初級魔法
PVとユニークの意味をようやく知りましたorz
思いのほか読んでいただいてるようでありがたい限りです。
さっそく次の日から神殿へ行ってみる。
初日は馬車に乗っていったがこれから何回も行くだろうから馬車は使わない。アリーは使っても良いと言っていたが馬車は揺れるしお尻が痛くなるので出来れば乗りたくない。
なので二日目からはお散歩とお使いも兼ねてということで歩きで行っている。
お使いといっても銅貨10枚=10エル(こちらの通貨)を渡されて神殿にいる間に飲み物(1エル程度)飲んだり食事(パン1個2エル~3エル、サンドイッチになれば5エル~8エル)にほとんど使ってしまうのでせいぜいパンを数個買えるくらい。
貨幣価値としては銅貨100枚で銀貨1枚なので恐らく銀貨100枚だと金貨1枚なんだろう。金貨は周りで使われてないので正確にはわからない。
神殿の書庫で読めたのは「始めての契約獣~ペットに最適・心の癒し」「初級魔法4属性編」「初級魔法応用編」「伝説の英雄ケイファス」「プローリクス王国ガイド」「薬草図鑑」「第36期・神官学校卒業生」などなど。
最後のはいったい誰が置いたんだ?とか思うけど小学校や中学校の卒業アルバム思い出して結構楽しめる。
なかでも、目立っていたのはリーオスという生徒だったようだ。
「初めての契約獣」書かれていたのは比較的大人しい妖獣や魔獣についてだった。
ウサギに似た魔獣や妖獣が出ていたが違いが分からなくて読み進めてみたが違いに関することはどこにも書いてなかった。
「初級魔法4属性」はその名の通り、火、水、風、土の初級魔法について。
火魔法は「ファイア」「ファイラ」「ファイガ」とかではなかった。
いっその事RPG等で使ったことあるような呪文であってほしかったなぁ。と思いつつ長ったらしい心構えを流し読みしていくと・・。
魔法とはイメージによる魔力の具現であり、使い手によるイメージが最大の武器である。
詠唱はイメージの固定を成すものであり、使い手によって千差万別である。
要約するとこれだけの事を数ページにも渡って書かれている。しかも、「火のイメージはこうしてみると良いよ!」みたいな事も数ページに渡りそれが残りの3種でも同様で「初級魔法4属性」は終った。
「初級魔法応用編」も前半は似たり寄ったりってところだった。後半に至っては「火が出せるようになったら種火にして火を熾せるようになります」だの「風が出せるようになるとホコリを集めやすくなります」だの「水が出せるようなると喉の渇きが潤せます」だの「土が出せるようになったら小さな穴も塞げます」だの。それでいいのか?というか応用になっているのか?と疑わしいものばかりだった。
なんだろう?魔法の教材とも呼べるものじゃなかったんだろうか?




