29ロマノフ王朝の財宝資産運用と現在の兵器開発状況
東京に戻った私は早速ロマノフ王朝の財宝の使い道を考えた。金塊の密輸事態は茜が執事の善十郎に頼んでみると言っていた。茜は善十郎の孫らしい。
そうすると、もしかして善十郎さんも忍者?
それはともかく、私は資産運用計画を考えた。今後、ニューヨークダウはウナギ登りに上昇する。一方、日本は日露戦争債権、関東大震災などのおかげで株は散々な結果だ。
そこで、ニューヨークダウインデックスに投資する事にした。自分で稼いだ金だと、ちょっと怖いけど、棚ぼたの資金なら、意外と平気でやれるな。
確か、3倍以上に株価が高騰する。最も世界金融恐慌で暴落するけどね。
皇女は毎年金を5tずつ渡してくれると約束した。何でも金は800t程持ち出したそうだ。マジらしい。彼女の分も足すと、年10tになる。彼女らの5tも無駄にしちゃ駄目だよね?
私は金塊を担保に4倍の資金を三菱や三井、住友から借り入れる事にした。
合計10tの金塊は時価約1,320万円、米ドルで660万ドルに相当する。これをアメリカの涼宮銀行支店経由で架空口座をあちこち作って、4倍程度の信用取引を行う。1929年までに積立投資でえぐい金額のお金が儲かる。最も、1925年当たりから徐々にマネーロンダリングしながら日本に戻そう。当然、スイス銀行経由になるか。
毎年金塊は5t手元に残るし、良い方法だよね。半分の5tは現金化して皇女に送金しないといけないな。皇女も馬鹿ではない。毎年と言う処が上手い。こちらは裏切れないからね。
おそらく、72の法則で言うと1929年には1億ドル以上になるな。約2億600万円、現在のお金の価値で約5,200億円、いや、銀行から金の価値の4倍借りて、アメリカのゴールドマンサックスとかの証券会社から信用取引で4倍、16倍の計16億ドル以上か。いやいや、元の金塊はそのまま手元に残るし、その価値も世界金融恐慌以降は爆上がりするし、美味い。確か1930年から僅か三年で1.5倍位だった筈だ。
あ! 皇女の金塊売らなくても、銀行から借りたお金を渡しとけば、金塊は全部手元に残るよね? 銀行の発想って、多分、こんな感じなんだろうね。
1930年に我が社は16億ドル、円換算は約2倍だから32億円位、令和の価値だと1兆円超の位かな。
意外と少ないと思うかもしれないけど、1930年当時の日本の国家予算は約15億円位だから、日本政府年間予算の二倍以上の資産となるよ。計算していて、ニマニマが止まらないよ。
ここで我が社が提供する日本帝国の兵器関連のまとめをしておこう。
電気事業部
陸海軍用通信機は独占
海軍の装備としては以下通り。
5式指揮管制支援システム(C4I)
3式射撃管制装置(艦隊統制射撃の管制用)
3式射撃指揮装置(FCS)
3式対水上操作レーダー
2式水中探信儀
1式赤外線暗視装置
通信機器はトランジスタ式に更新済。もうじき集積回路、IC( integrated circuit )チップが完成する。その後はCPU用Z80もどきを開発して、デジタルコンピュータを完成させる。これは何とか1935年位をめどにしたい。スマホのプログラムの知識が役に立つと信じたい。
ミサイルは既に海軍工廠の高木さんがロケットを実用化しそうなので、5年以内に完成しそう。
その他、リチウムイオン電池の開発、大規模コンデンサーを開発し、航空母艦用電磁カタパルト開発を実現化させる。
電子関連そのものはこれ位。
自動車事業部
先日の第一次世界大戦参戦の影響で、急遽中戦車を開発した。戦車砲はちょうどいいのが無かったので3式軽戦車と同じビッカースのQF1、通称ポンポン砲を改良し30口径から46口径へと強化した、砲弾をAP弾(徹甲弾)とHE弾(「HE弾」とは、High Explosive(榴弾)の略で、着弾時に炸裂して破片をまき散らし、広範囲にダメージを与える砲弾・爆弾の一種。低い貫通力だけど、装甲に当たると炸裂して乗員にダメージを与えたり、非装甲部分(履帯、対空砲など)を破壊したりするので有効な性能)の混合とした。46口径化は高木さんに丸投げし、 AP弾と装甲の知識も無償で教えてもらった。代わりに原子爆弾の話をしといたら快く教えてくれた。ちょっと怖い、まさか完成させないよね?
試製中戦車
全長, 4.6 m
車体長, 4.6 m
全幅, 2.2 m
全高, 2.3 m
重量, 10.5 t
懸架方式, リーフスプリング方式ボギー型
速度, 50 km/h(整地)
25km/h(不整地)
主砲, 37mm砲 赤外線自動追従式射撃管制装置連動
砲身長, 1,706.5mm(46口径)
副武装, 7.7mm 重機関銃 ×1
装甲, 砲塔・車体 前面 50 mm砲塔・車体 側面 40 mm
エンジン, スバル製4ストローク空冷対向4気筒ガソリン
200 馬力
乗員, 4 名
現在、量産化と20t級を開発中。更に主砲用に HEAT弾(High-Explosive Anti-Tank弾、対戦車榴弾)を開発中。成形炸薬の原理を利用し、爆発のエネルギーを一点に集中させて超高速の金属流を噴射することで、戦車の厚い装甲を貫通する特殊な砲弾。遠距離でも貫通力が落ちにくく、装甲車両だけでなく、地上の建物などにも有効な多目的弾となる。AP弾、HE弾と共に試製中戦車、3式軽戦車にも搭載可能。
20t級の主砲は海軍の古い80mm砲をもらって来る予定。日本は貧困、勿体ない精神です!
3式軽戦車
3式歩兵戦闘車
昴式トラック
航空事業部
民間用スバルリーゾナルエアー
乗員:パイロット1名
定員: 5名
長さ: 12 m
翼幅: 16.m
高さ: 3.7 m
重量: 1,200 kg
最大重量: 1,900 kg
発動機:スバル麦2型、240馬力
最高速度: 150 km/h
航続距離: 1,200 km
陸軍には五式戦闘機を納入済で、木製で複葉機だが寿1型空冷星型9気筒(500馬力)発動機搭載、最高速度290 km/h、7.7 mm機関銃二挺と、この時代では十分な性能、と言うよりぶっ飛んでいる。襲撃機型もあるよ。
海軍に空母がまだないから今は水上機のみ。
そんな矢先、海軍と陸軍共同の原子炉開発の話を耳にして、ゾクッと血の気が引いた。
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