってなったんだ。ん?でもさっきは「生成できませんでした」って事は数は足りてる?」


 うーん?と悩んでも薬なんて作ったこともなければ作ろうと思ったこともない。しかも魔法。魔法ならちゃちゃっと出来ちゃえよ?とか本気で思う。


 まぁでも考え付くと言えば乾燥させるかすり潰すくらいだろうが魔法と言うからには一発で決めてほしいのが心情なんですよ。


 すり潰すのは道具がないから無しとして、乾燥はどうするか正直天日干しのが良いのか影干しのがいいのかわからない。魔法で乾かしたりとかってできるのかな?


 火は部屋に燃え移ったりしたら危なすぎるし火傷したくもないので却下。水は乾燥とは真逆だし、風はどんだけ時間かけるのか?土にしろ無いだろ?光とか闇も論外かなー?


「あ、逆に考えればいけるのか?」

 

 ふと、思いついた事を実行してみる。


  

 

 誤字訂正いたしました。


 ×焼けど →  ○火傷


 ×スキル →  ○魔法

(スキルなんて使ってなかったのについスキルって書いちゃいましたorz

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