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私の夫は鼻先零ミリ  作者: 鴉野 兄貴
聖女と魔女と勇者と眼鏡

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人生『なんとかなるさ』

 夫はすっかり陽が昇り切ってから目を覚ました。

普通なら死ぬ。確実に死ぬ。この世界の森の野宿で火を絶やすのは自殺行為だ。


 彼は目をこすり、火の消えた焚火に気づいた。

「なんだ。今度から火なんてつけなくても大丈夫だな」おいっ? あたしはもう嫌だぞッ?!

あんなことやらこんなことやらそんなことやらなんて嫌すぎる。しかもこっちは公開プレイ状態なのだ。


「なんか、スッゲースッキリしてるけど、これは夢子の愛の力に違いない! 」あんた、昨日見た夢覚えていないのか。あたしは覚えているぞ。死ね。

「なにが? 」あ~。う~。ううううう。なんでもない。

疲れない身体って便利なのかも知れない。というか心が疲れると言いたいのだがこちらもイマイチ解らなくなってきた。


「さっさと行くか。寄り道が増えてすまない」ううん。今回は私の酔狂で始まったことだしね。

「さっさと魔王を倒してだな」うん。

「朝日や未来に謝って」そうそう。特に未来が気になるわ。

「お父さんやお母さんは何処かには行かない」……って言っちゃったもんね。私たちは。

「だなぁ。それからたっぷり」それ以上妄想するなぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


 愚かな妄言や妄想を垂れ流されても全部わかってしまう魔法の眼鏡。

バカな夫の尻を叩く手すらない。私は『真実の眼鏡』遥夢子。

勇者の瞳を守り、力を与えて共に進むものである。

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