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死に損ないは笑う  作者: 真咲 タキ
第2章 冒険者見習い篇
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逆転の発想

 アリスはジンを背負ってひたすらワープパネルを目指して走った。

 次から次へとゴブリンが押し寄せ、ジン達が通った後には幾重にも重なる死体の山が築き上げられた。


 ジンは迫り来るゴブリン達にウィンドブレードを叩きつけ、アリスの進む道を確保した。


 腕を振るう度に赤い液体がジンの服を汚した。


 ゴブリン達は怒りの形相を浮かべてジン達に迫り来る。


 死を恐れない軍勢がその力をジンの抹殺に注いでいる。


 しかし、いくらゴブリン達が押し寄せても、なぜかいっこうにジンとアリスの侵攻を止めることができない。


 ゴブリンの振るう刃は確かにアリスを捉えたはずだった。

 しかしアリスを切ったと思った瞬間、ゴブリンは背後にジンとアリスの背中を見ることになる。


 シルバを切ったと思った瞬間もなぜか空振りをした状態になってしまう。


「ジン、何がおこってる?」


 アリスが尋ねた。


「アリス、君には始めてみせる魔術だけど、驚いたかい?」

 ジンは尋ね返した。


「実はね、ぼくはあまり魔術がうまくないんだ。だから魔法回路をぼくの周りにしか引き延ばせない。だから君に頼んだんだよ、ぼくを背負って走ってくれと」


 そう、ジンはアリスに背負ってもらうことによって、ゲートの魔法をジン、アリス、シルバの3人にかけることに成功していた。


 それにより、敵の攻撃はゲートによって回避され、ジン達はワープパネルに向かって侵攻することができているのだ。


 アリスは前に進み、シルバが侵攻をサポートし、ジンが敵の攻撃から味方を守る。これがジンの策の一つだった。


 ジン達はただひたすらにワープパネルを目指した。


 ギャギャーー!


 ギャギャーー!ギャギャ

 ゴブリン達も必死になって迫り来る。


 そしてついにジン達はワープパネルに到着した。


 ジンはアリスの背から降りて、ワープパネルに手をかざし、魔力をパネルに流し込んだ。そしてパネルが光りを放って、ワープが完了する間際、ジンはファイヤーボールをゴブリン達に放った。


「これで終わりだ!ゴブリン!」


 ジンが言葉を残して1階にワープを終えると、ダンジョン内に大きな振動が伝わって壁全体がガタガタと震えた。


 ゴブリン達の苦しみの声が、ダンジョン内にこだました。

 アリスは何がおこっているのか、その時は分からなかった。


 …………………………











 アリスが説明を求める視線をジンに向けると、ジンは1度うなづき、語り出した。


「アリス、君は気づかなかったかもしれないけど、奴らの罠は実は大きな欠陥があったんだ。

 ゴブリンは僕らを閉じ込めて殺すつもりだったけれど、閉じ込められていたのは奴らも同様だったんだよ。


 しかも、奴らはワープパネルを使えない。

 逃げられるのは僕らだけだったんだ。

 それにあの部屋はガスが発生していた。

 ガスが僕らが戦っている間にあの閉ざされた空間の中発生し続けたなら、どうなる?


 ガスは溜まっていたんだ。火さえあれば爆破してしまう程にね。


 そこに僕は火をつけた。

 それがこれの真相さ」


 ゴブリン達は怒りのあまり後退する手段を残していなかった。


 死を恐れない軍勢は死を恐れないことによって撲滅されたのだ。

案はあるのですが、書いている余裕がありません。申し訳ないのですが、このファンタジーはここで一区切りとさせていただくかもしれません。


すいません。

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